アーティストの競演が新たなアートを生み出す「リボーンアート・フェスティバル 東京展 そこで何が起きていたのか?」

青木陵子+伊藤存 浜と手と脳, 2017 撮影:後藤秀二 

 今年の7月22日から9月10日まで、宮城県石巻市・牡鹿半島を中心に開催された東北初のアート、音楽、食の総合芸術祭〈リボーンアート・フェスティバル2017〉。国内外の多彩な現代アーティストが参加し、現地でも好評を博した同イベントから、石巻市・牡鹿半島での展示を再構成してワタリウムで展示する。

 2011年3月11日の東日本大震災から6年。海岸に高さ約6メートルもの巨大な防潮堤が建設されている牡鹿半島。甚大な被害を受け新しく生まれ変わろうとするこの地で、アーティストたちは何を見、どんな思いを作品に託したのか。石巻の市街地や牡鹿半島の豊かな自然の中で繰り広げられたさまざまなアートの試みは、どんな光景を生み出していたのか。本展では、その光景を追体験することができる。

 本展では、宮永愛、名和晃平、青木陵子+伊藤存、カールステン・ニコライらの作品展示と、チン↑ポム、JR、増田セバスチャンらのドキュメントを展示。計31組のアーティストの作品が集う。

 また、会期中は関連イベントとして食事会やお茶会など、総合芸術祭ならではのイベントも実施(要予約。詳細は公式サイトにて)。
 現地に行けなかった人も、展示を通して“復興の今”を見つめてみては。

リボーンアート・フェスティバル 東京展 そこで何が起きていたのか?

【会場】ワタリウム美術館 
【期間】開催中〜12月10日(日)
【時間】11〜19時(毎週水曜は21時まで延長)
【休】月曜(12/4は開館)
【料金】大人1000円、学生(25歳以下)800円
【問い合わせ】03-3402-3001
【交通】銀座線 外苑前駅より徒歩8分
【URL】http://www.watarium.co.jp