劇作家・横山拓也が2012年に大阪で立ち上げた演劇ユニットiaku『逢いにいくの、雨だけど』

 


 iakuは劇作家・横山拓也が2012年に大阪で立ち上げた演劇ユニット。


 その作品は暗黙のうちに差別的なものとして扱われる職業や場所、性的なマイノリティーなど正面からは取り上げにくい題材に切り込んだもので、らせん階段を上がるがごとく、緻密な会話をじっくりと重ね、見る者は、いつの間にか登場人物たちの葛藤に立ち会っているような感覚に陥る。


 本作は「許すこと/許されること」をテーマにしたちょっと重いお話。幼少期に大きなケガを負わせてしまった側と負った側が約30年ぶりに再会し、その時に負わせてしまったケガについて語り合う。


 現在、新型コロナの影響で「会いたくても会えない」とか「会わない」といった状況に何となく慣れてしまった時代に「会って会話をする」ということの重みを改めて考えさせられる。



iaku『逢いにいくの、雨だけど』
【日時】4月17日(土)~25日(日)(月曜休演)
【会場】三鷹市芸術文化センター 星のホール(三鷹)
【料金】全席指定 前売 一般3800円、当日 一般4300円/U-25(25歳以下)前売2000円、当日2500円(当日身分証明書提示)/高校生以下 前売・当日とも1000円(当日学生証提示)/早期観劇割引(17~18日)、平日昼公演割引(20・22日14時)は各500円引き
【問い合わせ】三鷹市芸術文化センター(TEL: 0422-47-5122=10~19時。月曜休館 〔HP〕https://mitaka-sportsandculture.or.jp/geibun/
【作・演出】横山拓也
【出演】尾方宣久(MONO)、異儀田夏葉(KAKUTA)、橋爪未萠里、近藤フク(ペンギンプルペイルパイルズ)、納葉(劇団献身)、松本亮、川村紗也、猪俣三四郎(ナイロン100℃)