川嶋あい、羽田空港で代表曲を弾き語り「ひとりでは走り抜けられなかった」

ギャラリーの商品を手に取り微笑む川嶋

 同じく空港には、優れたデザインと機能性を備えたメルセデスの逸品を購入できるギャラリーも展開されている。スーツケースやアロマキャンドル、シートベルトを模したおしゃれなバッグを見て楽しんだ川嶋だが、普段は車を運転することはなく、免許取得がプライベートな目標だそう。お気に入りの場所である動物園へは知人の車で行くことが多いという川嶋は、チーターやライオンなどの獰猛な動物が好きだという。意外な一面が垣間見え、会場からは驚きと微笑みにも似た温かい声が上がった。

 収録では、8月20日にLINE CUBE SHIBUYAで開催するライブ『Ai Kawashima 20th Anniversary〜820〜』も話題に。喉の不調が続き、毎年行っていた8月20日公演を今年で最後にするという決断に至ったが、これまでの道のりを振り返り「初めての渋谷公会堂(現・LINE CUBE SHIBUYA)ライブから10年くらいは、1曲1曲を歌いきることに精一杯でしたが、後半は演出面も考えられるようになりました。20年という期間、決してひとりでは走り抜けることはできませんでした。これまで応援してくれた皆さんへの感謝の気持ちを精一杯届けられる日にしたいです」と語った。

 渋谷での路上ライブをきっかけに、アーティストの道を歩んできた川嶋あい。収録終了後には、「あの時、路上ライブをやっていなかったら、今の道筋はたどれなかったと思います。大切な心の故郷でもあり、いつでも自分を奮い立たせてくれるのは、路上ライブでの情景でした。ひとりでは達成できなかった目標に向けて、真夏の暑い日も、冬の寒い日も、雨の日も雪の日も歌い続けました。路上で出会った人々の支えがなかったら、絶対にここまで来られなかったです」と、デビュー前の思い出を改めて振り返った。