チームラボ、京都駅近くに国内最大の常設ミュージアムを10月にオープン! 新作や国内未発表作品も展示

グローバルに活動を展開しているクリエイティブ集団「チームラボ」が新しい常設ミュージアム「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」を10月7日にオープンする。延べ面積1万平方メートルの国内最大のチームラボのミュージアムで、オープンに向けて新しい作品や日本では未発表作品を制作中だという。
オープンを控えた8月5日、作品の一部が報道陣に公開された。
そのひとつが浮遊する巨大な彫刻「Massless Amorphous Sculpture」で、現在、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビの「チームラボフェノメナ」と米フロリダの「アートセンター」で展示されている作品。「環境が現象を生み、その現象が存在を創る」という「環境現象」をコンセプトにした作品で、数本の柱が立てられた青白い空間のなかで、普通の石鹸と水、空気だけが作り出す作品だ。
レインコートを身に着けて作品の中に入ると、泡に包まれたかと思えば、一気に視界が広がり、真夏の雲のような大きな彫刻が出来上がる。それが風に飛んで、次の瞬間にはまた別の姿になっている。ふと足元を見れば自分が雲海を歩いているようにも思えて、神秘的で美しく、かつ楽しい、そして同じ瞬間は二度とないチームラボらしい作品だ。
この日は他にも、空間のなかでボールが浮き上がったり転がったりしながら縦に横に移動しながら形を作っていく生きているような「Morphing Continuum」「鳥道」、大きな花が誕生し枯れ再び生まれ、花に触れることでインタラクティブに動き出す作品、人気シリーズのひとつ「呼応するランプの森」も公開された。
「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」は、京都・大阪を基盤とする複数の企業とともに京都駅東南部エリアの市有地に新たな価値を生み出す創造・発信拠点となる施設の設置・運営を行う、京都駅東南部エリアプロジェクトの一環で整備されるもの。
チケット販売がスタートしている。