ハンドボール男子日本代表「彗星JAPAN」がフランスの強豪PSGに23-30で敗戦。藤坂尚輝が両チーム通じて最多の8得点

彗星JAPANのトニー・ジローナ監督(撮影・田中伸弥)

 試合後の会見でジローナ監督は「スタートは良かったです。しかしその後ミスが多くあって、それがPSGのチャンスになってしまい9ゴール連続で失ったという場面があった。タイムアウトを取りましたが、いったん勢いがついたPSGの勢いは止められなかった。後半は非常に集中的にリメイクができたというふうに思っています。後半に関しては、岩下選手のナイスセーブというのがあって、それで防げたゴールというのもあった。試合は60分で判定されるものだと思いますが、後半に限っていうと自分たち、日本代表が勝ったという印象を受けている」などと試合を振り返った。

 藤坂については「確かに8得点しました。しかしシュートが決まらなかった場面が5回あったし、3回ボールを失ったということを考えると、16ゴールのうち8得点という見方もできる。しかしクオリティーの高い選手。ただ改善すべき点もある。特にディフェンスの部分ですね、それからゲームの方向性に関して、さらにはチームを率いる、そういった能力も彼には求められているかと思います。 それを改善するためには、今夜のような試合を毎週する必要があると思います。しかし非常に能力が高い選手なので、またヨーロッパに行って、活躍するような、それくらいポテンシャルの高い選手だとは思っています」などと評した。

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