天海祐希「大杉漣さんは『キントリ』メンバーの中にいてくれる」でんでんは大杉さんの言葉を明かす「生きてるか分からない、と」

 

 劇場版『緊急取調室 THE FINAL』の初日舞台挨拶が12月26日、都内にて行われ、俳優の天海祐希、田中哲司らキャスト陣と常廣丈太監督が登壇。一同がドラマシーズン1~2に出演していた故・大杉漣さんを偲んだ。

 2014年1月より4シーズンにわたりテレビ朝日系列で放送され人気を博したドラマの劇場版。可視化された特別取調室で厄介な被疑者たちと対峙する、捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の奮闘を描く。

 公開延期、再撮影を経て迎えた初日に感激しつつ、主演・天海を筆頭に仲の良さが伝わるトークでファンを盛り上げた一同。「このメンバーがそろうのはこの日が最後」とあって、ドラマシーズン1~2に出演していた故・大杉漣さんを偲び「ここにいると思う」と感慨深げ。

 田中哲司は「僕らの中にはぬぐい切れない、漣さんがいる。この映画も見ていると思います」。でんでんは「ここにいると思う」と自分の隣を示しつつ「『キントリ』を一番好きなのは漣さんだった。シーズン2が決まったとき“(放送を)再来年じゃなくて来年にしろよ”って怒ってたんです。“生きてるかどうか分からないんだよ”と言ってたんです」と明かし「漣さんが(映画を)見たら“やったね、天海さんおめでとう!”と喜んでくれていると思います」。

 それぞれが大杉さんへの思いを語り、最後に天海も「ものすごい数の人のおかげで公開できた」とファンや関係者、そして大杉さんに感謝。「これからもこのメンバーは仲良くしていくので。このメンバーの中に漣さんがい続けてくれると信じています」と語り、最後は観客と一緒に、恒例の掛け声「うぇ~い!」で締めくくった。

 この日の登壇者は天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、佐々木蔵之介、石丸幹二、でんでん、小日向文世、常廣丈太監督。

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