柄本佑、豪華共演陣に「癖が強すぎ」渡辺謙が反論「あんただってよっぽどだよ」

撮影・上岸卓史

 映画『木挽町のあだ討ち』(2月27日公開)の舞台挨拶が26日、都内にて行われ、俳優の柄本佑、渡辺謙、長尾謙杜らキャストと源孝志監督が登壇。柄本と渡辺が豪華出演者の「癖の強さ」を語り観客の笑いを誘った。

 永井紗耶子による同名時代小説を映画化。美談として語られるある青年の仇討ち事件の真相を、関わった人々の話から紐解いていく時代劇ミステリー。

 さまざまな人々の話から、仇討ち事件の真相を突き止めていく主人公・加瀬総一郎を演じた柄本は、共演陣を見渡し「一人ひとりの癖が強すぎて…それぞれ違う短編を撮っているんじゃないかと思うほど。この一人ひとりと相対して丁寧に芝居ができるのは役者にとって素晴らしいことなんですけど、終わった後にぐったりと疲れるんですよ(笑)」。

 原作にない主人公を演じた柄本は、源監督がモデルとしてイメージしていたという『刑事コロンボ』から役作りのヒントを得たと振り返りつつ、仇討ちの真相を知るべく訪れた森田座の面々に「360度囲まれる場面は印象的でした。見るたびに“癖、癖、癖…”と感じるくらい濃い(笑)」。

 するとすかさず渡辺が「癖が強いって言うけど、あんただってよっぽど癖が強い」とツッコミを入れつつ、「変なヤツばかりなんですよ。世の中から外れて芝居小屋にたどり着いたようなヤツばかり。そんな面々を束ねる…というより包み込むような…『七人の侍』の志村喬さんをイメージしていました」と自身の役作りについて明かした。

 さらに渡辺は、芝居小屋のセットについて「残念ながら『国宝』のほうがすごかったんです。歌舞伎座なので(笑)」と笑いを誘いつつ「でもこれは江戸時代なんです。江戸時代の歌舞伎ってこうだったよな、というイメージの劇場を作っていただきました。僕らはこの小屋で芝居をしているんだというイメージがすぐ湧いてきました」とリアルなセットを絶賛。

 この日は「一度誓いを立てたら成し遂げるまで帰れない」という「仇討ち」になぞらえて、今年成し遂げたい目標を一同が回答。

 柄本は「小学校の卒業文集にも書いた“映画監督”。長編映画を成し遂げたい」と映画監督デビューを宣言。すると北村一輝も「編集やプロデュースなど、映像に関わる新たなことに挑戦したい」。それぞれ目標を掲げるなか、渡辺は「一昨年から昨年は人生最大に働いたので、今年は“堕落した大人”としてのんびりしたい」と答え笑いを誘っていた。

 この日の登壇者は柄本佑、渡辺謙、長尾謙杜、北村一輝、瀬戸康史、滝藤賢一、高橋和也、正名僕蔵、山口馬木也、イモトアヤコ、沢口靖子、源孝志監督。

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