「1本のドラマが日韓両国を近づけた」来日ユン・ソクホ監督が日本の『冬ソナ』ブームを振り返る

 

『映画 冬のソナタ 日本特別版』(3月6日公開)の特別先行上映が2月26日、都内にて行われ、日本語吹き替え版声優を務めた俳優の田中美里と、来日したユン・ソクホ監督が登壇。ユン・ソクホ監督が日本での『冬ソナ』ブームを振り返った。

 ペ・ヨンジュンとチェ・ジウが主演した大ヒットドラマ『冬のソナタ』を、韓国ドラマ制作陣が日本の劇場公開用に4Kで特別編集した映画版。

 日本でも2004年に地上波で放送されるや、社会現象的ブームを巻き起こした、“韓流の原点”といわれる作品。

 ユン監督は「私も今日、映画館で初めて見ました。実は途中から劇場の隅っこで皆さんと一緒に見ていたんです。最初から見たかったんですけど飛行機が遅延してしまって」と明かしファンを驚かせた。

 日本の『冬ソナ』人気について聞かれるとユン監督は「当時、日本ですごく人気があるらしいと伝え聞いてはいたんですけど、どれほど人気なのかは知らなかった」と振り返り、実際に来日した際の熱狂的な歓迎ぶりに「予想外のことでした。私の人生において忘れられない事件と言えます」。

 さらに「当時、人から聞いたのですが、ある政治家の方が“我々政治家は、いつも日韓両国が仲良くなるように頑張ってきたが、ドラマ1本がこんなにも両国を近づけてくれるとは”と驚きつつ、ヒットを祝ってくれたとか。1つの作品が文化的にもこんな力を発揮できることを示せたと思います」と笑顔。

 1400分もの映像を約2時間の映画として見事に再編集した本作に、日本語吹き替え版でチェ・ジウが演じたユジンの声を務めた田中も「あんなに素晴らしい映像の数々があるドラマが、どうやったら2時間になるんだろうと思ったんですけど…2人の心情がより濃く出ていて。ドラマを知っている人にもギュッと詰まった宝物のような作品になっていると思います」と称賛。

 この日は「チュンサン、今まで気づかなくてごめんなさい…」というドラマの名台詞を生で再現した田中。一方で、映画版でお気に入りの台詞がカットされていたと残念がると、ユン監督は全体的な流れを見てカットしたと解説しつつ「この先も、映画を見た方から“あのシーンを入れてほしかったのに”と何度も言われることになると思います(笑)」と言い会場の笑いを誘った。

 最後にユン監督は「『冬ソナ』は初恋の記憶を再び取り戻す物語です。20年前、皆さんが感じてくださった初恋の記憶を今回また取り戻していただければ」とファンに感謝していた。

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