今年のカンヌ国際映画祭は日本が席巻!? 日本人監督の2作品はNEONが配給!
期待が高まる!パルムドール受賞作6年連続配給のアメリカ大手が日本の2作品を獲得済み
今年も5月12日から23日まで開催される世界最高峰の映画祭、カンヌ国際映画祭。第79回を迎えるカンヌだが、メインのコンペティション部門はペドロ・アルモドバル、アスガー・ファルハディ、クリスティアン・ムンジウらの新作を含む21本が選出された。
日本からは、是枝裕和監督作『箱の中の羊』、濱口竜介監督のフランスと日本で撮影された『急に具合が悪くなる』、そして深田晃司監督の『ナギダイアリー』という3作品がコンペ部門に選出。ある視点部門には、岨手由貴子監督の『すべて真夜中の恋人たち』が、カンヌ・プレミア部門には黒沢清監督の『黒牢城』がそれぞれ選ばれ、なんと計5本の日本人監督作品がカンヌのオフィシャル・セレクションでワールドプレミア上映されることになった。
他にも日本絡みでは、アウト・オブ・コンペティション部門で上映されるNEON製作、ニコラス・ウィンディング・レフン監督のスリラー『Her Private Hell(原題)』が東京で撮影が敢行され、忽那汐里や西島秀俊が出演している。
パラレル・セクション(並行開催)の監督週間(Directors’ Fortnight)では、門脇康平監督のアニメ映画『我々は宇宙人』が選出。韓国人監督チョン・ジュリ(『あしたの少女』)がメガホンを取った『Dora(英題)』も選ばれ、安藤サクラがキム・ドヨンと共に主演を務めている(同作は韓国・フランス・ルクセンブルグの共同製作)。
昨年まで、6年連続(※)でカンヌの最高賞パルムドール受賞作品のアメリカ配給を手がけているのがNEONだが、中でもポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』(19)と『ANORA アノーラ』(24)はアカデミー賞作品賞に輝いている。今年のコンペ作品でも『箱の中の羊』と『急に具合が悪くなる』、ナ・ホンジン監督、ファン・ジョンミン、マイケル・ファスベンダー主演のSFスリラー『Hope(英題)』、アルチュール・アラリ監督作『The Unknown(英題)』、クリスティアン・ムンジウ監督の『Fjord(原題)』という5作品のアメリカ配給権をすでにNEONが獲得しており、日本人監督のいずれかの作品が栄冠に輝き、来年の賞レースを席巻する可能性もありそうだ。今年のコンペ部門の審査員はパク・チャヌクだ。
ちなみに、是枝監督の作品がカンヌで上映されるのはこれが10作品目で、『万引き家族』(18)はパルムドールを受賞。アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされた(米配給はマグノリア)。濱口監督の作品がコンペ部門で上映されるのはこれが3度目で、『ドライブ・マイ・カー』(21)はカンヌで脚本賞など3部門を受賞。アカデミー賞では作品賞や監督賞など4部門にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞している(米配給はヤヌス・フィルムズ)。

