間もなくフィナーレ!SSFF&ASIA2026グランプリ作品『スピーディ!』が、完璧だった件!見逃すな!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 黒田勇樹です。

 カプセル兵団超外伝 アクティブイマジネーション朗読劇『ゾロアスター 〜イラン・ペルシア神話〜』が21日に無事終了いたしました。多くの皆さんにお越しいただき、ありがとうございました。振り返るとあっという間っぽいですが、濃密な4日間でした。

 燃え尽きてしまったので、しっかり充電してから次に進みます。

 では今週も始めましょう。

ジョージ・ルーカス アワード グランプリ『スピーディ!』ジイン・オ監督

 沢山のショートフィルムが各国から集まり、様々なジャンルでのコンペティション。そしてさらにその中から選ばれるグランプリにあたる「ジョージ・ルーカスアワード」に選ばれた作品『スピーディ!』を観ました。

 速読をテーマに置き、それを学んでいく少女の物語なのですが、わずか18分弱。ラブコメ、ファミリーストーリー、ヒューマンドラマ、ホラー、サスペンス、そしてサクセスストーリーとシンデレラストーリー、全部やってのけてました。

 しかも、一切の破綻なし。

 速読のために、目や舌の筋肉を鍛えるシーンは画としてもとても面白く、ストーリーの中でも重要なパーツなので、眼も脳も観ていて飽きない。
 少女の「恋心から速読に熱中する」シーンも、なんというか少女漫画的で、筆者世代のおじさんならついていけない「おいおい」と、ツッコみたくなるようなテンポなのですが、この作品のそれはスッと入ってくる。
 多分、主演の少女の演技力と、監督の人間性がなせるワザなんだったと思います。
 監督ジイン・オさんは、リアル会場のクロージングでお見かけしたのですが、非常にチャーミングで飾りっ気がなく、グランプリ受賞のスピーチの際もとてもナチュラルに反応されつつ、素敵なコメントをされていました。
 この作品がグランプリをとったことで、その他上映作品244本全てが報われたというか、コンペティションとして考えると「いい大会だった!」と思える、そんな作品でした。

 オンライン会場も、そろそろフィナーレを迎えますが、様々なプロジェクトはまだまだ進んでいき、きっと来年も再来年も開催されることでしょう。
 また、こういった素敵な作品に出会えることを楽しみにしながら次回を、待とうと思います。
 それにしても、面白かった。きっと観たら目と舌の体操したくなりますよ。
 オンライン上映は今月末まで。見逃すな!

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23
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