本木雅弘「向いてない…」撮影でもらした一言に「これが大スター」黒沢清監督が感嘆
映画『黒牢城』の初日舞台挨拶が6月19日、都内にて行われ、俳優の本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子らキャスト陣と黒沢清監督が登場。真摯に役と向き合う本木の姿に黒沢監督が脱帽した。
第166回直木賞と第12回山田風太郎賞ほか史上初4大ミステリー大賞を制覇した米澤穂信の傑作同名小説を映画化。
主人公の武将・荒木村重を演じた本木は冒頭「映画が“公開”になり“航海”に出ると、もっとああすればよかった、と僕の“後悔”も始まるんです」とダジャレを交えて苦笑しつつ、トークではMC顔負けの進行ぶりで共演陣から次々と話を引き出し、柄本佑も「本木さん(話を)回すのが上手い(笑)」。
この日は「刀ではなく言葉で斬る時代劇」という海外の絶賛評にちなみ、一同が「斬られた(印象的な)言葉」のエピソードを披露。
本木は「黒沢監督に、撮影スタイルの好みを伺ったら“僕は主人公をギリギリまで追い詰めて解放するのが好き”とおっしゃっていて…改めて聞くとすごい言葉。役者たちもそのように追い詰められるけど最後に解放がやってくる」と黒沢監督の言葉を振り返った。
一方の黒沢監督も本木の一言を上げ「あるシーンでカットをかけた後、本木さんが“向いてない”と言ったんです。ものすごい衝撃でした。まず“向いてない”と正直に言葉にするのがすごいな、と。大スターってこういうことなんだなと思いました。そして、荒木村重とはそういう人だったんだろうなと思いました。部下の前で殿様としてふるまいながらも、自分は向いてないと思い続けた人」と語り、戦国の世に葛藤しながらも自らの道を貫いた村重と重なる本木の姿勢に感嘆。
本木も「そのことにもがき苦しんだ撮影でした」と振り返りつつ、監督の演出に救われたと語り「皆さん、それぞれ難しい役だった」と共演者をたたえていた。
この日の登壇者は本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョー、黒沢清監督。






