香取慎吾、最新主演ドラマは初の東野圭吾の社会派サスペンス!死刑制度に挑む『うつろな十字架』 キーパーソンに赤楚英二

 

 香取慎吾がWOWOWの連続ドラマW 東野圭吾『うつろな十字架』(9月6日22時放送・配信スタート、全4回)に出演する。6月19日、同局が発表した。香取は、WOWOWの連続ドラマに初主演。東野圭吾作品も初主演となる。

 東野圭吾の同名のベストセラー小説が原作の、死刑制度に真正面から挑んだ渾身の社会派サスペンスドラマ。

 香取が演じる主人公・中原道正は、11年前に起こった人生を揺るがす“ある事件”を機に妻と離婚し、孤独と虚しさを抱えて日々を過ごしている男。 ある日、刑事がやって来て、中原の元妻が路上で何者かによっ て殺されたことを知らされる。犯人はすぐに逮捕されたが証言には不可解な点が多く、中原は元妻の死の真相を知るべく自分と別れてからの彼女の足跡をたどりはじめる。その先に11年前の事件から遠くさかのぼった“もう一つの犯罪”が浮かび上がって……。

 出演オファーを受けたことについて香取は、「日々、求めてくれる人がいるから自分の仕事があると思っているので、今回も誰かが求めてくれて、この役と巡り合えて、初めての方々とお仕事ができることをうれしく思っています。僕にはどちらかというと“明るく笑顔あふれる香取慎吾”というイメージ があると思うし、そういう作品と巡り合うことの方が多かったのですが、今回のように最初から“重い空気”を感じる場所に呼ん でもらえたこと、東野さん、瀬々さんというタッグの中に自分が入れることも、すごくうれしいです」と、コメント。

 演じる役については、「家族を殺された過去から立ち直れず、“光をそう 簡単に見ることができない”中原という役に、演じる側として魅力を感じます。簡単につかめない光を、つかもうとしているのか、 していないのか……変わるきっかけとなるスイッチさえも見えず、“変われない”というところがすごく現実的で、リアル」とのこと。「この中原という役、作品と出会い、知らなかった世界を知ったことで、撮影の合間に何気なく見るニュースも感じ方が変わってきて、生きる感覚が以前とは違っているよ うに感じます 」

 香取演じる中原と対峙するキーパーソン、 加害者家族側の重要人物・仁科史也を赤楚衛二が演じる。

 仁科は仕事熱心で患者からの信頼も厚い医で、家庭では妻と息子を愛する家族思いの夫だ。そんな彼のもとに義理の父が金目当てで通りすがりの女性を殺した との知らせが入る。仁科は、被害者の遺族に謝罪がしたいと申し出るのだが……。

「本当に難しいテーマ」と、赤楚。「僕がもし家族を奪われたら、犯人にも同じ目に遭ってほしいという気持ちより、自分が犯した罪と向き合ってほしいという気持ちの方が強いかもしれません。さまざまなニュースを見て、被害者家族の声明やインタ ビューを読みましたが、こればかりは本当に、ただ死刑にすればいいということでもない気がします。そういう答えのないことを ずっと考えられるところが、本作の特徴だと思います」と、コメントを寄せている。

 香取は、「重い内容の作品ではありますが、自分でも脚本を1話から読み進めていく中で、演じている中で、先々の展開に心を動かされるところがたくさんありました。あくまでエンターテインメント作品としてもぜひご覧いただきたいです。ドラマとして楽しんでもらいながら、皆さんそれぞれの心に触れる場所を感じてほしいなと思います」と、アピールしている。

 監督は、『ヘヴンズ ストーリー』 、映画『64-ロクヨン-』、『とんび』、『ラーゲリより愛をこめて』など超大作を次々と手掛ける名匠・瀬々敬久