中村倫也、板垣李光人を心配「会う前はかわいい子だな、と。最近は一癖あるなと」

 

 映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』(12月5日公開)の東京プレミアが19日、都内にて行われ、声優を務めた俳優の板垣李光人、中村倫也と原作者・武田一義氏が登壇。中村が板垣への「心配」を明かした。

 第46回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した武田一義による漫画をアニメ映画化。太平洋戦争の終戦を知らずに2年間パラオ・ペリリュー島で潜伏し続けた日本兵たちを描く。

 心優しい漫画家志望の主人公・田丸均役の板垣と、その頼もしい相棒となる吉敷佳助役の中村は、本作が初対面だったと言い、板垣が「“前にお会いしてましたっけ”という感じのフランクさで。僕が小学生のころによく遊んでくれていたお兄ちゃんに再会したみたいな感覚にさせてくださって。その壁の無さが田丸と吉敷の深い絆に生かされたと思います」と感謝すると、中村は「人見知りなんだっけ? オレ関係なく行っちゃうから。人見知りさせる暇もなく横に(笑)」。

 お互いの印象を聞かれると、中村は「会う前は“かわいい子だな”と。会ってみて“かわいくて良い子だな”と分かって、最近は一癖あると感じていて」と言い「勝手に心配してるんです。かわいいというイメージと“クセ”とのギャップに悩んでいないかなとか」と明かし、板垣は思い当たることがあるのか「その話、後でゆっくり聞かせてください(笑)」。

 板垣の“クセ”を魅力的に感じた様子の中村は「ご存じの方もいると思いますが、僕が一癖以上ある人間。もとが大分ひねくれている人間なもので、レーダーというか…」と笑いを誘いつつ「たまに“この人ずっと良い子だな”みたいな芸能の方がいるけど逆に落ち着かないんですよね、自分の煩悩を写し鏡で見せられているような気になって。でも、家で一人でいろいろ考えているんだろうなという片鱗が見えると落ち着く」と言い、板垣も「考えてますね」と答え、作品を通してすっかり意気投合した様子だった。

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