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土曜日のわちゃわちゃ〈黒谷友香の友香の素。vol.363〉

2023.11.01 Vol.Web Original


 皆さん、こんにちは!今日から11月ですねぇ。もう、あっという間過ぎてホントですか
!? って思います(笑)

 7月からパーソナリティをさせていただいているABCラジオ土曜日やんなぁ?も始まってはや3月。元アスリートの青木愛ちゃん、フリーアナウンサーの谷尻萌ちゃんと一緒に東京タワーが間近に見える浜松町のスタジオから関西へと放送しています。毎週土曜日、13時から15時45分までの生放送。世代の違う女子3人が集まってわちゃわちゃと話している番組は、リスナーさんからもまるで女子会のようで楽しいと言っていただいています(笑)

 3人とも関西出身。私は大阪、2人は京都なので番組では皆んなが関西弁。愛ちゃんはまだまだ若い30代、萌ちゃんはキャピキャピの20代。え、私はって?ハイ。私は華の40代。話しているとお互いに世代間ギャップに驚いたりすることもあり、良い刺激になります。それがエキスとなって私は若返っています(笑)番組でアンチエイジングなのだ‼︎

 愛ちゃんは大阪在住なので毎週東京に通っているのですが、先週の土曜日は、なんと大阪のスタジオにいる愛ちゃんとリモートで生放送を行いました! パソコンの画面越しの愛ちゃんといつもの浜松町のスタジオにいる私と萌ちゃん。番組は滞りなく進み、便利な時代になったのを実感しましたが、やっぱり3人が集ってその場に「居る」のが良いんですねぇ〜。わちゃわちゃできるのも、顔を突き合わせてるからこそ!その大切さを感じた回でもありました。

 ちなみにradikoでも聴けるので是非チェックしてみてくださいね!

あの伝説の名作映画“セブン”の監督の最新作『ザ・キラー』が、やっぱり、とってもヤバかった!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2023.11.01 Vol.web original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 そろそろ寒くなるのかな?と思っていたら、いや実際、朝と夜はちょっと寒いんですが、どうやら今週末は夏日になるとか。

 ここ数年、同様、秋をすっとばして冬になるのかと思ったら、夏日!

 皆様、体調にお気をつけて。

 では、今週も始めましょう。

愛と平和と金とエンタメ、その絶妙なバランスを「さよなら ほやマン」から教えてもらった【徳井健太の菩薩目線 第186回】

2023.10.30 Vol.web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第186回目は、試写会について、独自の梵鐘を鳴らす――。

 

 11月3日に公開されるMOROHAのアフロさんが主演を務める『さよなら ほやマン』の試写会へ行ってきた。

 アフロさんとは何度かお会いしたことがあり、「今度ご飯でも行きましょう」なんて話していたのに、口約束になってしまっていた。ごめんなさい。なのに、アフロさんは、「よろしければ試写会に来ませんか」と誘ってくれた。

 宙ぶらりんのような状況で、「~~しましょう(しませんか?)」と声を掛けるって、とても勇気のいることだと思う。おまけに、僕は気難しそうな雰囲気があると思うから、いろいろとアフロさんに気を遣わせてしまったなぁと申し訳ないやら、声をかけられてうれしいやら。

 試写会は、なんだか優しい空間に包まれている。試写会に来る人は、基本的に関係者やメディアにたずさわる人に限られる。これから、この作品に愛を注いで大きくしていこうという人たち、あるいはこの映画にかかわって、ものすごく汗をかいた人たち――。まるで、我が子を見守るように見つめている。愛と平和の約2時間。

 お金を使っている人と時間を使っている人と筋肉を使っている人は、エンターテイメントに優しい。たとえばお笑いのライブ。映画と比べるのも恐縮だけど、お金も時間も使って、そのライブに足を運んで、たくさん笑って、「面白かった」と言ってくれる。もちろん、中にはハズレもあるから、厳しく評すことだってある。お金や時間や筋肉(そこに来るまでの労力)を使っているんだから、「つまらない」と切り捨てたっていい。その感想は提言として、誰かの頭上に降りて来る。

 一方、無料で視聴することができるテレビとなると、なんだか優しさが消えてしまう。「もっと頭を使え」「○○はつまらない」などなど、その感想は上から目線で落ちて来る。

 どうして人は、お金を使わないものに対して厳しくなってしまうんだろう。逆に、どうして人はお金を使ったものに対して優しくなれるんだろう。愛を注いだ分だけ、思慮深さが生まれるのかもしれない。

 ネットニュースもそう。タダで読めるからなのか、やたらとコメントをしたがって、マウントを取りたがる。まるでお金を払って、時間を使って本を読んだかのように、あーだこーだと言いたがる。

 お金も時間も筋肉も使わない人のアドバイスや感想って、優しさがない。裏を返せば、優しさを育むためにはお金や時間や筋肉が必要なんだと思う。想像力は無料じゃないのだ。

 この世界でいろいろと仕事をするようになって、テレビはスポンサーさんがお金を提供してくれないと成り立たない世界だとしみじみ分かる。僕が若手だった頃、そんなことは一切分からなかったし、理解できなかった。お金=ギャランティー。その程度の認識しかないまま、芸人をやり続けていた。お金って直接的なお金と副次的なお金があって、後者の大切さを教えてあげないとダメだよなって、この歳になってようやく分かる。

 まだキャリアが浅い人には、お金の仕組みについて教えてあげた方がいいんじゃないだろうか。お金を出してくれる人がいるから、ライブやテレビに出ることができる。それってスポンサーさんだったり、足しげく通っているファンのおかげだよね。違う業界も、似たような構造があるはずだ。

 どれだけ面白いものを作ったって、それを表現できる場所がなければ、アンダーグラウンドで爆弾を作り続けているのと変わらない……かもしれない。別に、他者に感謝して芸を磨きましょう!みたいなことを偉そうに言いたいわけじゃない。そういう意識があるだけで、自分の選択肢って穏やかになるような気がするんだよね。

「丸くなったほうがいい」なんていう気はさらさらなくて、ふと立ち止まったとき、穏やかに考えることができるという選択肢を持つためにも、自分がいる世界の構造をきちんと理解しておくことはとても大切だと思う。

 お笑いだけを学ぼうとするなら、今はもうYouTubeにたくさん教科書になるような動画が散らばって落ちている。お笑いを教えるってことは、どうしたらウケるかだけじゃなくて、お笑いのシステムやお笑いのバックヤードも教えてあげないといけないんじゃないかな――なんてことを優しい世界を見て感じた。厳しさだけじゃ、もう想像力は育たない。

満月の夜には何かが起きる!スタイリッシュムービー『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』を観た!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2023.10.25 Vol.web Original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 先週の相談で交通事故の件を書かせていただいたんですが、励ましの声をたくさんいただくと同時に、勉強になったという声もいただきました。少しでも皆さんのお役に立ててうれしいです。

 とりあえず今は11月4日に初日を迎える、ボクらの罪団 第七犯公演『Island-売春島-』の稽古に励む毎日を送ってます。何度も恐縮ですが、ご興味のある方はぜひ。

 では今週も始めましょう

アクセラレイト & activate〈Girls² 小田柚葉の柚葉24じ 第60回〉

2023.10.24 Vol.web Original

こんにちは!柚葉です🍋🩵

冒頭に言っておきます!
今日のコラム中々盛りだくさんです!笑

まずは12/20リリースの「アクセラレイト」に関して〜〜!!
ソロジャケ写も全員のアー写も公開されましたが、みんなチェックしてくれましたか〜〜??
結構「え!? ゆずちゃん!? 誰かと思った!」っていうコメントを見かけました😂

だいぶ印象を変えたジャケ写かもしれないです!
なんと言ってもメンカラ水色カムバです!!笑
結構嬉しいのです!!
やっぱり私は水色だよなぁと自分で感じております笑

 
 
 
 
 
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まだ見てない方は是非見てみてくださいっ🩵

今回、4曲入りのEPとなっておりまして〜

「Rise&Shine」「どっち!?」
は既に先行配信がスタートしております!!
どちらも素敵な楽曲なので、是非聴いてみてください🎶
あと2曲はもう少し楽しみに待っててね〜〜😂

『音燃え!』で観た黒猫チェルシーさんが、僕はいまだに忘れられない【徳井健太の菩薩目線 第185回】

2023.10.20 Vol.web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第185回目は、ライブシーンを盛り上げるにはどうすればいいかについて、独自の梵鐘を鳴らす――。

 北九州のライブハウスへ行くと、『恥骨』というバンド名の3ピースパンクバンドのフライヤーを見つけた。どっからどう見てもハードコア系のバンドで、「どうして恥骨って名前にしたんだろう?」と、ずっと気になってしまった。自分の知らない場所で轟音を鳴らしているバンドって、もっと知られてもいいのに。インタビューなんかできたら、きっと面白いんだろうなと想像した。

 そういえば昔、ジュニアさんがMCをやっていた『音燃え!』という音楽番組があったことを思い出した。日本全国の高校生バンドの中から日本一を決めるというコンセプトのもと、毎回、さまざまな荒削りの高校生バンドが登場していた。

 その中で、高校生とは思えないカリスマ然としたパフォーマンスと華を放つ、一組のバンドを見た。画面越しに映る「黒猫チェルシー」は、あまりに圧倒的な存在感で、まるで売れる気配のない芸人だった僕は、「こういうバンドが売れていくんだろうな。どんな風に売れていくんだろう」なんてワクワクしてしまった。人のことを考える余裕なんてないのに、ワクワクさせてしまう。やっぱり音楽って最高だよなって、テレビを眺めていた。

 数年後、タワーレコードだったかTSUTAYAだったかへ行くと、目立つ場所に「黒猫チェルシー」と掲げられたポスターとアルバムが並んでいた。「あれ? なんか見覚えあるな……あ! あの番組で見た彼らか!」。着実に売れるための階段を上っている彼らを見て、まるで遠い親戚のおじさんのように、「がんばってね」なんてつぶやいてしまった。

 お笑いもそうだけど、音楽も売れるまでのプロセスを共有することができる世界だ。でも、お笑いに比べると、なんだか音楽の世界は、その背中がずいぶん見えづらくなってしまったように感じる。

 子どもの頃や青春時代って、ライブハウスシーンで有名だったバンドやアーティストが深夜番組で取り上げられて、次第にメディアを介して羽ばたいていく――そんな姿をよく目撃していた気がする。ネクストブレイクの期待のアーティストを知る接点がそれなりにあって、『イカ天』や『えびす温泉』のようなオーディション番組も少なくなった。

 お笑いも『GAHAHA王国』のような勝ち抜き番組があって、若手が羽ばたいていくムーブがあった。音楽とお笑いはどこか似ていて、期待の新人を発見できる、そんな場があったから、僕もミュージシャンを目指すか、お笑い芸人を目指すかで迷っていたのかもしれない。

 でも、いつからか音楽の世界から、そうした番組を見かけることはなくなってしまった。

 ライブハウスシーンで注目を浴びているようなアーティストや、よく分からないけど活きのいいアーティストを見ることができるようなコンテンツって、そんなに需要がないんだろうか。

 たとえば、フットボールアワーの後藤さんや、バイきんぐの小峠さんのような音楽愛にあふれた人が、ライブハウスシーンで話題になっているアーティストを深掘りするとか、音楽好きの若手芸人が実際に地方のライブハウスまで足を運んでロケをしたりとか、現在進行形の音楽のかたまりみたいなものを知ることができる番組があったら、個人的には激推しコンテンツなのに。

 成長の過程を共有できるような音楽番組って、潜在的ニーズがあるような気がするだけど、ないのかな。たまたま見ていた番組から、めちゃくちゃ面白いネタが流れてくる。これも奇跡的な偶然体験だけど、めちゃくちゃかっこいい音楽が流れてくる方が、五感がざわつく。そういう飛び上がる体験って、むしろ今の時代にこそ求められている気がするんだけど。あくまで、気がね、気が。

 コロナ禍で、さまざまなライブハウスがライブ配信をするようになったそうだ。実際に訪れて体感する方が臨場感という意味では特別だろうけど、遠い場所で暮らしている行きたくても行けない人にとっては、新しい体験の仕方だよね。

 だったら、各ライブハウスに協力を募り、ライブハウスの店長さんが映像を提供しながらおすすめバンドをプレゼンするなんてこともできるんじゃないのだろうか。昔より、知らない場所でとんでもなくかっこいい音を奏でている人を知る機会は多いはずなのに、なかなか伝わってこない。

 あるミュージシャンの人と話す機会があって、お笑いと音楽の違いについて、僭越ながら意見を交わしたことがあった。そのとき、お笑いは横のつながりがあるけれども、音楽は強い横のつながりはなくて、同じパイを取り合う以上、ライバルになる。だから、徳井さんのように、「〇〇って言う若手芸人が面白くて、これから売れると思うみたいなことが言いづらい」と話していた。

 なんとかならないんだろうか。音楽が好きな関係者の皆さん、もっと光を当てられる方法を一緒に考えません?

男性27歳「交通事故に遭われたとか。大丈夫ですか?」【黒田勇樹のHP人生相談 135人目】

2023.10.18 Vol.web Original

こんにちは、黒田勇樹です。

 TOKYO MXで放送されている「妖ばなし」が残り3話で完結します。あ、100物語を完結するっていう企画ですので。

 振り返ると僕も7本、監督させていただきました。現在、期間限定で、過去作も見逃し配信されていますので、ぜひご覧ください。

 今週は久々に人生相談です。では始めましょう。

THE RAMPAGE 浦川翔平、中目黒の最新映えスポットでウワサの一枚麺の肉ボナーラと出会う 〈BUZZらないとイヤー! 第61回〉

2023.10.17 Vol.Web Original

THE RAMPAGEのパフォーマーとして活躍する一方で、DJ Sho-heyとして、TikTokerとして、日々バズることについて思いを巡らせている浦川翔平が、BUZZの中心に乗り込んだり、その兆しを探りながらBUZZのワケを探る連載企画「BUZZらないとイヤー!」。今回はLDH JAPANのお膝元・中目黒! 本格的なパーティーシーズンの到来を前に、翔平さんの縄張りに上陸したウワサの映えスポットを偵察してきました?(撮影・齋藤日南子)

 いよいよ秋が本気を出してきて少し前までの暑さはどこへやら。日中も夜帯も出かけやすい季節になりました。それに合わせてイベントごとも続々。今月末にはハロウィーンが、それが終わると街はクリスマスイルミネーションで輝き始めます。それと同時にパーティーシーズンも到来。飲食店もさまざまな工夫を凝らして、ゲストを迎えます。

 そんな中、話題の店が中目黒に上陸。「BUZZらないとイヤー!にぴったりのお店が……」と、ライブの準備やMA55IVEのレコーディングにと相変わらず動き回る翔平さんを引っ張りだしました。

 目的のお店は「Meat&Cheese Forne」。東急東横線/東京メトロ日比谷線の中目黒駅からは女性の足でゆっくり歩いても、例え駅前の横断歩道で信号につかまったとしても3分とはかからず、EXILE TRIBE STATION(LDH JAPAN 所属のアーティストのグッズなどが揃うショップ)からは息を止めて歩いても到着できるぐらいの距離です。

 待ち合わせの時間通りに到着した翔平さん。「この場所、なんか……既視感がある」とつぶやきながら店舗へと向かいます。

「Meat&Cheese Forne」は9月にオープン。新宿にも複数の店舗があり、シカゴピザやチーズで人気を集めています。中目黒にはチーズとお肉を堪能できるお店として登場。フォンデュなどチーズのおいしさを楽しめる料理、グリルなど肉料理、パスタなどメニューも豊富です。

 なかでも豪快な「映える」メニューは人気で、これからのパーティーシーズンの盛り上げ役になりそうです。火山が噴火しているような「ミートソースのボルケーノパスタ」、たっぷりのチーズが流れ出る「シカゴピザ」、そして名物の「一枚麺のサーロイン肉ボナーラ」! いずれのメニューもインスタなどSNS上でもよく見かけます。

「長く住んだし、仕事でも来るし」と中目黒は慣れたエリアですが、「だからプライベートでは離れて生活しちゃってますね」と翔平さん。中目黒にいても会社の周辺で過ごすことが多いそうです。窓の外を眺めながら「最近は駅の方までなかなか来ないから新鮮!」と新しい発見もできそうです。


窓の外には東急ストア、店の前のオレンジジュースの生絞り自動販売機に「あんなのあるんだあ」と翔平さん

 マネージャーの野村直樹さんとイケメン店員に笑顔で迎えられて通されたのは中目黒の雑踏を見下ろす窓際の席。

「食事の用意ができるまでにいかがですか?」と勧められたのは映えるフルーツソーダ。キウイ、ストロベリー、ラズベリー、レモン、マンゴーといった豊富なラインアップのなかから、翔平さんは「これはいっぱい果肉系ですか……うーん」と、しばし迷った末にマンゴーをチョイス。「マンゴー、好きなんですよね。インドカレーを食べる時もマンゴーラッシーですし」


「えー、かわいい。おいしそうなおフルーツのおジュースの…お信号!」……ってどういうレスポンス? イチゴと迷ったとのことで映え意識で追加注文

「すごいですね、これ! 見た目がすごい! 下の方にはシロップみたいなのが入ってて……すっきりしてて、いいな」と、お気に召したよう。

「フルーツは全般好きなんですけど、特に好きなのがマンゴーとイチゴ、メロン」だそう。「自分がフルーツ好きだからとライブがあったりすると親族が楽屋にフルーツを差し入れしてくれるんですけど、メンバーが全然食べないので自分で食べてるんですよ」なんて話をしているうちに、一品目が到着。

もう、女の子だけのものじゃない!アニメ映画『プリキュアオールスターズF』を息子と観た!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2023.10.11 Vol.web original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 真夏から急に秋、そして冬に突入しそうな気配を感じる今日この頃です。

 現在、11月4日に初日を迎える、ボクらの罪団 第七犯公演『Island-売春島-』の稽古中なんですが、涼しくなると稽古が順調に進みそうな気がします。あくまで感覚的なものですが。

 先週も書かせてもらったんですが、多分、今年最後の「俳優 黒田勇樹」になると思いますので、ご興味のある方はぜひ!

 では今週も始めましょう。

将来世代のために、今なすべきことは何か?【長島昭久のリアリズム】

2023.10.10 Vol.web original

 私たちは、こども達にどんな未来を残せるでしょうか。

 こどもの貧困や児童虐待、いじめ、不登校、教育機会の格差、若い世代を追い詰める奨学金の返済など、こども・子育てを取り巻く環境をこのままにしておくわけにはいきません。このままでは、こども達が大切な未来を失ってしまう!

 私は、この10年、焦る思いで、こども子育て政策に取り組んでまいりました。

こども達の「未来保障」に取り組んだ10年

 国内で子育て政策で頑張っている明石市(泉房穂市長=当時)や和光市(松本武洋市長=当時)、福岡市(高島宗一郎市長)などに足を運びました。里親さんとして何人ものこども達を育て上げたご夫妻のお宅にも伺いました。

 児童養護施設のクリスマス会や運動会には毎年お邪魔しています。また、国会でも、塩崎恭久元厚労大臣から引き継いで「児童養護・虐待防止のための超党派議連」の会長として、児童福祉法の改正やこども基本法の制定に取り組みました。

 そして、5年前、“世界で最も子育てしやすい国”フィンランドにも自費で視察に行きました。そこで見学した「ネウボラ」という子育てファミリー・サポート事業は、目から鱗と共に涙が出るほど感動的な制度でした。

 フィンランドの子育て家庭の98%が利用している無償のシステム「ネウボラ」は、昨年で創設100周年を迎えましたが、妊娠から出産を経て子どもが就学するまでの約7年間を、一人の保健師さん(かかりつけ)が健康診断を通じて家族丸ごと(親も兄弟姉妹も一緒に)ケアする仕組みです。7年間も同じ保健師さんが家族と接するわけですから、気軽に愚痴も言えるし、悩みや不安の相談もしやすく、家庭の中で親でも子でもリスクが生じたら、その保健師さんが早期発見、即対応で、責任をもって適切な専門的支援につなげてくれるから安心なのです。

 たしかに、似たような「切れ目のない伴走型」の子育て支援の仕組みを“日本版ネウボラ”と呼んで導入している自治体はありますが、一番の肝である「かかりつけの保健師さん」が一定期間同じ家庭をケアする真のネウボラ制度は、未だこの国にはありません。

リスクを抱えている子育て家庭は、総じて社会から孤立しがち

  たとえば、1歳半と3歳時に行う(法定)乳幼児健診。この健診会場に現れない親子が全国平均で約5%います。それ以外の95%の家庭は大丈夫だから、で済まされる問題ではありませんね。3~5歳で幼稚園にも保育園にも通っていないこどもの数も全体の約5%です。この5%の家庭こそが、リスクを抱えて地域コミュニティから孤立し、もしかしたら児童虐待など厳しい環境に置かれている可能性があり、緊急に支援を必要としているのです。

 就学前の幼児期における教育投資の重要性を訴えるノーベル経済学者ジェームズ・ヘックマン教授の言葉を借りるまでもなく、日本には「三つ子の魂、百まで」という諺があるように、幼児期における成育環境は、こども達の成長に決定的な影響を与えます。この頃の逆境体験が発達障害を引き起こしたり、心に深い傷を残したり、虐待の連鎖につながってしまうとされます。親子の愛着関係がとても大切な(妊娠期から)幼児期においては、どんな境遇に生まれたこどもでも「家庭的な養育を受けられるようにすべし」というのが、平成28年の改正児童福祉法の基本ビジョンで謳われていますが、この理念を制度として徹底せねばなりません。

確実に成果を挙げるフィンランドの「ネウボラ」制度

  そこで、このネウボラ制度なのです。ネウボラ保健師さん(もちろん、保育士さんでも研修を受けた子育て経験豊富な保育ママでもいいと思います)が、親御さんが不安や悩みを抱える妊娠期から0~2歳までの「不安定な3年間」に、効果的なサポートを提供してくれるはずです。じっさい、児童虐待によって失われるこどもの数は、日本では年間60~70件(政府発表。これに対し、小児科学会では年間300件以上あるとしています)ですが、ネウボラの母国フィンランドでは、年間0.3件(つまり、3年に1人!)なのです。

すべては、こども達の未来のために

  今年の4月、こども家庭庁が創設され、こども関連予算が増額されましたが、どちらかというと、これから生まれてくるこどもへの支援メニューに偏った印象です。たしかに、児童手当の所得制限撤廃や、貧困率5割超のひとり親家庭への支援拡充、大学生や専門学校生への給付型奨学金拡大は、こども達の未来を保障するための大事な施策です。

 しかし、私は、すでに生まれて来たこども達を大切に育てることにもっと光を当てるべきだと考えます。増加するゼロ歳児の虐待死、こどもの自殺を未然に防ぐためには、孤独な育児など困難を抱えた親御さんへの手厚い支援が必要です。年末の「こども大綱」策定に向け、こども達の未来のために、真のネウボラ制度を全国に根付かせることができるよう、政府与党の中で全力を傾けて参ります。

 

ありがとうBiSHロス芸人。アインシュタイン稲ちゃんは、やっぱり男前なんだ。【徳井健太の菩薩目線 第184回】

2023.10.10 Vol.web original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第184回目は、「BiSHロス芸人」について、独自の梵鐘を鳴らす――。

 9月21日に放送された、『アメトーーク!』の「BiSHロス芸人」をご覧になった皆さま、ありがとうございました。そして、今もまだ心のどこかにBiSHがとどまり続けている皆さま、一緒にがんばりましょう。

 どの番組に出るときも緊張感を抱えているけど、『アメトーーク!』となると、いつも以上に心臓がバクバクしてしまう。自分が好きなこと、自分が思い入れを抱いているものについて話す――、それってとても責任をともなうものだから。

 端から見ていると、好き勝手なことを言っているように見えるかもしれない。だけど実際には、公共の電波を使って、自分の思いを吐露したり、誰かの思いを乗っけて勝手に語ったりすることは、ものすごく神経を使う。結局のところ、自分が思っていることをそのまま吐き出す以外に解決策はないと分かっていても、うまく吐き出せるのか怖くなる。

 だからなんだろう、無事に終わったときの安堵感と言ったらない。自分が思っていたことを伝えることができ、収録そのものも皆さんのおかげで盛り上がったという実感があると、めちゃくちゃうれしいんです。

 興奮冷めやらぬまま、収録終わりにBiSHロス芸人の面々とお酒を飲みに行った。『アメトーーク!』収録後の飲み会でお酒を飲んでいると、いろいろなことを思い出す。ももクロ芸人として登場したものの、ももクロのヒストリーをうまく伝えることができずに後悔ばかりが頭によぎった反省酒。蒙古タンメン中本芸人として登場し、五明(グランジ)や向さん(天津)と夢が叶った歓喜酒。そして、前回の「BiSHドハマり芸人」でアインシュタインの稲田が放った覚悟酒。

 あの日、稲ちゃんは、「なんで、もっと頼ってくれないんですか? 今日の収録で『稲田頼むぞ』って言ってくれたら、もっとボケたし……俺、もっとやれますよ」と、酒を飲みながら話していた。

 少年マンガの主人公みたいなことを口にしていた稲ちゃんは、もちろん、今回の「BiSHロス芸人」にも名を連ねていた。

 をよぎり、今日の収録前は、4年前に放送された「BiSHドハマり芸人」のときのことを思い出していた。

 よく覚えている。

 BiSHロス芸人たちと、「今日の収録は良かったですね」なんて話をしながら、ノブさんの近況を聞いていると、あっという間に1時間くらいが過ぎた。そろそろお開きという雰囲気が漂うと、稲ちゃんが突然、「前回飲んだときのことを覚えてますか」と口を開いた。

「めちゃくちゃ覚えている」と、ノブさんも俺もうなずいた。覚えているどころか、ずっと気になっていた。

「だから、今回、僕は自分から前に出たんです」

 そう稲ちゃんは思いを吐き出した。収録中、「今日の稲ちゃんはものすごくボケるな。かっこいいなぁ」と感心していた。そうじゃなかった。前回のことを稲ちゃんも覚えていて、その思いに決着をつけるための今日の収録だったんだと思うと、僕たちは泣いていた。

 前回の反省を自分で越えていく。分かっているけれど難しい。できない。でも、稲ちゃんは4年越しで実現させた。あのときの忘れ物を取り戻したんだなって。

 飲み会が始まって、本当はすぐにでもその話を切り出したかったと思う。だけど、調子を合わせて一緒に笑って、ここぞというときにぶちまける。やっぱりアインシュタイン・稲田直樹は、男前だなと思った。本番前に、「あのときのことを覚えてますか。だから、今日は自分で攻めます」と伝えることだってできたはずなのに。心に秘めたものを抱えながら収録中、ずっと一人で戦って、俺たちを盛り上げてくれていたんだって思うと、言葉にならない。ありがとう、稲ちゃん。あなたは戦士です。

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