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格闘家イケメンファイル Vol.30 トレンディMMA 檜山勇斗(ひやまゆうと)

2015.08.10 Vol.648

 高校時代から格闘技界ではその名が知られていた檜山。それは息子を格闘家にしたかった父親の英才教育(?)のたまものとか。

「ずっと空手をやっていた父から5歳ぐらいの時に空手を教えてもらったのが、格闘技を始めるきっかけですね。最初は空手の道場に入ったんですけど、しばらくすると格闘技の道場に入って、その後今度は柔術の道場にも入りました。それもすべて父親の影響です。というか、僕を格闘家にしたいと思った父親にそのころは操作されていたんだと思います(笑)」

 スタートが空手ということは打撃系?

「空手から入った割には寝技のほうが好きです。打撃はまだまだ向上させなければと思っています。柔術は相手が完全に負けを認めるから気持ちいい。打撃やキックでKOすると、相手は倒れるだけじゃないですか。でも関節技で決めると、相手は自ら負け宣言しなきゃいけないので、勝った感があっていいかなと(笑)。向こうに敗北感を味あわせたいというのもありますけど。自分が逆に、関節技でギブアップして負けたら、ものすごい敗北感ですからね」

 そんな負けん気の強さを持つ檜山だが、意外にも試合前は弱気になることも。

「練習よりも試合のほうが楽しいんですけど、リングに上がるまでが嫌な感じなんです。なんで試合をやるのかなって(笑)。割と目立ちたがりなので、リングに上がったら、その瞬間から高揚感があって、試合が終わるとすぐにまた試合したいと思うんですけど、試合が決まると、なんで試合するって言っちゃったのかなって(笑)。相手も怖いし、緊張で逃げ出したいと思ってしまう。試合の1週間ぐらい前からは、ずっと緊張です。対戦相手に関しては一応は研究しますが、あまり気にしすぎないようにしています。先入観を持たずに、いつも通りの自分が出せればいいと思って試合に臨んでいます」

 プロ格闘家とともに、普通の大学生という顔も持つ。

「毎日大学とジムの行き来ですね。ちょっと前まではテニスサークルに入っていたんですけど、総合格闘技と柔術の2つのジムに通っていて、格闘技ばかりやっているので、時間がなくてあまりサークルに行けなくなってきた。それ以外は…家でごろごろしてテレビを見るぐらいです。バラエティーとか…。ほんと、趣味とかないんですよ。自分は細々と生きているような人間なので、逆に格闘技をやっていることで、救われています。格闘技をやっているおかげで周りからも認めてもらえることもあるし、そのおかげで結構社交性も身についたんじゃないかと思います。格闘技をやっていなかったら、どうなっていたか…。多分、全然生活は違っていたと思います。もともと学校でもクラスの隅っこにいるようなおとなしい性格だったので全然目立たない暗い子だったでしょうね」

 8月23日にはディファ有明で「ZST.47」に出場する。

「対戦相手は初のオーストラリア人。外国の選手とやること自体、プロに入って初めてです。今度の選手は特に日本人と違って勢いが凄いので、最初のプレッシャーが多分半端ないんじゃないかと思っています。ですから、最初から打ち負けないようにしたい。先に自分が引いたらヤバイかなという感じなので、最初にペースを持っていかれないように気をつけたい。相当アグレッシブに来ると思うので、自分も派手に動き回って、分かりやすい試合をしたいです。地味な試合をしてもお客さんは面白くないと思うので、格闘技に詳しくない人にも感銘を与えれるような試合をしたいと思います」

 そんな檜山の将来の夢とは。

「まず、ZSTでタイトルを取っていないので、タイトルを取りたい。取ったら、海外でも活躍できたらなと思います。日本でも盛り上げていこうと頑張っていますが、世界には盛り上がっている所が多くあるので、そういう所でやれればいいですね。そして将来的には指導者など、格闘技に関わっていきたい。痛いとか、辛いだけじゃなくて、楽しい部分もたくさんあるということを多くの人に伝えたいです」

長島昭久のリアリズム 国家と安全保障を考える(その八)

2015.08.10 Vol.648

 靖国問題を完結させるにあたり、私の解決策を提示したいと思います。まず断っておかねばならないことは、私は「東京裁判史観」には立たないということです。東京裁判は事後法に基づくものであり、罪刑法定主義に反しています。インドのパール判事が喝破したように、これは勝者によって一方的に敗者が裁かれた正当性の疑わしい裁判です。よって、私たちがA級戦犯だとか、B級、C級などという分類に振り回される必要はありません。靖国問題の解決策として「A級戦犯分祀」という議論がなされますが、次はB級、さらにC級へと波及してしまうに違いなく、意味を見出せません。

 私は、少なくとも満州事変以降、国策を誤り、国際秩序から大きく脱輪して行った戦争の指導者は、軍人であれ文民であれ、靖国神社にお祀りする理由はないと考えます。私はことさらその指導者たちの失敗を咎めようというのではありません。戦争を指導して兵士を戦地に送った高位高官は基本的に畳の上で亡くなっています。畳の上で亡くなった人々は靖国神社に祀られないのが原則です。「昭和殉難者」の中には、軍人でもない廣田弘毅元首相や松岡洋右元外相ら、本来は靖国に縁もゆかりもない文民までが紛れ込んでしまいました。

 ですから、前回紹介したように、厚生省からA級戦犯の祭神名票が靖国にわたった時、当時の筑波藤麿宮司は、「戦争指導者を靖国に祀ることは明治以来の靖国の伝統を壊すことになる」と考え、合祀を見合わせました。同時に、そのまま放置するのも忍びないということで、日本に関わる戦争で命を落とした方々の魂を「怨親平等の精神」に則り敵も味方もおしなべてお祀りしようと「鎮霊社」を建立し、昭和殉難者をそこに祀ったのです。

 私は、ここで、国家のために命を捧げた方々をお祀りするという国家的事業を一宗教団体に丸投げしてきたことの異常さについて、改めて問題提起したいと思います。戦後70年を経て、過去幾度か試みられて挫折した靖国の「国有化」を今一度真剣に模索すべき時が来たのではないでしょうか。そもそも宗教法人への国会の介入は憲法上禁じられていますので、現状のままでは、どの方をお祀りするかは靖国神社に委ねるほかなく、その意味では「分祀論」も机上の空論に過ぎません。国有化のプロセスに入って初めてどなたを慰霊対象とすべきかについて国会の慎重な審議に付されることになるのです。その暁には、きっと1975年(昭和50年)以来果たされていない天皇陛下「御親拝」を実現することができると確信しています。
(衆議院議員 長島昭久)

広告PRのスペシャリストが考察 「いかすぜ日本」~クールなJAPANを世界に売り込もう!vol.2

2015.08.09 Vol.648

 皆さん、暑いですね~!連日の猛暑、熱帯夜で大変でしょう。今回は季節柄、涼しいトピックにしました。「いかすぜ、日本の滝!」です。

 小生は滝が大好きです。機会さえあれば、滝を訪れ、安全を確認し、気合を込めて入ります。自分にとっては浄化と祈りの行為ですが、同時に楽しいです。時に凍えるほどに酷寒ですが、生き返った気分になります。また、猛暑の季節にも、最適のリフレッシュ活動です。ちなみに滝の語源は「滾つ(たぎつ)、激つ(げきつ)」。また、滝が多い三重県には「多気(たき)」の地名もあり、「気」との関係が伺えます。やはり自然現象として激しく漲る水には神秘的なパワーがあるのです。

 自分の「滝好き」は兄の影響です。彼はパリの大学で文化人類学を教えています。年齢は15歳離れていますが、子供のころ、毎年夏休みに帰郷する兄に連れられ文化的拠点を中心に日本列島を広く旅しました。そこで、仏教徒でもある彼は、滝を見ると季節を問わず、入って祈るのです。「付いていきたい」の一心で僕も参加しました。それが病み付きになりました。まあ、当時は「祈る」とか「滝行」というより、遊びでしたね。特に夏などは、大はしゃぎです。気が付いたら、ずっと滝を求める生活をしています。

 滝行は日本の伝統文化といえます。真言密教、修験道、神道などの行事として定着しています。根幹にある思想は自然界のいたるところに宿る神を拝み敬う。その最たる象徴が滝なのでしょう。言い換えれば、日本列島における最古の「崇拝の場」は「滝」なのかも知れません。また、宗教的な意味合いの延長線で、昔も現在も多くの方々が観光として日本中の滝を楽しんでいます。栃木の「華厳の滝」、熊野の「那智大滝」、茨城の「袋田の滝」は日本の3大名瀑と呼ばれており、毎年数千万人が訪れています。世界遺産の熊野は滝の宝庫で平安時代から巡礼と称した観光が盛んでした。「蟻の熊野詣で」と称したくらい、江戸時代には日本中から多くの人々が那智の滝を目指して訪れていたようです。でも、このような名瀑は自分には向いていません。滝行が「規制」されているからです。祈りの一環として滝に入るのが、従来の目的であるのに、そんなことをしたら「始末書」を書かされたり、警察を呼ばれたりします。うんざりです。滝をエンジョイする際には管理体制に気をつけましょう!

 海外の方々が日本を訪れ、よく驚かれるのは自然の豊かさです。近代日本のイメージは「都会」なのでしょうが、実は日本の七割が山岳地帯であり、豊かな自然にあふれています。それがゆえに、雨量が多く、山々が連なる日本列島は滝の宝庫なのです。ただし、滝を求めて旅すると素晴らしく整備された林道に驚かされます。ほぼどこでも容易にアクセスできるのです。

 そこで提案です。古代から滝を拝み、はたまた楽しんできた日本列島の住民に学び、海外からの観光客の皆様にも滝めぐりを通じて日本の自然を満喫して頂いたらいかがでしょう? インバウンド観光客が本年度には1800万人に達します。最初はどうしても観光の内容が都会中心になりがちですが、リピート客を狙うなら自然と文化の融合企画がもってこいだと確信します。観光庁やJTB、近畿日本ツーリストなどがタッグを組んで滝観光を世界にアピールしましょう! 滝は海外にも通用する立派な日本の観光資源なのです。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第47回 70年目の原爆の日に思うこと。

2015.08.07 Vol.648

 広島、そして長崎に原爆が投下されてから70年目を迎えました。黙とうを捧げ、犠牲になった方々に心を寄せながら、思うんです。自分はその思いを自分のなかに留めておくんじゃなくて、外に伝えていかないとって。それが僕の仕事じゃないかって。戦争反対。それだけは伝えていきたいんです。

 70年前に起きたこと。現在もアメリカでは6割の人が原爆投下は正しかったと考えているという話を聞いたことがありますが、それってどうなんだろうって思わずにはいられません。

 こういう話をすると、パールハーバーであったり、日本が他の国にしたことについてはどうなんだ、という議論になりがちですが、それって水掛け論でしかないんじゃないかな。もちろん、悪いところがないわけじゃないと思う。当時の日本が戦争を始めたということ、それ自体についても思うところがあります。ただ、そういう細かいこと、広がったことを考える前に、もっとシンプル、簡単でいいんじゃないですか。爆弾を落とすこと、命を奪うこと、そういうことをしていいのか悪いのか。そこを考えたい。

 そのためにも戦争を知ることが大切です。僕自身、どうやって戦争に触れてきたかといえば、記念館を訪れる、語り部の方たちにお話しを伺うというのもそうですね。それと、黒澤明監督の映画もあります。それをきっかけに自分で調べたりして、緩やかに自分の中に入れてきたように思います。その蓄積された情報をもとに、戦争について考え続けているんだと思います。僕には息子がいますが、彼もまた関心を持って同じように緩やかに情報を入れていってくれたらなと思います。僕や誰かが正しい、間違ってるって言うのではなく、彼自身で積み重ねて行ってほしい。僕はそれを見守りたいと思っています。


 原爆の日。記念式典が行われましたが、ふと思ったことがあります。厳かな式典とはまた別に、あのころできなかったであろう楽しいことをやる、やってやろうっていうイベントっていうのもいいんじゃないかって。それに参加しながら、当時のこと、その時代を生きた人たちのことを思う。そういうのをね。……日本でやるだけじゃなくてさ、これだったらアメリカでもできるんじゃないかな。そんなことも考えました。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第32回「新しいスタートの季節。お互い頑張りましょう!」

2015.08.01 Vol.DANCEの道

 徐々にですが桜の枝に蕾が芽生え、冬の終わりと春の始まりを同時に感じる今日このごろ。新入生や新社会人の皆さんは新生活の始まりにドキドキ・ワクワクしているのでしょうか? 何事もスタートには緊張感がありますが、素敵なスタートが切れるように応援しています! お互い頑張りましょう!!

 さて、スタートと言えば、2013年にシーズン1がスタートしたEダンスアカデミーは、2015年の春からなんとシーズン3を迎えることになりました! シーズン1とシーズン2は半年間の番組だったのですが、シーズン3はなんと1年間やっちゃいます!  半年間でも子供たちと一緒に踊っていると本当に離れ難くなってしまうのに、これが1年となったら確実にヤバいですね(笑)。

 3代目Eダンスキッズは今までとは少し変わって、かなり国際色豊かな顔ぶれになりました。例えば、お父さんがアメリカの方だったり、お母さんがロシアの方だったり、フランスやイギリス、カナダにイラン、もちろん日本の子もいますが、見た目だけでもかなりワールドワイドです! 先日、初めてのEダンスアカデミーレッスンをして来たのですが、今までで一番にぎやか(笑)!

 初めてだから緊張してるかな?と思ったのですが、子供ってみんなすぐに仲良くなるんですね。入りから帰る時までワーワー!キャーキャー!はしゃぎまくってます。ダンスの方は初心者ばかりなのでまだまだですが、これから1年間レッスンを重ねてどのくらい成長するのか楽しみです。子供たちはそれぞれの国の言葉をしゃべれる子がほとんどなので、僕もこっそり英語を教えてもらおうかと思ってます(笑)。

 しかし、子供って本当に面白いですね! 純粋さがたまらなく可愛くて、見ていて本当に飽きません。楽しい時は思いっきりはしゃぐし集中力が切れると思いっきりつまらなそうな顔をするし(笑)。一緒にいるとみんなのピュアさが、自分の中の忘れかけている何かを呼び起こさせてくれるような……。大人になるといろいろなことで自分に歯止めをかけてしまったり、言いたいことも素直に言えなくなったりしませんか?自分の心の真ん中にある本当にやりたいことや思っていることをストレートに行動にした時って意外とうまくいったり、相手に伝わって助けてくれたりするような気がします。素直って大事なことなんだなって、子供たちから教えてもらっています。

 これから1年間きっといろんなことが起きると思いますが、みんなと真っすぐに向き合ってたくさんの思い出を作っていきたいと思いますので、「3代目Eダンスキッズ」の成長を楽しんでいただけたらうれしいです。そしてダンスは心にも身体にもEのでダンスをやったことのある人もそうでない人にも楽しんでいただける番組にしたいと思います、ぜひテレビの前で一緒に踊ってください!!  Eダンスアカデミー第1回目はEテレで4月3日金曜日18時55分からスタートです。先日初めて行ったとある場所でお子さん連れのご家族が僕とUSAさんを見て「ほら! 2チャンネルのダンスのお兄さんたちだよ!」って言われました(笑)。照れましたが、なんだかすごくうれしかったです。

大谷ノブ彦 カタリマス! 第15回 ベタなことをやって夏休みを回収したい

2015.07.27 Vol.647

 世の中はもう夏休み。喜んでいる人がほとんどだろうけど、なぜかうちの息子はそうでもないようなんですよ。学校が好きなのかな、休みはつまらないみたいなんですよね。

 僕の場合、『キキマス!』が月〜木でありますし、週末は夏フェスがあります。8月には舞台『テイラー・バートン〜奪われた秘宝〜』も控えていますし、なかなか夏休み気分は味わえなさそうなんですが、できることならば、夏休みっていえばこれだよねっていうベタなこと、いつも以上にベタなことをしたいって思っています。

 いろんなことがあるんでしょうけど、僕は家族がいるので家族でよりベタなことをやりたいんですよね。というのも、この間、家族で動物園に行ったんですけど、カミさんにすごい言われたんですよ。「一生懸命お父さんやってるね、すごい無理してる」って。お父さんをやるのが……下手なんだろうなあ。異常な行動力というか、人のことを考えていないというか、家族をおいて1人でスタスタ歩いて行っちゃう。だからね、多くの人がやっていることをやってみたいなって思うんですよ。バーベキューとかね。一緒に出掛けたり、カルピスを作って一緒に飲むだとか、キャッチボールをするだとか。もっとボール遊びができるところ、あるといいのになって思います。本当にできるところが少ないですよね。まあ、今は足が骨折してますから、フォームについてアドバイスぐらいしかできないんですけどね……。

大人になると、無駄なことというか必要じゃないことを行動に移すことは億劫になりがちです。僕がこういうベタなことをしたいのも、きっと息子がいるから。それにベタなことをすることで、自分ができなかった夏休みの過ごし方を回収したいっていうのもあるかもしれないですね。

 自分が親ではなく子供だったらどんな夏休みを過ごしたいか?……そうだなあ、釣りがしたいですね。海でも川でもいいんだけど、誰かに釣り方を教えてもらってね。

さて『キキマス!』では、夏休みを盛り上げていきます。いろんな夏の過ごし方、お聞きしたいですね。一緒に楽しめることも考えていますのでお楽しみに。

友香の素 vol.153 2年目のハーブガーデン

2015.07.27 Vol.647

 梅雨が明けましたね。毎日、本当に暑い日が続きますが、皆さんお元気ですか?

 先日、久しぶりにハーブガーデンに出かけたらその成長ぶりにビックリ。1カ月前の6月中旬ごろ、梅雨の長雨で枝が蒸れて枯れてしまわないように、枝や茎をカットしたりと株の整理をしました。特にラベンダーは梅雨による蒸れに気をつけないといけません。造って今年で2年目のハーブガーデンですから、今年も上手く梅雨を乗り切ってほしい! っと思いつつガーデン全体をスッキリさせて梅雨に備えた甲斐あって、梅雨が明けた今、それぞれのハーブたちも無事でした。ラベンダーもまたきれいな花を咲かせてくれていました。だけど、すっきりさせた分、風通しも日当たりも良くなって、更にど〜んっと一回りほど大きくなったハーブも。まるで寝起きの頭のよう! 長く伸びた茎が四方八方に広がりまくり、隣りのハーブと絡み合い…。

 ひとまずは梅雨に負けなかったと安心しましたが、この状態では、今度は夏の暑さで弱ってしまう! 一番に取り掛かったのは、キャットミントのカットでした。背丈が1メートルを超えるハーブ。茎も根元は1センチほどの太さ。だいたい根元から20センチくらいのところでカットします。もったいないな〜と思いますが、あとは花瓶にいけて飾ったりして楽しみます。スッキリとした根元には、すでに小さな芽が出ていたので、今度はそれらが日射しを浴びて育ってくれます。そして、これまたスゴイ勢いで茂っていたミントも、根元から20センチくらいでカット。同様に飾ったり、根っこのついたミントは他の場所に植えてあげるとそこに根付いてくれます。それからローマンカモミールもカット。

 ガーデンはスッキリと綺麗になりましたが、私自身が汗ダクのすごい状態(笑)。私自身をきれいにすべく今夜はカットしたハーブで、ハーブバスをしようと思います!

小池百合子のMOTTAINAI
新国立競技場 平成版「空気」の研究

2015.07.27 Vol.647

 梅雨が明けたとたんに、永田町の「空気」に変化が生じています。各種世論調査では、安倍政権不支持が支持を上回るものも出てきました。

 安全保障関連法案での衆院採決に加えて、新国立競技場問題、直接政治には無関係ですが、名門企業・東芝の利益水増し経理問題などが相まって、暗雲が立ち込めてきたといった感じです。

 安保法制については、ありがたいことに戦後70年の長きに渡って、国内の平和を享受できたものの、それゆえにテーマそのものへの拒否感が強い。ミサイルだの、軍艦だのといったハードな言葉を聞いただけで耳を塞いでしまうため、なかなか国民の理解が深まらないのが現実です。

 どう考えても、安保法制を実施した場合、リスクは高まると考えますが、安倍総理などの答弁で「リスクは別次元」と言い切ってしまっては国民の不信がかえって募るものです。むしろ、率直にリスクについて語り、わが国の現状、今後のあり方を論じることが、国民の理解につながると思います。

 安保法制審議もいよいよ参議院に舞台を移しますが、与野党ともに「良識の府」を体現してほしいものです。
 日本人にはイメージしにくい安保法制と違って、2500億円もの建築費が必要な新国立競技場問題はとても分かりやすいテーマです。当初の予算、1300億円だけでも「高い!」と思われていたのに、その2倍と聞けば、批判の的となるのは自明の理でした。

 何よりも五輪選手の強化費にしわ寄せがいくとなっては合点がいきません。仏よりも仏壇にお金をかけることになるではありませんか。安倍晋三首相がようやく「ゼロベースでの見直し」を決めたものの、遅きに失した感があります。
 冒頭、「空気」と表現したのには、昨今の様々な問題には、山本七平氏が記した『空気の研究』を思い出したからです。曰く。「『空気』とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である」と。「専門家ぞろいの海軍の首脳に、『作戦として形をなさない』ことが『明白な事実』であることを、強行させ、後になると、その最高責任者が、なぜそれを行ったかを一言も説明できないような状態に落とし込んでしまう」。

 東京へのオリンピック・パラリンピック誘致の際は、誰もが誘致成功の手柄を競い合ったのに、今や責任の所在が不明です。東芝問題も過去の経緯が洗い出されつつありますが、得も言われぬ社内「空気」の支配があったのでしょう。
「空気」という妖怪に惑わされないためにも、自己を確立し、現実と将来をみる的確な情報入手と理解が欠かせません。そろそろ日本の空気症候群から脱皮したいものです。      
(自民党衆議院議員)

ノッポン弟オススメ! from TOKYO TOWER
TOKYO TOWER HIGHBALL GARDEN ROOFTOP ジンギスカン

2015.07.26 Vol.647

 毎日暑いけど、みんな元気? 東京もいよいよ梅雨が明けて、本格的な夏がやってきたね。お兄ちゃんは毎日冷え冷えのハイボールを飲みたいって言っているよ。そんな願いを叶えてくれる場所が東京タワーにオープン!

 その名も「TOKYO TOWER HIGHBALL GARDEN ROOFTOP ジンギスカン」。なんと東京タワーでは初めて、フットタウンの屋上スペースにジンギスカン・ガーデンができたんだ。ライトアップされた東京タワーの塔脚の内側に位置する屋上スペースは、東京タワーの鉄骨の迫力と美しさ、ライトアップの優美さを間近に体験できる、知る人ぞ知る穴場スポット。メインメニューは、1962年のマザー牧場創業以来の伝統の味で、人気№1のジンギスカン。それを秘伝の自家製ダレで食べるとほっぺたが落ちちゃいそうなおいしさ。ラム肉だけじゃなく、牛肉、豚肉のほか各種野菜も食べ放題!

 飲み放題ドリンクも「角ハイボール」はもちろん、生ビール、赤ワイン、ソフトドリンクを取り揃えているほか、東京タワーのライトアップをイメージしたオレンジ色のオリジナルハイボール「東京タワーハイボール」なども用意。さっぱりした味わいでとっても美味しいよ。北海道ザンギなどのアラカルトメニューも超おススメ。ジンギスカン・ガーデンで暑い夏を乗り切ろう!

江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE 悋気の火の玉(りんきのひのたま)

2015.07.26 Vol.647

 浅草は花戸川の鼻緒問屋・立花屋の主は、堅物を絵に書いたような人物。しかしある夜、仲間に強引に誘われて吉原へ行ったら、すっかりはまりこんでしまった。しばらくすると廓通いをするよりも、気に入った花魁を身請けして、妾にする方が安上がりと算盤を弾き、早速根岸に妾宅を作って住まわせた。最初は花戸川の本宅へ月に20日、根岸の妾宅に10日が行動パターンだったが、妾ができたことを知った本妻が不貞腐れて始めた。主が「お茶を入れてくれないか」というと「お茶?私の入れたお茶なんか美味しくないでしょ、フン」「嫌な言い方をするね。じゃ、飯の支度を頼む」と言うと「私のお給仕なんかじゃ美味しくないでしょ、フン」と何を言っても邪険にされる。そんなことをされるうちに段々本宅から足が遠のき、20日が妾宅、10日が本宅と逆転してしまった。それがますます気に入らない本妻はついに、根岸の妾に見立てた藁人形を五寸釘で杉の木に打ち付け呪い始めた。その噂を聞いた妾は大激怒。「私が頼んで旦那に来てもらっているわけじゃなく旦那が私に惚れているんだ! そっちが五寸釘なら、こっちは六寸釘だ!」とこちらも丑の刻参りを始めるしまつ。そのかいあって(?)、本宅の妻も根岸の妾も同日、同時刻にそろって急死してしまった。結局旦那は1度に2つの葬式を出す羽目に。ところが初七日を過ぎると妙な噂が。毎晩立花屋の蔵から陰火が上がり、根岸の方に猛スピードで飛んでいくという。さらに根岸でも陰火が上がり、花戸川の方へ。その2つの火の玉が中間の大音寺でカチーンとぶつかり合い、火花を散らし死闘を演じていると。そんな噂が広まると店の信用にもかかわると、谷中の木蓮寺の和尚でもある伯父にお経を上げてもらい、2人の魂を成仏させてもらおうと現地に行くと根岸から陰火が上がり旦那に向かってフワフワと近づいてきた。「お前の気持ちも分かるが、ここはなんとか成仏してもらって…。ちょっと一服したいから、火を貸しておくれ」と、火の玉で煙草に火を点け吸いながら説得していた。すると花戸川からも火の玉がすごい勢いで旦那のところで飛んできた。「お前にもぜひ謝りたいと思っていたのだよ。腹も立つだろうがそこは穏便に…。ちょっとまた一服させておくれ」と妻の陰火にキセルの先を近づけると火の玉はスっとよけて「あたしの火じゃうまくないでしょ、フン」

格闘家イケメンファイル Vol.29 新生K-1の申し子 平本蓮(ひらもとれん)

2015.07.26 Vol.647

 昨年『K-1甲子園2014〜高校生日本最強決定トーナメント〜』の王者となり、今年1月にK-1のリングでデビュー。現在3戦3勝と勝ち星を重ね、俄然注目の高校2年生平本蓮。格闘家のDNAは父親から受け継いだものだった。

「小学校4年生になる前のある日、父親に“近くにキックボクシングのジムができたから行くぞ”って言われて半強制的にやらされたのが格闘技との出会いです(笑)。もともと父親はプロボクサーを目指していたんですが、規定の厳しいプロボクサーになる前のCT検査で、ちょっと引っかかるところがあったらしく、ボクシングを続けるのをあきらめたそうです。それまで一生懸命努力してきた夢が一気に消えて絶望したと思うので、その分頑張りたいなという気持ちはあります。自分自身も格闘技が大好きなので、託されているというより、パンチの技術などもすべて父に教えてもらったので、夢を代わりに叶えてあげたいなという気持ちですね」

 きっかけは父親でも平本自身、格闘技のおもしろさにのめり込んでいった。

「最初に入ったジムがすごくアットホームで楽しかったのもありましたが、やり始めて1週間ぐらいでスパーリングをやらせられたんです。相手の子は正道会館で空手をやっていてすごく強かったので、思いっきりボコボコにされた(笑)。その時に不思議とやり返したいという気持ちがわきおこり、その子が2時間練習したら、自分は5時間とか、とことんのめり込んだ。そうするとどんどん実力がついてきて、1年後には僕のほうが何倍も強くなっていました。それで努力することの大切さ、そして努力すれば報われるという楽しさを知った気がします。そして始めて1年半後の小学校5年生の時にアマチュアジュニアのワンデートーナメントに出場して、何年もやっている子を差し置いて圧勝で優勝しちゃった(笑)。その時に、俺ってやればできるのかも知れないと思いプロ、そしてチャンピオンを意識しました。ただ、小学校を卒業したあたりからK-1がテレビで放送しなくなったのと、中学時代に体が大きくなって子どもの階級がなくなり、あまり試合に出られないこともありアマチュアボクシングを目指そうかなと思ったこともあったんです。東京オリンピックも決まったし。でもボクシングは素晴らしいスポーツなんですけど、キックボクシングをやっていた自分的には何か物足りなさを感じてしまって…。それで迷っている時に、K-1とK-1甲子園が復活になり、一気に目標が定まり、今につながっています」

 こうと決めたら一直線!かと思えば、意外にも多趣味とか。

「ほかにもやりたいことがたくさんあるんです。とにかくいろいろなものに影響を受けやすい(笑)。熱しやすく冷めにくいタイプですね。遊びならスケートボードとか、ギターも弾けますし、料理も好き。器用? 逆ですね。不器用だからどんどんのめり込めるんです。できることはすぐ飽きるけど、できないことほどはまりますね。女性の趣味ですか? 不器用なので生活していてできないことが多いし、普段はぼーっとしているので、リードしてくれる優しい人がいいです(笑)。見た目は同じ年で今人気の広瀬すずさんとかかわいいですね」

 9月にはK-1の本選に出場する。

「ずっと夢見てきた舞台ですが、当時あこがれていた舞台とはまた違うと思うんです。新生K-1はまだ生まれたばかりですし、僕もプロ格闘家として生まれたばかり。だからK-1と一緒に成長して行きたいですね。ですから9月は自分らしい試合をします。早くてキレのある攻撃で、きれいなパンチ、きれいな蹴りでKOを取る。モハメド・アリじゃありませんけど、“蝶のように舞い、蜂のように刺す”。そんな戦いをしたいといつも意識しています。バチバチ打ち合う試合も楽しいですが、僕の場合はきれいに戦い圧倒的に勝つ。その姿を見てほしいですね。目標?近いところではファイトマネーでスポーツカーを買いたい(笑)。そして将来的にはK-1とともに自分も大きくなって、ラスベガスとかで試合をしたいなと思います」

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