SearchSearch

三代目山下の主演舞台『八王子ゾンビーズ』の映画化が決定「おさむさんを信じて頑張りたい」

2019.01.23 Vol.Web Original

 山下健二郎(三代目 J SOUL BROTHERS)が初主演し、好評を博した舞台『八王子ゾンビーズ』のDVD発売イベントが23日、都内で行われ、山下と、共演の小澤雄太(劇団EXILE)、演出を担当した鈴木おさむが登壇した。イベントでは、映画化が決定したことも発表。山下は「舞台だけで終わらせるのはもったいないと思っていたので、いろんな形で映像化して、他にも広がっていったら」と喜んだ。

【江戸瓦版的落語案内】死神(しにがみ)& おススメ落語会

2019.01.15 Vol.714

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

女優・木乃江祐希が描くヴァンパイアをめぐる愛と復讐と女同士の戦い

2019.01.11 Vol.Web Original

舞台『ヴァンパイアバンド・ファイナル』下北沢の711で上演中
 NYLON100℃の女優・木乃江祐希が2016年に1人で旗揚げした団体「コノエノ」とコントユニット「7%竹」による合同公演『ヴァンパイアバンド・ファイナル』が下北沢の711で上演されている。

 木乃江は2016年に「体験型の演劇があってもいいのでは?」と思い立ち、自ら劇団を旗揚げ。「若い世代はただ座って演劇を見るのはつらいのではないか?」という発想から積極的に「コント」「マジック」、演出手法ならびに小道具としての「血飛沫」といったものを積極的に取り入れ、その作品はいわば見世物小屋感覚。

 また、間に挟むコントは7%竹の主宰・武藤心平、マジックはリアルマジシャンのRYOTAが監修するスタイルを取ることから、最近では「血飛沫マジック歌劇団」の異名も取るようになっている。

 そして本筋となる物語では「女子の友情」とそれに伴う女性心理の機微が描かれるのだが、今回はバンドマンをめぐる愛と復讐と女同士の戦いを描いたお話。

 登場するバンドが「ヴァンパイアバンド」ということで血飛沫はマスト。主演にはグラビアアイドルの黒木ひかりを据え、バンドマン役に本物のミュージシャン、LAID BACK OCEANのYAFUMIを起用という豪華な顔ぶれ。

 過去2回の公演ではフィクションとノンフィクションが混沌とした作品を上演。さまざまな波紋を呼び起こしながらも作品はギリギリのところでエンターテインメントに仕上げられてきた。では本作は? このギリギリ感も「コノエノ」の魅力。

 本作は13日まで同所で上演。

杉咲花「もうあんな現場に耐えられない!」と堤幸彦監督をダマしてニヤリ

2019.01.10 Vol.Web Original

 映画『十二人の死にたい子どもたち』ジャパンプレミアが9日、都内にて行われ、12人の子どもたちを演じた豪華俳優陣と堤幸彦監督が登壇した。

お笑い 重量級と軽量級、剛と柔、迫力と愛嬌。正反対の2人が贈る「文蔵・兼好 ぶんぶんけんけんの会」

2019.01.03 Vol.713

 パッと見強面、どすのきいた声で迫力満点に話す文蔵。かたや小さくてちょこまか動き、頭のてっぺんから出ているような甲高い声で軽く喋る兼好。そんな怖いキャラの文蔵と、明るいキャラの兼好だが、まくらの端々に“いい人感”がにじみでる文蔵に対し、兼好は笑顔で毒を吐く“悪キャラ”全開とその印象は逆。そんな“ぶんぶん”と“けんけん”が、先輩後輩の立場を忘れ、高座の上でがっぷり四つに組み、熟練の話術で会場を爆笑させる。ギャップ萌えの2人が見せる2019年幕開けの高座に期待!

1年の終わりと始まりに「自分」と「世界」を見つめてみる「EPSON teamLab Borderles」

2018.12.29 Vol.713


MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderles

 2018年6月21日にお台場にオープンし、わずか3カ月弱で来場者数50万人を突破した「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless(森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス)」。11月28日に行われた来場者100万人突破記念セレモニーではオーストラリアから来たNikky Parkerさん一家が記念すべき100万人目として何度も無料で入館できる「Borderlessパスポート(非売品)」を贈呈された。

 日本全国からはもちろん海外からの観光客にも人気のスポットとなった同館。館内の作品はどれも、それぞれの世界を表現しているようでいて、実は作品それぞれの間には境界がない。ある時は作品が“部屋から出て”移動したり、他の作品とコミュニケーションして影響を受け合ったり。境界のないアートに全身を没入させて1万㎡の、複雑で立体的で変化し続ける世界に触れてみて。

「小国ナスミ、享年43。」宿り、去って、やがてまたやって来る—感動と祝福の物語。

2018.12.22 Vol.713

『さざなみのよる』【著者】木皿泉

 累計36万部を突破、2014年の本屋大賞第2位のベストセラー『昨日のカレー、明日のパン』から5年。木皿泉の小説第2作が『さざなみのよる』だ。冒頭主人公の小国ナスミが、ガンのため病院のベッドで亡くなるところから話が始まる。

 ナスミの死後、周りにいた近しい人、夫、姉、妹、叔母、元彼、友人、同僚らはナスミとの思い出を振り返りつつ、彼女が遺した言葉を拾い集める。死ぬことは怖い事かも知れない。しかし、死ぬよりも、死なれる事のほうがダメージが大きい。なぜならば、死んだ人間はある意味苦しみから開放され、何も分からないのだから。残された者は、淋しさ、悲しさ、喪失感などに包まれ、しばらくは愛する人の不在を受け入れられないかも知れない。

 しかし、愛する人を看取って、そして自分が看取られて…というのは繰り返し行われ、誰しもが経験する事でもある。そんな時、それぞれの心の中に、その人が生きていたころの言葉がよみがえる。それによって人は救われ、癒され、生きる気力を再び持つことができる。しかし、ナスミの物語は、彼らの中だけで続いていくのではない。子どもから孫へ、そのずっと先まで、精神は受け継がれていくのだ。そういう意味では、ナスミが生きた証は、永遠に消えることはない。生と死を繰り返し紡いできた人類の歴史が愛おしく感じる作品だ。

【江戸瓦版的落語案内】三枚起請(さんまいきしょう)

2018.12.13 Vol.713

 落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

新たな発見があるかも 長島 大三朗写真展「solitarational singularity ―孤独における特異点―」

2018.12.09 Vol.web Original

 最近注目されている写真家・長島 大三朗。彼の考案した造語「solitarational singularity」(孤独における特異点)をテーマとし、彼が自分自身との対話の中で発見した“特異点”を写し撮った40点に触れる写真展。

 機材にトイカメラを採用するなども興味深い。長島 大三朗の日常を切り取る視点の見事さを改めて感じることができる写真展だ。

長島 大三朗
1986 新潟生まれ。
2012年、第60回ニッコール・フォトコンテストにおいて、
“GENZABURO my grandfather”が、モノクローム部門準特選に選出。
2013年 写真展 「重力との邂逅」中目黒 CAMARADA
2015年 写真展 「GENZABURO my grandfather」
ROONEE 247photography

1年の終わりと始まりに「自分」と「世界」を見つめてみる 川島秀明展「Youth」

2018.12.08 Vol.web Original

 2001年アーティストとしての制作活動を開始して以来、世代を代表するアーティストとして注目を集め、国内外でも評価されている川島秀明の個展。

 活動初期より、一貫して自意識と向き合い、人の顔と、そこに現れる繊細で複雑な感情を描き続けてきた川島。その作品は常に静謐さをたたえているが、見る者は画面に広がる色のグラデーションの巧緻さや、描かれている人物の目や表情に強く引き込まれ、自分とのつながりを覚えてしまう。

 今回、発表された新作では初めて画面に2人、3人と複数の人物が描かれ、さらに背景までも描かれている。これまで同様、自分を投影した人物であることに変わりはない、という川島。しかし画面に複数の人物が登場することで「従来のように鏡に映った虚像そのものを描くという感じから、その虚像を見ている自分を描くという、幾らか客観的な視点が混じっている気がします」と語っている。

 本展のタイトル「Youth」に関して、川島は、自分が描いているものは、その当時(10代のころ)へのわだかまりではないかと思い当たった、と語る。若いころの自意識とナルシシズムをどこかに置いてきた大人たちも心を揺さぶられずにはいられない。

林家たい平のライフワークが今年も。年の瀬は名作「芝浜」で笑い泣き

2018.12.01 Vol.web Oliginal

林家たい平独演会「22年目の芝浜の会」

 笑点で人気の林家たい平の独演会。オレンジの着物でおなじみのたい平は、小遊三と小競り合いをしたり、座布団運びの山田君をいじったり、会場を盛り上げるムードメーカーだ。その明るいキャラクターは、落語においても存分に発揮され、テンポが良く勢いがある落語が抜群に面白い。しかし、たい平も50代半ば。じっくりと聞かせる噺もまた味がある。「芝浜」は年末になるとあちらこちらの高座でかけられる定番の噺。その「芝浜」を22年、毎年工夫をこらし演じてきたたい平。年月を重ね、練り上げられた「芝浜」で、年の瀬を過ごしてみては。

Copyrighted Image