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清水宏が実行委員長を務める「ひとり舞台フェスティバル」が11月に開催

2021.10.19 Vol.746

「日本スタンダップコメディ協会」の会長を務め、スタンダップコメディアンはもとより、俳優としても活躍する清水宏が実行委員長を務める「ひとり舞台フェスティバル」が11月に下北沢の小劇場 楽園で開催される。

 文字通り「一人で舞台に立てば何をしても自由」というこの企画。出演者はゾンビをテーマにしたパフォーマンスイベント「ゾンビフェス」、グレート一人芝居「パンクスタイル」を主催するなど一人芝居の第一人者・入江雅人、ファンタジー漫談を専門とする街裏ぴんく、「マイムスニット水中三姉妹」でパントマイムの舞台公演や大道芸での活躍も知られる加納真実、気軽に見ることができて、楽しい舞台を作り続けている演劇ユニット*pnish*のメンバーである俳優・土屋佑壱、小劇場界でコアな人気を誇る劇団「動物電気」の看板俳優・小林けんいち、日本スタンダップコメディ協会にも所属し、新作落語・応用落語などさまざまな噺の可能性を広げる落語家・林家彦いち、劇団宝船に所属し一人芝居「高木珠里の演劇百人組手」など劇団外の活動も盛んな女優・高木珠里、コロブチカを立ち上げ47都道府県を一人芝居で回る野望を抱えたコロ。、毛皮族やパショナリーアパショナーリアで活躍する女優・町田マリー、元が〜まるちょばのメンバーで世界を渡り歩いたパフォーマー・ケッチなど、ジャンルにとらわれないメンバーが集結。このほかにも今回は出演者オーディションを行い、新たな才能を発掘した。それぞれが20〜30分間、舞台を独り占めし自由に演じていく。

 コロナ禍で集団で創作することが難しくなったこのご時世で、密にならずに舞台に立てる、この“ひとり舞台”は今後のショービジネス界の新たな可能性を模索するものにもなりそう——なんて小難しいことは抜きにして、間違いなくただただ楽しく、ただただ「ほほー」と感心させられ、ひょっとしたらただただ“うるっ”とさせられることもあるかも? とにかくこれだけのメンバーが集まることはそうそうない。そういう意味でも必見のイベントとなる。

最新作140点収録の決定版!バンクシー作品集『BANKSY』の見どころは?

2021.10.18 Vol.746

 世界中の公共物にゲリラ的にアート作品を発表する覆面アーティスト、バンクシー。

 140点以上の作品を収録し、世界9カ国で出版される最新作品集『BANKSY』(新星出版社)について、編集部の新井大介さんは「バンクシーは社会風刺的な作風で知られる正体不明のストリート・アーティストです。一般的に認知されたのは、2013年にパレスチナ自治区の壁に描かれた『Flower Thrower(花束を投げる男)』あたりからでしょうか。さらに2018年に英サザビーズで落札直後に細断された『Love is in the Bin(愛はゴミ箱の中に)』が話題を呼び、日本でも相次いで展覧会が開催されるなど、急速に知名度が高まっています」と語る。

 出版のきっかけは?

「当社では学校法人や企業、公共機関などに販路を広げる目的で、書店外商部向けの翻訳出版を行っています。会社として画集を出版するのは初めてなのですが、世界的に著名なアーティストで、今後の展覧会情報などもあったバンクシーに挑戦しようという声が多く、今回の刊行に至りました」

 刊行してみて、書店からの反響は?

「美術館や美術大学の近隣、人流の多い大型書店での評価が高く、特設コーナーを設けて大きく展開していただきました。書店外商部でも多く採用されています」

 書籍の見どころは?

「バンクシーの作品集が日本で出版されるのは10年ぶりで、その間に発表された作品まで網羅しています。描き加えや消されるなど、以前の作品から変化しているものもあるのでぜひ見比べてほしいですね。大判で高級感のある体裁は、手元に置いて長く楽しんでいただけると思います」

 作品の楽しみ方は?

「反体制的などと言われますが、単純に面白い作品で、こんな作品が街中にあるんだということを楽しんでもらいたいですね。英国を拠点に活動していて、作品にもイギリスらしいブラックユーモアが感じられます。なぜこの場所でこの作品を描いたのかを含め謎に包まれていますが、ひょっとするとバンクシーは、そんな私たちを見てほくそ笑んでいるのかもしれません」

落合モトキら豪華キャストが約1年ぶりの有観客公演!コントと音楽 vol.3『くたばるものかよ』スタート

2021.10.17 Vol.Web Original

 映画監督の飯塚健が脚本・演出・選曲を務めるエンターテインメントショー、コントと音楽 vol.3『くたばるものかよ』が丸の内のコットンクラブでスタートした。vol.2.5「番外配信編」を経て約1年ぶりの有観客公演。キャストは新メンバーに落合モトキ、川久保拓司、傳谷英里香、片岡礼子を迎え、vol.2「他人関係」より足立梨花、関めぐみ、山中聡が続投する。開演前日には関係者向けのゲネプロが行われ、生まれ変わった「コントと音楽」が幕を開けた。

秋の自宅鑑賞は、心にしみる作品? 心を刺激する作品?【オススメDVD & Blu-ray】

2021.10.17 Vol.746

『すばらしき世界』

『ディア・ドクター』『永い言い訳』の西川美和監督が、直木賞作家・佐木隆三のノンフィクション小説「身分帳」を原案に、役所広司を主演に迎え、実在した男をモデルに「社会」と「人間」の今を描いた感動作。キャストには主人公・三上役の役所広司をはじめ、仲野太賀、長澤まさみ、橋爪功、梶芽衣子、六角精児、北村有起哉、白竜、キムラ緑子、安田成美ら実力派の豪華俳優陣が集う。

 下町の片隅で暮らす短気ですぐカッとなる三上は、強面の見た目に反して、優しくて真っ直ぐな男。 しかし彼は、人生の大半を刑務所で暮らした元殺人犯だった。

唯一無二の“才能”に迫る!日本を代表するクリエイターたちの大規模展 「庵野秀明展」

2021.10.16 Vol.746

“庵野秀明をつくったもの、庵野秀明がつくったもの、そして、これからつくるもの”に迫る世界初の展覧会! アニメーター時代に参加した過去作品や、監督、プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅し、その創作活動の秘密に迫る。

 会場では「過去」「現在」「未来」の構成で、手掛けた作品や貴重な資料などを展示。「過去」では、庵野秀明の原点と彼がリスペクトする『ウルトラマン』や『仮面ライダー』、など、幼少期から敬愛する漫画、アニメ、特撮作品にまつわる貴重な資料を一挙展示。さらに、縦3メートル×横15メートルの巨大 LEDスクリーンに、庵野が敬愛する映像作品を映し出す。

「現在」では、アマチュア時代から現在に至るまでの軌跡をたどる。無名だったアマチュア時代から、一世を風靡した『新世紀エヴァンゲリオン』、そして記録的ヒットを果たした『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に至るまでを紹介。数十年に及ぶ創作活動を門外不出の関連資料でたどり、映像制作にかける情熱と試行錯誤の過程をひも解いていく。

 そして「未来」では、「僕らがいなくなってもアニメや特撮が残るようにしたい」という思いで庵野秀明が立ち上げたATAC(特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構)をはじめ、未来へ向けた継承のためのプロジェクトを紹介。そして、『シン・ゴジラ』、『シン・ウルトラマン』、『シン・仮面ライダー』の大型立像など、最新の仕事も紹介する。

ごろごろ転がして遊ぼう!「たべごろ!スーパーモンキーボール 1&2リメイク」

2021.10.16 Vol.746

 おサルが入ったボールを転がして遊ぶ人気ゲーム「スーパーモンキーボール」が20周年を迎えたことを記念し、シリーズ最新作『たべごろ!スーパーモンキーボール 1&2リメイク』が発売された。シリーズ屈指の人気を誇る『スーパーモンキーボール』『スーパーモンキーボール2』『スーパーモンキーボール デラックス』の3タイトルをまとめフルリメイクしている。 メインゲームだけで過去最多となる300以上のステージを収録。ストーリーモード100ステージ、チャレンジモードは248ステージというボリュームだ。さらにはダークバナナモードや逆走モードなど新しいモードも追加されている。

 さらに最大4人で遊べるパーティーゲームもレースやテニス、フットサルなど12種類収録した。

 また、キャラクターカスタマイズ機能も初登場。おサルに自分だけのコーディネートを施せる。

 また、メインゲームをプレイ中に好きなタイミングで写真が撮れるフォト機能も。画角を自由に設定したり、おサルの表情変更、エフェクトの変更もできる。 気軽に集まって遊べない状況。ネット上でシェアしてみんなで楽しもう。

【明日は何を観る?】『劇場版 ルパンの娘』

2021.10.15 Vol.746

『劇場版 ルパンの娘』

 代々泥棒一家“Lの一族”の娘として生まれた三雲華は、家業を継ぐことを拒み普通の人生を求め、運命的に出会った代々警察一家の息子・桜庭和馬と許されざる恋に落ちた。いくつもの障害を乗り越えて結ばれ、最愛の娘・杏も授かり幸せな毎日を送っていたが、華の父・尊が泥棒引退を宣言し…。

伝説的SFスペクタクルが未知の映像体験として生まれ変わる!『DUNE/デューン 砂の惑星』

2021.10.15 Vol.746

 世界観が変わる映像体験! 1984年にデビッド・リンチ監督によって映画化され、2000年にはドラマ化もされたフランク・ハーバートによる傑作SF小説が、誰も見たことが無いスペクタクル・アドベンチャーとしてよみがえる。

 希少な物質を産出する危険な砂漠の惑星デューンをめぐって繰り広げられる壮大物語を未知の映像体験として生み出したのは、巨匠リドリー・スコットが生んだSF映画の金字塔の続編『ブレードランナー2049』や、異星人とのコンタクトを描いた『メッセージ』など、未知の世界を圧倒的な映像で描き出すカナダの鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ。アトレイデス家の後継者であり“未来が見える”能力を持つ主人公ポール役には『君の名前で僕を呼んで』でブレイクして以来『ビューティフル・ボーイ』、Netflixオリジナル映画『キング』など話題作が途切れないティモシー・シャラメ。巨大な陰謀により殺された父の復讐のため、そして全宇宙の平和のために立ち上がり、成長していく主人公を演じる。ポールの夢に繰り返し現れる、自由の民フレメン(デューンの先住民族)の少女チャニ役にはアーティストとしても人気のゼンデイヤ。ポールの父、レト・アトレイデス公爵役にオスカー・アイザック、ポールの母レディ・ジェシカ役にレベッカ・ファーガソン。他、ジェイソン・モモア、ジョシュ・ブローリン、ハビエル・バルデムら超豪華俳優が勢ぞろいしている。

秋だから、ちょっとメロウに、ロマンティックに【オススメMUSIC】

2021.10.14 Vol.746

「縦横無尽」宮本浩次

 宮本浩次は圧倒的な存在感と沁みてくる歌詞と楽曲で、長きにわたって、聞く人の心を揺さぶり続けている。バンド、そして近年はソロと形は変われど、彼が発する音楽のパワーや影響力は揺るぎない。最新アルバムとなる本作は「宮本のすべてが注ぎ込まれている」。先行配信された「この道の先で」を始め、「passion」「sha・la・la・la」「shining」、「春なのに」のカバー、Mr.Childrenの櫻井和寿と組んだ「東京協奏曲」など全13曲を収録。

ページをめくる指が止まらない! やっぱり『ジャンプ』作品は圧倒的に面白い【オススメコミック】

2021.10.13 Vol.746

話題の映画や気になる海外ドラマ、チェックしておきたかったあの音楽に、話題のコミックス——。TSUTAYAのレンタルなら気軽にたっぷり楽しめます。さて今月のおすすめは……?

中止になって、もう一度やる公演 劇団献身『スケールⅡ』

2021.10.12 Vol.746

 劇団献身は早稲田大学演劇倶楽部出身の奥村徹也が、卒業後1年間のサラリーマン生活を経て2014年に旗揚げした劇団。

“3秒に1度放たれる”ともいわれるノンストップでギャグを放り込む独特のスタイルでコメディー作品を次々と発表。着実にファンを増やし、昨年には今後の飛躍が期待される若手劇団を集めて行われる三鷹市芸術文化センターの名物企画『MITAKA“NEXT”Selection』にも選ばれた。

 昨年の9月といえば、コロナ禍が一時収束し、エンターテインメントが復活しつつも、いつまた中止になってもおかしくないような微妙な時期。そんなやる側も見る側も気分が停滞しそうな状況でいつも以上にふざけまくって、みんなのストレスを笑いに変えた。

 今回は昨年4月に新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための緊急事態宣言により全公演が中止となった第13回公演『スケール』を改め『スケールⅡ』としてパワーアップして挑むという。

 劇団としては初めての「恋」や「家族」を真ん中に置いた物語。もっとも「いずれにせよ行き詰まる、男と女の物語」とのことで、いつものテイストはもちろんそのままに新味をプラスアルファ。新たな境地に足を踏み入れる作品となる?

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