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六本木で日本美術の奥深い魅力にハマる!生誕 260 年記念企画 特別展「北斎づくし」
20歳で浮世絵師としてデビューしてから90歳で没するまでの70年間、常に挑戦を続けて森羅万象を描き抜こうとした画狂の絵師・葛飾北斎(1760-1849)。その生誕260年を記念し、代表作《北斎漫画》《冨嶽三十六景》《富嶽百景》全の全頁(ページ)、全点、全図が一堂に会するという前代未聞の特別展。世界一の北斎漫画コレクター浦上満氏の全面協力により《北斎漫画(初編〜15編)》全883頁、《冨嶽三十六景》全46点、《富嶽百景(初編〜3編)》全102図が通期で展示される。
さらに、2014年にグランパレ(仏・パリ)の「北斎展」会場デザインを手掛けた建築家・田根剛や『北斎漫画』(青幻舎刊)の装丁を手掛けたアートディレクター・ブックデザイナーの祖父江慎が展示空間を構築。また『BRUTUS』などの雑誌で日本美術特集を手掛けてきたるライター・エディター橋本麻里が展示解説を担当するなど、北斎をリスペクトする豪華メンバーが集結。
代表作を“コンプリート”鑑賞できるというまたとない機会もさることながら、世界最高峰の文化財デジタルアーカイブ実績を誇る凸版印刷が、本展のために新たに取得した、和紙の繊維まではっきり確認できるほどの高精細なデジタル画像を活用した空間演出も必見。江戸の情景や庶民の生活、空想など、北斎が描いた世界へ没入しながら、“北斎”づくしを堪能できる。
こんな時代だからこそ演劇が見たい 劇団普通『病室』
三鷹市芸術文化センターの名物企画「MITAKA“Next”Selection」が22回目を迎える。今年は「劇団普通」と「桃尻犬」の2劇団が参加する。
7月30日から上演が始まる劇団普通は劇作家・演出家・俳優の石黒麻衣が2013年に旗揚げした団体。所属劇団員という形はとらず、公演ごとに俳優を集め、石黒の作品を上演する。その作品は家族、きょうだい、友人のような間柄の人々の日常の生活を題材とし、独自の会話における間と身体性によって醸し出される緊張感を特徴としたもの。また「言葉」のみならず「身体言語」に着目し、リアリティーを極限まで追求した「会話劇」とは一線を画す「態度劇」とでもいうべき演劇の表現におけるあらたな試みをしている。
今回の作品は2019年に初演されたもので、石黒の実体験をもとにしたもの。地方の入院病棟の一室を舞台に入院患者たちとその家族、病院関係者らの日々の生活や人間関係、そしてその人たちの人生が全編茨城弁で紡がれる。
まばゆい日々も激動の日々も…人生はドラマティック! “ドラマ”の底力を感じるエンターテインメント
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“ナツイチ”ミュージック【オススメMUSIC】
「scent of memory」SEKAI NO OWARI
ファンタジックなのにリアルな作品の数々で多くの人を魅了し続けている4人組ロックバンド、SEKAI NO OW
ARIの最新アルバム。タイトルが示すように香りをコンセプトに制作。「silent」「umbrella」「Dropout」といったシングル曲を始め、「周波数」のような主題歌やCMソングとして耳なじみのある楽曲に加えて、『めざまし8』のテーマソング「バードマン」など全12曲を収録した。聴けば今いる場所とは違う景色が広がる場所へと誘ってくれるのが音楽だが、“セカオワ”のそのレベルは別の領域。本作でもそれがさく裂している。「旅行できないならセカオワで」とPRしたくなる。
【明日は何を観る?】『犬部!』
『犬部!』
青森県十和田市で暮らす獣医学部の大学生・花井颯太は変わり者と言われながらも一途な思いで動物の保護活動を続けていた。ある日、颯太は1匹の実験犬を救ったことを機に動物保護サークル「犬部」を立ち上げる。
ココロの疲れを癒したい? 吹き飛ばしたい?【オススメDVD & Blu-ray】
『西荻窪 三ツ星洋酒堂』
大河ドラマ「青天を衝け」などで大活躍中の町田啓太が連続ドラマ初主演を果たした話題作。原作は、秋田書店「ミステリーボニータ」で連載中の浅井西による同名人気コミック。
客の悩みを受け止める、美しい青年バーテンダー雨宮涼一朗役に町田啓太。その同級生でもある無口なシェフ・中内智役に藤原季節、同じくオーナー小林直樹役に森崎ウィン。毎話登場する個性豊かなゲスト役のキャストや、カクテル、缶詰料理も見どころ。
渋谷・新宿・銀座・上野…80年代と現在を定点観測『東京タイムスリップ1984⇔2021』
雑誌「平凡パンチ」特約フォトグラファーだった著者が、写真専門学校の卒業生有志で行った展覧会のために撮影した1984年の繁華街。コロナ禍でネガフィルムの整理をはじめたことで、時空を超えて現在の同位置・同角度からの写真を新たに撮影し、対照的に並べて比較した写真集が本書である。
いつの時代も若者の街だった渋谷や新宿が、37年を経るとこんなにも変わるものなのか。著者がモノクロ撮影を主戦場としていたこともあって、経過した年月以上に失われた時間や風景を思わせる。当時を知る人には懐かしさやノスタルジーが、今の若い人には目新しさが感じられる構成。写真の下に添えられているキャプションにも、思わず「そうそう」とうなずいたり新たな発見があったり。
現在の街並みは2020〜2021年にかけて撮影されているが、このコロナ禍の風景もきっと数十年後に懐かしむ日が来るのだろう。
1137日間にわたる国立競技場建設ドキュメント『国立競技場 Construction』
いよいよ始まる東京オリンピック・パラリンピック。その主会場となるのが、建築家の隈研吾氏が設計を手がけた「国立競技場」(=オリンピックスタジアム、新国立競技場)である。同所が誕生するまでの一部始終を、定点カメラにより撮影した写真集が『国立競技場 Construction(コンストラクション)』(一般社団法人共同通信社著、河出書房新社刊)だ。
刊行する河出書房新社の所在地は、新しい国立競技場の目の前。同社の好立地を生かし、共同通信社が建設に向けた準備工事の始まった2016年10月から完成した2019年11月まで24時間、1137日間にわたって屋上にて定点撮影した。トータルで約16万枚にも及ぶ膨大な写真の中から厳選し、日本を代表するスタジアムが完成するまでのドラマを克明に描き出す。
暑〜い夜を音楽で涼しく!「ICELAND AIRWAVES -LIVE FROM REYKJAVIK- PART 2」
アイスランドの音楽フェス「ICELAND AIRWAVES」が世界に向けてアイスランドミュージックの最前線をレイキャビクから発信するライブ配信イベント。
6月に行われたイベントの第2弾。出演は、R&Bフレーバーの楽曲で注目を集めるAuður、エレクトロポップトリオのVök、魅惑的な声とソウルフルなメロディー人気のGDRN、シンセ・パンクトリオのKælan Mikla、反資本主義やテクノディストピア・パフォーマンス・アートコレクティブとして活動するHATARI。Júníus Meyvant、Daði Freyrも登場する。
7月19日まで第1弾のライブも有料でライブ配信している。第1弾ではCell7、Hjaltalin、Briet、Mammut、Asgeirら8組を配信している。
アイスランドは、ビョークやシガーロスなどさまざまなアーティストを輩出している。
アイスランドの風を感じて。
夏休みは大地と空を駆け巡れ!「ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」
Nintendo Switchに『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』が登場する。
2011年にWiiで発売された同名のゲームをリメイクしたもので、「ゼルダの伝説 」シリーズ最古の物語が描かれる。空に浮かぶ島「スカイロフト」に暮らす主人公の青年リンクが、離れ離れになってしまった幼なじみの少女ゼルダを救うために大地に降り立つところからスタートする。ゼルダの手掛かりを探すなかで、遭遇するさまざまな魔物には剣と盾で立ち向かう。
Joy-Conがリンクの盾と剣に連動するので2本持ちで遊べるのはNintendo Switchだからこそできる遊び方。剣を振り下ろしたり回転斬りをしたり、盾で防御したりと、自分が望むように戦って、リンクになったような気分で楽しめる。もちろんスティック&ボタン操作でも楽しめるようになっている。
自然あふれる豊かな大地と天空とを行き来しながら、爽快かつドキドキワクワクな冒険をするゲーム。今夏もまだまだ遠出はしにくい。ゲームの世界で冒険を楽しんでみては?