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国際短編映画祭「SSFF & ASIA 2023」米国アカデミー賞公認5部門審査員に萩原聖人やMEGUMI

2023.05.26 Vol.web original

 

 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2023」の各部門審査員が発表。各部門の優秀賞が翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補となるコンペティションの審査員に、俳優の坂井真紀や萩原聖人、映画監督の松永大司といった顔ぶれがそろった。

 今年で25周年を迎える、アジア最⼤級の国際短編映画祭。米国アカデミー賞公認国際映画祭に認定されており、現在は5部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパンのライブアクション部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門)の優秀賞受賞作を翌年のアカデミー賞ノミネートに推薦できる。

 今年も豪華映画人が審査員に決定。ライブアクション部門のインターナショナルカテゴリー審査員に俳優の坂井真紀、萩原聖人、映画監督・脚本家の横浜聡子。同アジア インターナショナルカテゴリーおよびノンフィクション部門審査員に映画プロデューサーのアダム・トレル、映画監督の松永大司、女優のMEGUMI。同ジャパンカテゴリーおよびスマートフォン映画作品部門の審査員をエッセイストの内田也哉子、グローバル・コネクツ・メディア社長兼CEOダグラス・モントゴメリー、映画監督の山戸結希が務める。

 ジャパンカテゴリーには⾼良健吾、⽟⽊宏、⼟屋太鳳、中川⼤志、野村萬斎が監督を手がけたショートフィルムも出品されており、受賞の行方が気になるところ。

『SSFF & ASIA 2023』は6月6日から~26日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は7月10日まで開催中。

 

ライブアクション部門インターナショナルカテゴリー審査員:坂井真紀、萩原聖人、横浜聡子

 

ライブアクション部門インターナショナルカテゴリー審査員:アダム・トレル、松永大司(写真 ©祭貴義道)、MEGUMI

 

ライブアクション部門インターナショナルカテゴリー審査員:内田也哉子(写真:斎藤浩/講談社)、ダグラス・モントゴメリー、山戸結希

「広がるリスキリングの概念。家事や育児、介護の影響を受けがちな女性だからこそ…」〈女性とリスキリング・後編〉

2023.05.25 Vol.web original

 

 出産や育児などに合わせてワークライフバランスの変更を余儀なくされがちな女性たち。前編(「出産前後で激変したリスキリングへの意識。そもそも“意識が高い”わけではなく…」)では、第一子出産を機にリスキリングを意識したフリーランスの女性の声を取材。後編では、女性向けビジネススクールの主宰に、リスキリングを意識する受講生たちの背景や企業側の需要について話を聞いた。

【“0.5人分”の戦力を求める企業と、子育てや介護をしながらやりがいのある仕事を探す女性がつながっている】

 女性向けのビジネススクール「I’me(アイミー)」を主宰する笹木郁乃さんも「コロナを機に、ますますリスキリングを意識する女性が増えてきた」と語る。

―政府は昨年10月に5年で1兆円のリスキリング支援を表明していますが、その背景をどうとらえていますか?

「やはり、少子化ということが大きいと思います。また日本経済も長らく停滞しており、これから活性化させていくとなると、どうしても女性やリタイア世代にも活躍していただかないと働き手がいないということだと思います。以前はよく、40代で早期退職させて若い人を入れていた会社もありましたが、少子化が進めばそれにも限度がある。そうなるとパソコンが苦手な社員にもウェブスキルを身に着けてもらうといった、人材活用を進めていかなくてはならない、ということだと思います。

 ただ、最近“リスキリング”の概念は広がってきているように思います。以前は、リスキリングというと企業に勤めている方が、より結果を出すためにスキルアップするというイメージが主でしたが、コロナを機にリスキリングに対する意識や、参加する人の幅も広がったように思います。

 現在、我々のスクールにも企業に勤めている方から専業主婦の方までさまざまな受講生がいます。例えばパートで勤めていたけれど、コロナでシフトが無くなったことを機に自分の働き方を見直して、もっと自分が求められる人材になる必要性を強く感じたという方がけっこういらっしゃるんです。

 コロナで仕事が不安定になった経験から、在宅でもできる仕事を持っておきたいというところで、ウェブでできる仕事のスキルを身につけに来ている。うちでは、これまでの1200人ほどの受講生のうち、6割近くの方が40~50代の女性。子育てがひと段落して、今後の介護のことも念頭に在宅でもできる、かつやりがいを感じられる仕事を探しに来ているという印象です」

―実際に育休中の受講生はいますか?

「現在は把握しているだけで3名ほどいらっしゃいます。ただ、これまでも育休中の方というと、ほとんど出産2人目以降の方ですね。1人目の出産後にそういう余裕を持つのってやっぱり難しいですから。ただ受講生の方々と話していても、育休中にリスキリングを意識する人は実はけっこう多いのではないかと感じます。

 ある大手企業にお勤めの方だったのですが、妊娠を報告したところ産休に入る前から戦力外のような扱いになってしまい、育休が開けて会社に戻っても、もう居場所がないのではないかと思うようになった、と。実はうちの女性会員の中には、けっこうこういったケースの方が少なくないんです。できれば元の会社でまた頑張りたいけど、どうやら難しそうだ、それなら子育てしながら頑張れる道を自分で新たに探そう、ということなんだと思います」

―出産・育児などのライフイベントが働き方に大きな影響をもたらす女性にとって、リスキリングを意識するタイミングは多いということですね。

「育休中のリスキリングについての声の中には、子どもで手一杯なのにそれ以外に勉強もしなさいと押し付けられたように感じた人も多かったのではないかと思います。一方で、育休中に今後の収入や働き方を見つめ直す人も少なくない。そういうときに、将来設計を見据えながらリスキリングを意識してみるのは、ありだと思うんです。実際に育休中に学ぶ必要はなくても、さまざまなスキルアップの方法があることは知っておいて損はないはず。

“リスキリング”と耳慣れない言葉で言われてしまうと、難しいスキルや資格の勉強をしなければいけないように思ってしまうかもしれませんが、今はさまざまなセミナーやスクールがありますし、自分に合った、自分にもできるリスキリングと出会えるかもしれません。

 家事や育児、介護などに影響を受けがちな女性たちは働き方に悩むことも多い。だからこそ、自分でもすごく調べたうえでリスキリング/ビジネススクールを受講されている方が多い印象です。自分がやりがいを持ってできる働き方を探そうと、受講生の方々はとても積極的で一生懸命。うちでも受講生同士が、それぞれに事情を抱えながらともに頑張る仲間として交流し、リスキリングそのものを楽しんでいらっしゃるようです」

「出産前後で激変したリスキリングへの意識。そもそも“意識が高い”わけではなく…」〈女性とリスキリング・前編〉

2023.05.25 Vol.web original

 新生活になじみはじめ、スキルアップのためのリスキリングを考える人が増えるこの時期。「リスキリング」といえば、今年1月の参院本会議における岸田文雄首相の発言をきっかけに「育児・育休中のリスキリング」についてさまざまな意見が飛び交ったことは記憶に新しい。一方で「女性とリスキリング」について調べていくと、ライフサイクルに合わせてワークライフバランスの変更を余儀なくされがちな女性たちの葛藤の声が聞こえてきた。前後編で現場の声をリポートする。

【第一子を出産、育児中のフリーランサーAさんの話】

 第一子となる長女を昨年の春、出産したAさん(都内在住・34歳)。フリーランスのため自分の裁量で出産前から仕事量をコントロール。その間、リスキリングを考えたと言う。

「生まれる前と後とで自分の中で感覚がかなり変わったんです。生まれる前はわりと時間があって、資格の勉強をしてみたり通信講座を調べたり。WEBデザインなど、オンラインでもできたり、今の仕事にも生かせるようなリスキリングをいろいろ調べていました。

 でも産後は子どもの世話で自分の時間がほとんど無くなったんです。3時間おきの授乳に始まり、その間もあやしたりずっと抱っこしていたり、おむつ替えもありますし、ほぼ手が空かない状態。眠ってくれる20分、30分の間には部屋を片付けたり、急いで食事して、夕食の支度をしたり。体力的にも精神的にもいっぱいいっぱいで、とても出産前に考えていたようなリスキリングの時間なんてありませんでした。

 今はようやく保育園に入れることができて自分の時間も少しずつできて、またリスキリングを考えられるようになったのですが、今度は、無料で託児所を利用できるなど子どもを預かってもらいながらできるスクールを優先的に調べるようになりました。やっぱり、環境が整ってこそのリスキリングだなと思いましたね」

 1月の国会答弁での岸田首相の発言は、自民党・大家敏志議員が代表質問で、昇進・昇給遅れなどを考え産休・育休を取りづらいと感じている人のリスキリング支援を提案したことに対して、あくまで「育児中など、さまざまな状況にあっても主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししていく」と答えたに過ぎない。しかしこれを「育休中のリスキリングを奨励している」と受け止めた人も多く、ネットでは「育休中にリスキリングなんて無理」「そもそも育休は目が離せない乳幼児の育児のための期間」といった声が飛び交ったことは記憶に新しい。

  Aさんも「半分賛同、半分違和感という感じ」と語る。

「スキルアップしたい人を後押ししたいという主旨はよく分かりますし、助かる人も大勢いると思います。でも、育休期間を利用してリスキリングする人を応援します、と言われてしまうと…ちょっと違うかな、と。リスキリングと合わせて託児所も整備するとか保育施設に入りやすくするとか、施策としてそこまで考えられていれば反応ももっと違ったんじゃないかなと思いますが…。

 そもそも、同じ育休中でも状況や環境は人それぞれです。ワンオペで育児も家事も自分がしないといけないなど、リスキリングしたくてもできない人だっていますし、そもそもリスキリングを考えてなかったけど、あの発言で自分もしないといけないようなプレッシャーを感じた人もいると思います。さらに、リスキリング制度がある大企業の正社員の人とは違い、私のようなフリーランスや会社にリスキリング制度がない人は、スクールの費用をすべて自分で捻出しないといけないですから、数十万単位となるとやっぱりちゅうちょしてしまう。人によって状況は違うのに、できない自分はダメなのかと感じると不平等感にもつながってしまう気がします」

 そもそもAさんがリスキリングを意識した背景には、フリーランスであるため会社の育児休暇や国の育児休業制度の対象外ということに加え、やむにやまれぬ事情がある。

「私がリスキリングを意識した理由は、スキルアップをして高収入を目指したいというような意識が高いわけではなく、育児しながら働くうえで、なんとか収入を減らしたくない、収入の幅を広げたいという思いがあったから。どちらかというとネガティブな理由からなんです。どうしても出産前のようにフルタイム以上の時間、働くことはできませんし、育児をしながら在宅や空いた時間に副収入を得られるスキルや資格を身につけられたら…と思ったんです。産休・育休を機に退職してフリーランスや非正規になったりする女性は多いと思います。出産を機に仕事のやりがいも収入も失ってしまうとしたら、子どもを産んでいいのか迷ってしまうことは十分あり得ると思いますね」

 

人気韓国コスメブランドA M U S Eが韓国ホットプレイスでP O P U P!【FRONT LINE 】

2023.05.22 Vol.Web Original

世界中どこでもファッション&ビューティにみんなが夢中。【FRONT LINE】は、モデル、DJ、コラムニストとしても活躍する、一木美里が世界の最前線をリポート。世界からファッション&ビューティのリアルなトレンドを発信します。 

「活動のテーマは “日本を元気に!” 」一木広治氏、SDGsの課題解決を早稲田大で伝授

2023.05.02 Vol.Web Original

 早稲田大学では、文部科学省が推進する「グローバルアントレプレナー育成促進事業」に選定されている「WASEDA-EDGE人材育成プログラム」の一環として、注目のトップリーダーを講師に招く特別講義「起業特論Aトップリーダーマネジメント」を開講(全7回)。第1回目の講師は一般財団法人ピースコミュニケーション財団代表理事の一木広治氏だ。

大学生が近藤千尋らにエステプロ・ラボ新ビジネスアイデアを3分でプレゼン!

2023.04.29 Vol.Web Original

 インナービューティサロン エステプロ・ラボなどを手掛けるプロラボホールディングスの新しいビジネスアイデアを3分間のプレゼンテーションで競い合う第2回「学生向けビジネスアイディアコンテスト」の本選が22日、新宿区の早稲田大学リサーチイノベーションセンターで開催された。

⽟⽊宏や⼟屋太鳳がオスカー目指す! 国際短編映画祭『SSFF & ASIA 2023』ラインアップ発表

2023.04.27 Vol.web original

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア (略称:SSFF & ASIA)2023』のラインアップが27日、発表。⾼良健吾、⽟⽊宏、⼟屋太鳳、中川⼤志、野村萬斎といった人気俳優による監督作が米国アカデミー賞につながるコンペティション部門にノミネートされており6月26日の授賞式に注目が集まる。

 今年で25周年を迎える、アジア最⼤級の国際短編映画祭。米国アカデミー賞公認国際映画祭に認定されており、現在は5部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパンのライブアクション部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門)の優秀賞受賞作を翌年のアカデミー賞ノミネートに推薦できる。

 今年は世界120の国と地域から5215作品が応募。その中から選びぬかれた約200のノミネート作品が発表された。

⽇本プレミアとなる映画祭特別上映作品には、クリス・ロックとハビエル・バルデムが主演するショートフィルム『LOOK AT ME』や、マット・デイモンとベン・アフレックがプロデュースする『崩壊しつつある世界で』、ヴィム・ヴェンダースがナレーションを務める『あの世への⼝笛』など、海外のトップスターや有名映画人が手掛ける豪華作品が続々。

 オフィシャルコンペティションのジャパン部門には⾼良健吾、⽟⽊宏、⼟屋太鳳、中川⼤志、野村萬斎が監督を手がけたショートフィルムがノミネートされているほか、庭師・俳優・タレントとして活躍中の村⾬⾠剛主演作『Izakaya Dialogue』、落合賢監督や松居⼤吾監督など世代を代表する人気監督による作品もラインアップ。

 国内外の優れたドキュメンタリーが集まるノンフィクションプログラムや、多彩な表現が楽しめるアニメーションプログラム、スマホで撮影された作品を集めたスマートフォン映画作品部⾨など、人気部門も秀作が集う。

 また、今年はアフターコロナの世界をフィルムメイカーたちの視点で描くプログラム「Unlock-⾶び込め 新しい世界へ-」のほか、NTTとショートショートによる「未来を描くショートフィルム」のワールドプレミアや、β版が本⽇ローンチされた、Web3.0時代のクリエイターのアセットマネジメント・プラットフォーム「LIFELOG BOX」など、未来を見据えた新たな映画祭プロジェクトもお披露目される。

 コロナを機に拡充されたオンライン会場は、リアル会場に先駆けて本日27日からオープン。一足先に選りすぐりのショートフィルム約270作品(コンペ以外の特別上映作品を含む)をオンラインで視聴できる。

GWに行きたい!クラフトビールに探検アクティビティ。富士山のふもとに体験型アドベンチャー施設「FUJI GATEWAY」がニューオープン

2023.04.12 Vol.Web original

 世界遺産・富士山麓のアクティビティや大自然を満喫するための体験型アドベンチャー施設「FUJI GATEWAY(フジ ゲートウェイ)」が4月29日(土)にプレオープンする。

 株式会社アミューズと株式会社ビームス、富士観光開発株式会社が手がける新施設。“富士山麓エリアを自由に楽しむための入り口”というコンセプトを掲げ、都心から約1時間半の距離で富士北麓エリア一帯の大自然を感じることができる。今年7月のグランドオープンを前に、GW期間中にプレオープンを迎える。

韓国で今ホットなブランド『NIEEH』限定ポップアップストアがオープン【FRONT LINE 】

2023.04.06 Vol.Web Original

世界中どこでもファッション&ビューティにみんなが夢中。【FRONT LINE】は、モデル、DJ、コラムニストとしても活躍する、一木美里が世界の最前線をリポート。世界からファッション&ビューティのリアルなトレンドを発信します。 

韓国で人気のイタリアブランド「METROCITY」がソウルファッションウィークに参加

2023.03.29 Vol.Web original

 イタリア発ネオクラシックブランド「METROCITY(メトロシティ)」が17日、韓国・ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で開かれた「23F/Wソウルファッションウィーク」に参加した。

 5人組ガールズグループNew Jeansがイメージモデルを務めたソウルファッションウィークは、アフターコロナを待ち望んでいたファッション関係者で賑った。メトロシティは2009年からソウルファッションウィークに参加するブランドで、ソウル、ミラノ、日本などでファッションを通じて人々とふれあい、境界や差別のない精神でブランドの世界観を表現している。

「日本の厳しいweb3規制が海外から評価される可能性も」スペシャリストがオンライントーク

2023.02.16 Vol.web original

 

 東京の創業を支援するTOKYO創業ステーションは、web3をテーマにしたオンラインセミナーを13日に開催。web3領域のスペシャリストたちが登場し、日本のweb3の現状や、web3領域での起業についてトークを行った。

 第一部では「web3の現状と世界から見た日本の現在地と成長性」と題し、web3領域の第一人者である株式会社フィナンシェの國光宏尚氏と、ベンチャーキャピタリストとしてweb3領域に携わるi-nest capital株式会社の放生會雄地氏が登場(モデレーター:三井滉平氏)。

「web3の特徴」について、國光氏は「“ブロックチェーンを使った技術”と“新たな社会運動的側面”があると思う」、放生會氏は「トラストレス、パーミッションレス、ディセントライズド(非中央集権的)インターネットの3つが主な特徴ととらえている」と話し、部分的なものも含め、web3領域のサービスは日本でも広がってきていると解説。

 一方で、日本ではweb3ビジネスに厳しい規制があり、海外で起業する人も少なくない。放生會氏は「トークンやNFTをからめたビジネスは日本では厳しい規制があるのは確か。それでも日本でやるなら、国内市場を狙うなど、日本でやる必然性を考えたほうがいい」と提言。

 國光氏は「“日本は規制が厳しく、海外はゆるいので起業しやすい”と思われがちだが、それは少し違う。日本は厳しい規制があるが明確に定まってきていて、海外は定まっていないので自由なように見えて、いきなり明日から違法になり訴訟を起こされる可能性もある。中国やアメリカでは、まずやってみて問題が起きたらルールを作っていけばいい、という考え方だが、想像以上に大きな問題が起きている」と話し「世界の中でも日本では規制が先行していたことで、規制の明確さや透明性、安全性、信頼性が、海外から注目を集める可能性もあるのでは」と期待を語った。

 また、2人はweb3の今後についても意見を交わした。國光氏は「最先端の技術は段階を経てマスユーザーに広まっていくもの。ビジネスアイデアのブレストにおいても、web3が現状どの段階にあるか、最終的なto Bの段階にどう向けていくか考えるといい」と参加者にアドバイスした。

 第二部では「インターネットの歴史から紐解く、web3」と題し、ネット文化に詳しいアル株式会社のけんすう氏と、SNS「Yay!」を運営する株式会社ナナメウエの石濵嵩博氏が登場。石濵氏は「web3はweb1.0~2.0へのカウンターカルチャー」と表現しつつ「僕は、ここ1、2年で各段に多くの人がウォレットを持つようになると見ている」。

 けんすう氏が「インターネット黎明期にも多くの専門家が否定的だった一方で、そこに可能性を見出したビジネスパーソンが成功者となった」と言うと、石濵氏も「web3でも同じことが起こると思う。今あるweb3の課題を見て、web3に価値はないと判断するのではなく、そこに可能性を見出した人が次のGoogleになる」と、web3がもたらす新たな世界に期待を寄せた。

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