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FANTASTICS中島颯太がぼやく なにわ高橋恭平はINI木村柾哉に「甘い」

2025.12.22 Vol.web original

 

 公開中の映画『ロマンティック・キラー』のイベントが12月22日、都内にて行われ、俳優の上白石萌歌、高橋恭平(なにわ男子)、木村柾哉(INI)、中島颯太(FANTASTICS)と英勉監督が登壇。反響を喜んだキャストたちが“ロマンティック”満載のトークで観客を沸かせた。

 百世渡による人気同名コミックの映画化。絶対に恋愛したくないのに次々と恋愛トラップを仕掛けられてしまう女子高生の胸キュン必至コメディー。

 公開後の反響を喜んだ一同。上白石が「他の現場の強面スタッフさんからも大好評だった」と喜ぶと、高橋は「うちの家族も見に行ってくれたし、そこまで仲良くない友達も…」とボけ、木村は「初日に(INI)メンバーの佐野雄大が別の映画館で舞台挨拶中継も見てくれた」、中島は「後輩の子たちもメッチャ見に行ってくれて。昨日、アリーナツアーを完走したんですけどスタッフさんたちから“この僕に温めてほしいのか?”というセリフをやってください、って言われました(笑)」。

 さらに韓国、台湾での公開が決定したと聞くと、上白石が「舞台挨拶はいつですか?」と尋ね、全員が海外での舞台挨拶参加に大乗り気。

 プロモーションでは、劇中に劣らぬ“ロマンティック”を振りまいてきた4人。印象的だった場面を振り返る中、木村が「僕“の”恭平…じゃない、僕“と”恭平が…」と言い間違えると、すかさず中島が「ロマンティック!」とツッコミ。

 撮影から宣伝までを振り返る「一文字」というお題では、上白石が「!。1ミリも油断できない、楽しい日々でした」と振り返り、中島が「ロ。ロマンティックの“ロ”と、この4人が本当に口数が多いので、くち(口)のダブルミーニングです。四画がこの4人の絆を表してもいます」。

 そこに木村が「干。プロモーション中にたくさんロマンティックを求められて、僕は干からびちゃいましたよ、と…」と答えると、中島が「ダメじゃん、まだ公開中なのに」、上白石も「ロマンティック代表としてどうなの」とダメ出し。一方、高橋が「だから皆、映画をたくさん見てロマンティックを充電してねってことだよね」とフォローすると中島が「柾哉に甘い」とぼやき、観客も大笑い。

 最後に高橋が「英(監督)大好き」と文字数無視で監督に感謝し、監督を照れさせていた。

天海祐希「おじさんおばさんですよ」キントリメンバーのカッコ良さに観客大興奮

2025.12.22 Vol.web original

 

 劇場版『緊急取調室 THE FINAL』(12月26日公開)のイベントが12月22日、都内にて行われ、俳優の天海祐希、田中哲司、速水もこみちらキャスト10名が登壇.。天海が満を持して迎えたシリーズファイナルへの思いを語った。

 2014年1月より4シーズンにわたりテレビ朝日系列で放送され人気を博したドラマの劇場版。可視化された特別取調室で厄介な被疑者たちと対峙する、捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の奮闘を描く。

 駆け付けたファンの大声援を浴び、レッドカーペットでのファンサービスの後、登壇した一同。

 主人公・真壁有希子役として約12年に渡り「キントリ」チームを率いてきた天海は、公開延期を経ての劇場版に「平坦な道のりではありませんでした」と振り返りつつ「12年間、待っていてくださった皆様に感謝いたします」とキャスト、スタッフ、そしてファンに感謝。

 道を共にしてきたキントリメンバーたちも口々に喜びとさみしさを語る一方、佐々木蔵之介と石丸幹二はチームへの参加に大興奮。

 佐々木が「とにかく僕は丸裸にされました…半裸かな(笑)。取調室、いいですよ。皆さんがすごいもてなしてくれる」と振り返り「他の(作品の)現場で“え、取調室で取り調べされるの、うらやましい”って言われる」とニヤリ。

 疑惑の総理大臣を演じた石丸も「強い目力で迫ってきますからね。僕はクライマックスが撮影初日で…その後、私、寝込みましたからね」と迫力に苦笑。

 完成作を見て、お互いのカッコ良さにも感嘆し合うキャストたち。「若手の人気俳優がいるわけでもないのに…」という声に天海が「おじさんおばさんですよ」とバッサリ返し、会場も大笑いしていた。

 この日の登壇者は天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世、佐々木蔵之介、石丸幹二。

石丸幹二、天海祐希の取調べの迫力に「次の日、発熱しました(笑)」

2025.12.22 Vol.web original

 

 劇場版『緊急取調室 THE FINAL』(12月26日公開)のイベントが12月22日、都内にて行われ、俳優の天海祐希、田中哲司、速水もこみちらキャスト10名が登壇。天海の“取調べ”を受けた石丸幹二が天海の迫力を振り返った。

 2014年1月より4シーズンにわたりテレビ朝日系列で放送され人気を博したドラマの劇場版。可視化された特別取調室で厄介な被疑者たちと対峙する、捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の奮闘を描く。

 この日は、ファンから寄せられた質問に、キャスト同士が「取調べ役」「取調べられる役」に分かれて取調べ風に回答すると言う企画。

 映画から参加した、総理襲撃犯役の佐々木蔵之介と、疑惑の総理大臣を演じた石丸幹二を天海が取調べることになると観客も大盛り上がり。

 共演回数も多く「親戚のよう」という佐々木に、天海は「キントリメンバーは天海さんを怖いと言っているようですが、佐々木さんはどうでしたか」と追及。佐々木は「怖いと思ったことはございません。いつも頼もしいと思っております」と回答したが「目をそらさない!」と詰め寄る天海に思わず「怖いですね(笑)」。

 続いて「映画への参加はどうだったか」と“尋問”された石丸が「天海祐希という人に会いたかった」と言うと天海は相好を崩して「良いこと言う!」。

 石丸は天海の迫力をたたえつつ「私、撮影が終った後に発熱しました(笑)。皆さんの12年間の熱気をもらっての知恵熱だったのかなと」と振り返り、天海も石丸の参加に「もう一つ深みが生まれた」と感謝していた。

 この日の登壇者は天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世、佐々木蔵之介、石丸幹二。

 

話題の“炎上スリラー”『エディントンへようこそ』アリ・アスター監督が23日に生配信イベント

2025.12.22 Vol.web original

 

 公開中の映画『エディントンへようこそ』のアリ・アスター監督が、SNSでの反響を受け、急きょ日本のファンへ向けた生配信ティーチインを12月23日に行うことが決定した。

『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』『ボーはおそれている』の鬼才監督アリ・アスター最新作。コロナ禍でロックダウンされた⼩さな町の選挙戦が全⽶を巻き込み、暴⼒、陰謀論、SNSが暴⾛していく騒動を描く。

12⽉12⽇に日本で公開されるや賛否両論の論争が沸き起こっている話題作。そんな日本のファンの熱い議論に応えるかたちで、このたびアリ・アスター監督本⼈がオンラインで登場するQAイベントの開催が決定した。

 オンラインイベントは、12⽉23⽇23時(⽇本時間)より、カルチャー動画メディア「MEWʼS BOX」にて開催、MCは、映画感想TikTokクリエイター・しんのすけが務める。 監督への質問はハッシュタグ「#アリ・アスターだけど何か質問ある︖」でSNSで12/22⽉より募集スタート。詳細は公式SNS(X︓@A24HPS)にて順次発表される。

Travis Japan宮近海斗「“好き”と言えない。いろんな邪魔なものがあって」

2025.12.20 Vol.web original

 

 公開中の映画『楓』の舞台挨拶が12月20日、都内にて行われ、俳優の福士蒼汰、福原遥、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗(Travis Japan)と行定勲監督が登壇。「素直になれない」という宮近が共演者に悩み相談する一幕があった。

 スピッツの名曲「楓(かえで)」を原案に、大切な人をなくした2人が秘密を抱えながらも引かれ合う姿を描くラブストーリー。

 昨日に公開されるやSNSで広がる反響の声に感激した一同。福士が「スピッツさんの曲は抽象的な歌詞が多いと思うんですが、その歌詞一つひとつが具体化して、より深く感じられる作品になったと思う」、福原も「監督が“日本人らしさが出た映画”とおっしゃっていて。日本人らしい、相手を思うからこそ言えない思いを大切に、丁寧に描いている映画だと思います」。

 一方、宮近は「ニュージーランドに行ったような気持ちになれる映画。僕もパスポートを確認したんですけどスタンプが無くて、行ってなかったんだと思いました」と笑いを誘った。

 この日は、映画にちなんだ質問に一同○×で回答。「好きなことはまっすぐ伝えるタイプ?」という質問に「×(いいえ)」と回答した宮近は「いろんな邪魔なものがあるんです。照れとか。好きって素直に言えないふしがあるんです」と言い「なんでですかね?」と共演者に悩み相談。

 隣の宮沢が「僕は、好きなものは好きって言えるんだけど、嫌いなものを嫌いと言えなくて。だから好きなものは好きと言いたい」と返すと、宮近は素直に「分かりました。真っすぐ飛び込んでいくと素直になれるということなのかなと感じたので今後は言っていきたいと思います」。

 そんな宮近は「相談するよりされる方が多い」に「はい。聞き手になることの方が多いですね、人に素直に言えないので(笑)」と回答しつつ「相談自体も、自分がテンション高い時には返しますけどだんだん面倒くさくなってきて。相談というものが聞くのもするのもよろしくないのかもしれません」。

 宮近のぶっちゃけ回答に福士は「そうだとしてもあまりそれ言わないほうがいいと思う」と苦笑しつつ「でもTravis Japanではリーダーでしょ」。宮近も「皆といるときはリーダーという立場があるのでまとめたりそれぞれの意見を聞くことが多い」と聞き役タイプと語っていた。

福田雄一監督“今年の漢字”に「異議を唱えたい。“熊”じゃなくて“米”でしょ」

2025.12.19 Vol.web original

 

 映画『新解釈・幕末伝』の初日舞台挨拶が12月19日、都内にて行われ、俳優のムロツヨシ、佐藤二朗、山田孝之、広瀬アリスと福田雄一監督が登壇。「自分の今年の漢字」というお題で暴走しようとする福田監督を、主演のムロと佐藤が止めようとする大波乱に観客が爆笑した。

“知っているようで知らない幕末”を、コメディー界のヒットメーカー・福田雄一監督が史実にのっとりながら “新たな解釈”で実写映画化した話題作。

「勇者ヨシヒコ」シリーズをはじめとする福田組の集結に観客も大盛り上がり。福田監督も「この4人で一緒に立つのは『大洗にも星はふるなり』(2009年)以来かも。福田組のこの2人が主役の映画は17年間に及ぶ悲願だった」と感慨深げ。そこに、広瀬が「気まずい」と苦笑するとムロや佐藤は「新参加とは思えない」「ずっと福田組じゃないか」と、広瀬の体当たり演技を大絶賛。

 この日は、一同に「今年を振り返る漢字一文字」というお題。ところが「米」と回答した福田監督が「清水寺の、あったじゃない。“熊”は違うなって思う。異議を唱えたい」と、今年の世相を表す清水寺の「今年の漢字」に対抗。同意する観客から拍手が起こったが、トークの暴走を察知したムロと佐藤は大慌てで、福田監督に「何を言うのか先に教えて!」、マスコミに「書かないで!」。

 さらに混乱するトークに、広瀬が「えっと、私の一文字は“教”です! 今年は教師役が多かったからです」と収拾。山田も「“厄”。今年、本厄が終わるので。こういう舞台挨拶で最後に吹き飛ばせたのは良かった」とドタバタの舞台挨拶も動じることなく、まとめていた。

福田雄一監督、舞台挨拶で大暴走! 佐藤二朗は「うるせえバカ野郎」ムロツヨシは「記事に書かないで」

2025.12.19 Vol.web original

 

 映画『新解釈・幕末伝』の初日舞台挨拶が12月19日、都内にて行われ、俳優のムロツヨシ、佐藤二朗、山田孝之、広瀬アリスと福田雄一監督が登壇。福田組ならではの大暴走トークで観客を盛り上げた。

“知っているようで知らない幕末”を、コメディー界のヒットメーカー・福田雄一監督が史実にのっとりながら “新たな解釈”で実写映画化した話題作。

 コロナ禍の中、ムロが思いついたアイデアを福田監督に掛け合い約3年かけて映画化したという本作。満席で迎えた初日に主演のムロと佐藤も大感激。ムロは「悲劇よりも喜劇が勝つこと、喜劇が時代を動かしたかもしれないという希望を皆さんとこの映画を通して共有できたのでは」。

 福田組の中心的存在である2人。ムロが佐藤に「追いかけがいのある背中」と言えば佐藤もムロに「やることリストを売れていないときから作って実現させてきた」と称え合った。

 この日は共演の山田孝之、広瀬アリスも駆け付け主演の2人に花束を贈呈。「勇者ヨシヒコ」シリーズをはじめとする福田組仲間である山田にムロは「山田孝之のおかげで僕らも今がある部分もあるし」と感謝。続けて登壇した福田監督も「この4人で一緒に立つのは『大洗にも星はふるなり』(2009年)以来かも。福田組のこの2人が主役の映画は17年間に及ぶ悲願だった」と感慨深げ。ムロと佐藤が出演したテレビの番宣を見たと言い「ろくなことを言ってなかった。でも俺らが子どものころドリフターズにあこがれたように、こんなふざけたおじさんでも映画主演ができるんだと思ってほしい」。

 そんな福田監督は本作で幕末を題材にするにあたり「本当にたくさん本を読んだ」と苦笑しつつ「でも勉強したおかげで、おりょう(龍)がちょっとおかしい人だって分かった。龍馬が銃が当たらないと震えている横で爆笑してたって、あれ史実なんですよ」と明かし、観客も感嘆。

 ところがしだいに福田監督のトークは暴走し、ムロは「マスコミの皆さん、書かないで」とタジタジ、佐藤は監督を抑え込んで相撲状態、さらには「うるせえバカ野郎」とキレて2人で追いかけっこ。

 イベントでは、観客の掲げるメッセージボードで、自身の名前の字を間違われたことを目ざとく指摘した佐藤が、司会の後呂有紗アナウンサーから「山田さん…」と呼びかけられる一幕も。カオス状態の舞台挨拶に観客も大爆笑だった。

大泉洋の“物まね”に永瀬廉が苦情 福山雅治も「すごかった。あれは福山の物まねなのか…」

2025.12.18 Vol.web original

 新作『ラストマン』のプレミアイベントが12月18日、新宿にて行われ、俳優の福山雅治、大泉洋、永瀬廉、今田美桜らキャスト陣と平野俊一監督が登壇。永瀬が大泉に「苦情」を言い笑いを誘う一幕があった。

 数々の事件を解決し“ラストマン”の異名を持つ全盲のFBI捜査官・皆実広見と孤高の刑事・護道心太朗の異色のコンビが難事件に挑むバディ・エンターテインメント。

 この日は、新宿の中心地で映画公開と完全新作ドラマ放送を記念する大規模なプレミアイベントを実施。観客の大声援を受けてレッドカーペットを歩いた一同は、その後の舞台挨拶でも笑い満載のトークを繰り広げファンも大盛り上がり。

 皆実役の福山が「ユーモアが作品にも反映されていくのがこの『ラストマン』の強み」と言い「本当にすごかったですね、大泉さんの…あれは皆実の物まねなのか、福山の物まねなのか」と水を向けると、大泉は自信満々に「なんだって福山さんの物まねがしたい。映画にもふんだんに入っております」。

 そんな大泉は、新作ドラマに出演する向井康二に「役の中で少しも面白いことを言わない」と真剣に役を演じていた向井に不満をもらしたが、向井は「僕も物まねを入れたらよかったですね」と返し、会場も大笑い。

 一方、2年ぶりにシリーズに参加した永瀬は「大泉さんがいつもの感じで笑わせてくれたおかげで緊張がほぐれました」と感謝しつつ、大泉から「真面目なシーンなのに笑っていた」と指摘されると「違う局の有名な作品の物まねをずっとしていて。それを見て笑ったらざまあみろみたいな…久しぶりにダメな大人を見ました」と大泉に憤慨。

「ティーカップを渡されたら“右京さん”が止まらなくなっちゃった」と悪びれもせず別作品の主人公の物まねをしていたと言う大泉に、永瀬は「しつこくやってくるので重ねるごとに上達していくんです」と苦笑していたが「これは文句です。シンプルに苦情ですから」と告げ、会場の笑いをさそっていた。

 この日の登壇者は福山雅治、大泉洋、永瀬廉、今田美桜、月島琉衣、寛一郎、木村多江、吉田羊、松本若菜、吉田鋼太郎、向井康二、平野俊一監督。

『映画ラストマン-FIRST LOVE-』は12月24日に公開。スペシャルドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-FAKE/TRUTH』は12月28日21時よりTBS系にて放送。

最高の続編!ディズニー映画『ズートピア2』が、色々な意味で“バディもの”の大傑作だった!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.12.17 Vol.web Original

 黒田勇樹です。

 やっと2026年一発目の公演が情報解禁となりました。

 1月27日から2月8日の日程で朗読劇「豆知識男VSライフハックガール」をやります。男女1人ずつの2人芝居でさまざまな組み合わせが楽しめます。いしだ壱成くん、範田紗々さんも出ます。僕も飯嶋ひな、ナナエさん、楠木園凜、範田さんを相手に4回やらせていただきます。

 ご興味のある方はぜひ。

 では今週も始めましょう。

李相日監督「『国宝』ディレクターズカット版の予定を聞かれ「やりたくないな」

2025.12.16 Vol.web original

 

 俳優・吉沢亮、横浜流星と李相日監督が12月16日、都内にて行われた「カンヌ監督週間 in Tokio」のトークイベントに登壇。李監督がディレクターズ版の予定について語った。

 映画『国宝』は6月に公開されるや話題を呼び、邦画実写映画歴代1位を記録する大ヒット中。第78回カンヌ国際映画祭の「監督週間」部門に選出され、公式上映を行った。

 公開初日舞台挨拶以来、顔をそろえたという吉沢、横浜、李監督の3人。さらにこの日は、カンヌ国際映画祭「監督週間」のアーティスティック・ディレクター、ジュリアン・レジ氏も登壇。レジ氏とカンヌ参加以来の再会を喜び合った一同。

 監督週間に選出した背景を語りながら『国宝』を絶賛したレジ氏だったが、ふいに「李監督に“ミッション・インポッシブル”が課せられていると聞きました」と言い、吉沢、横浜、観客も「まさか新作のオファーか」と色めき立ったが、実は、李監督がアメリカでの上映でトム・クルーズと会ったことを茶化しただけと分かり会場も大笑い。

 李監督は「僕が“Is This real Tom Cruise?”と聞いている動画が出回っていますけど、それ以外にもいろいろ言っていたはずなんですけど(笑)」と苦笑しつつ「バックヤードでお会いしたんですけど、予定より30分も前に来てくれてこの作品がいかに素晴らしいか、語り出したら止まらない感じで。僕はもっと言いたいことがあったのに“Thank you so much”しか言ってない(笑)」。

 カンヌでの上映や国内での大ヒットについての驚きと感謝を語った3人。最後にレジ氏が李監督に「ディレクターズカット版の予定は?」と質問すると、会場からも期待の拍手。吉沢、横浜も「我々も見たいです」。すると李監督は「もっと歌舞伎のシーンあるからね(笑)。でも…やりたくないな」。

 そんな李監督の様子に、吉沢は「やってほしいという思いと、絶対に僕らの一番良いところを使ってくれているだろうから…」と納得。李監督も「ピークってあると思う。4時間とかにしたとき、そのピークを保てるのか難しいと思う」と答え、レジ氏もうなずいていた。

「カンヌ監督週間 in Tokio」はカンヌ国際映画祭の「監督週間」の最新ラインナップがそろう特集上映。12月25日までヒューマントラストシネマ渋谷にて開催中。

吉沢亮、横浜流星、李監督『国宝』公開初日以来の3人再会で本音?「李監督は悪魔かと」

2025.12.16 Vol.web original

 

 俳優・吉沢亮、横浜流星と李相日監督が12月16日、都内にて行われた「カンヌ監督週間 in Tokio」のトークイベントに登壇。映画『国宝』の快挙を喜んだ。

 映画『国宝』は6月に公開されるや話題を呼び、邦画実写映画歴代1位を記録する大ヒット中。第78回カンヌ国際映画祭の「監督週間」部門に選出され、公式上映を行った。

 公開初日舞台挨拶以来、顔をそろえたという3人。久しぶりに同作のイベントに参加した横浜に李監督が「待ってたよ、横浜くん!」と肩を抱くと、吉沢も「大河、お疲れ様!」とねぎらいつつ再会を喜び合った。

 この日は、カンヌ国際映画祭「監督週間」のアーティスティック・ディレクター、ジュリアン・レジ氏も登壇。レジ氏から「これほどまでに日本でヒットした理由をどう思うか」と聞かれた李監督は「もしかしたら10代、20代の方にとってこういう映画体験は初めてだったのかもしれない。そしてとくにご婦人方には、この2人がとにかく美しいということで(笑)。映画の力と美の力、これでどうでしょうか」と回答し“美しい”と言われた2人も照れ笑い。

 そんな2人にレジ氏が「李監督はこだわりの強さで知られており役者に厳しい要求を突きつけると聞いていますが…」と尋ねると、吉沢は「何回もやらされるのはそうなんですけど…」と修正指示がないまま「もう1回、としか言わない。なかなか絞られました(笑)」と振り返り「撮影の後半になると“(役名の)喜久ちゃん、今からすごく難しいこと言うね”ってうれしそうな顔で近づいてくる。悪魔かと思いました。喜久雄はこういう悪魔と契約したんだな、と」と語り会場も大笑い。

 一方で「実際の歌舞伎ではあり得ない表現」を演出した李監督に、吉沢は「様式美としての歌舞伎の稽古を1年やってきて、本番で、監督から“美しくやるのは分かったから、喜久雄でやってくれ”と言われるんです(笑)。でもそのおかげで、この映画で歌舞伎役者になれた気がしたし、我々役者がこの映画をやる意味があったと思う。監督のおかげです」と感謝。李監督は「悪魔ですけどね」と返し、会場は笑いに包まれていた。

「カンヌ監督週間 in Tokio」はカンヌ国際映画祭の「監督週間」の最新ラインナップがそろう特集上映。12月25日までヒューマントラストシネマ渋谷にて開催中。

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