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東出昌⼤「真実は見る角度を変えればさまざまに変わるもの」スタッフから案じられるほど役に没入

2023.03.11 Vol.web original

 

 公開中の映画『Winny』の舞台挨拶が11日、都内にて行われ、W主演の東出昌⼤と三浦貴⼤、共演の和⽥正⼈、松本優作監督が登壇。東出が役どころに没入するあまりスタッフから「この作品が終わったらどうなるのか」と案じる声が上がるほどだったと明かされた。

 簡単にファイルを共有できる革新的なソフトとして注目を集めながら、作品の違法アップロードなどを招き、開発者・金子勇氏が逮捕された実際の事件の映画化。

 Winnyの開発者である故・金子勇氏を演じた東出。金子氏の人物像について「生前の金子さんを知る人方で、金子さんのことを悪く言う人がいない。金子さんも人のことを悪く言ったり愚痴ったりすることが極端に少ない人だったと伺いました」と言い「こんなに素晴らしい、純真無垢な方を演じられることはなかなかない」と特別な役との出会いを振り返った。

 撮影中にスタッフから、この作品が終わったらどう生きていくんだろうと思われるくらい役に向き合っていたという東出。人物像をどうつかんだかと聞かれると「僕も愚痴らないようにしよう、とか日常から心がけたり。あとは、金子さんがプログラミングに没入して、それしか表現のすべがなかったように、自分も芝居しかないと思って臨んだので、その辺りが周りのスタッフさんから“こいつ、この役が終わったらどう生きていくんだろう”と思われたところかもしれない(笑)」と照れ笑い。

 金子を支える弁護⼠・壇俊光を演じた三浦貴⼤も「2人のバディ感は、東出くんが撮影現場でもずっと金子さんでいてくれたからこそできたこと。ずっと猫背だったり。今日、久しぶりに見たら背筋がピッとしてた(笑)」と東出とのバディを振り返った。

 締めの挨拶で、東出は「クランクインの前に(金子氏の)お姉さまが“出る杭が打たれない社会になってほしい”とおっしゃっていました」と振り返り、金子氏に有罪判決が出てからの7年「ご遺族の方には不名誉のようなものがついて。7年といわずこの20年、そういう心苦しい思いをなさっていたのかな、と。そのお姉さまが“世の中には不条理が満ちあふれていると思って金子勇という人物を胸の中にしまっておいたのに、それがこのような形で表に出ることは奇跡”とおっしゃってくださった。真実は見る角度を変えればさまざまに変わるものだと思いますが、この『Winny』の真実が1人でも多くの方に伝わったら」と切々と語っていた。

「僕は日本映画が大好き」妻夫木聡が涙『ある男』最優秀主演男優賞はじめ最多8冠に感激

2023.03.11 Vol.web original

 第46回日本アカデミー賞授賞式が10日、都内にて行われ、石川慶監督作『ある男』で最優秀主演男優賞を受賞した妻夫木聡が、同作の最優秀作品賞受賞に目をうるませ喜びを語った。

 今年の優秀賞を総なめにした『ある男』。優秀主演男優賞を獲得した妻夫木は、2010年公開の『悪人』での最優秀主演男優賞を振り返り「そのとき僕は舞台中だったので中継での参加だったんですけど、今回はこうしてこの場に立つことができてうれしいです」と笑顔。

「いろいろこだわって撮った場面が全カットになっていた」と苦笑しつつ石川監督や脚本家・向井康介とディスカッションを重ねた難役を振り返り「山田洋次監督から言われた、その場にあるということが大事なんだよという言葉を大事に現場にいさせていただきました」。

 続けて「僕は日本映画が大好きです。これからも盛り上げていけるように皆さんと頑張って行けたら」と、受賞の喜びをかみしめるようにしてさらなる意気込みを語った。

 さらに『ある男』が最高賞となる最優秀作品賞を受賞すると、キャスト、スタッフは感無量の面持ちで登壇。

 自身の最優秀男優賞受賞では涙をこらえていた妻夫木だったが、最高賞の受賞に「うれしいです。監督とは…監督のデビュー作からご一緒させていただいていて。才能というものを間近に見ていた時期があるので、こうやって認めていただいたのはうれしい」と、ときおり声を震わせ涙を浮かべながら感激。

 最優秀助演男優賞を受賞した窪田正孝は「このチームの一員となれたことが本当にうれしい」、最優秀助演女優賞を受賞した安藤サクラも「おめでとうございます!もうこれ以上のものはないな、って」と大きな笑顔。優秀助演女優賞の清野菜名も涙を浮かべ「自分はこんな素敵な作品に参加できてラッキーだなと思います。私も頑張っていきます」と喜びを語っていた。

 『ある男』は最優秀作品賞をはじめ最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞など最多8冠を受賞した。

写真提供: 東京写真記者協会

 

安藤サクラ、最優秀助演女優賞受賞に涙「現場と子育ては上手く両立できないけれど」

2023.03.11 Vol.web original

 第46回日本アカデミー賞授賞式が10日、都内にて行われ『ある男』で最優秀助演女優賞に輝いた安藤サクラが、涙ながらに同作で感じていた葛藤を振り返りつつ受賞の喜びを語った。

 優秀助演女優賞のトークでは「未だにすごい難しい役だったと感じる」と振り返っていた安藤。会場にいる共演の窪田正孝から「1日だけ撮休の日に突然、特急に乗って帰っちゃったことがあった」、同じく妻夫木聡から「撮影中に、私やっぱり女優に向いてないと思うの、この作品で引退しようと思うと言われて、これは重要な現場になってしまったな、サクラちゃんの引退作品に恥じない作品にしないとと思った。でもその後(夫の柄本)佑くんに会った時に“今サクラちゃん何してるの”と聞いたら“映画の撮影してますよ”って(笑)」と明かされると、安藤は「くよくよのピークに達してて…。子育てと映画を上手く両立できないと感じていて…」と苦笑しつつ述懐。「でも途中から、くよくよよりも現場が好きと気づいた」という安藤に妻夫木が「気づいたら言ってよ!佑くんに聞かなかったらずっと引退するもんだと思ってたよ」とツッコみ会場の笑いをさそう一幕もあった。

 その後、最優秀助演女優賞を受賞した安藤は「ああ、泣いちゃう。辞めようと思っていたことがこんな形で…。(先ほどのトークで)自分が情けなくて、かっこ悪いなと思いながら檀上にいたので」と笑い泣き。「この作品の最中に、やっぱり現場がすごく好きなんだとはっきり思えた。そんなものは他に見つけられないなと思えたので今も現場に向かうことができています。ただ私にとってやっぱり現場と子育てはうまく両立できないので、その都度、悩みながら家族で協力しながら、また大好きな現場に戻れたら」と女優へのさらなる意欲を語っていた。

 同じく『ある男』で最優秀助演男優賞を受賞した窪田正孝は「(石川慶監督から)役の底の底、本人の深みの部分を撮りたいと言われて裸でいるより恥ずかしい部分をむき出しにしてぶつかって。それを(妻役の)サクラさんが受け止めてくれた」と、安藤との共演を振り返っていた。

『ある男』は最優秀作品賞をはじめ最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀主演男優賞など最多8冠に輝いた。

有村架純の「引き出し」に目黒蓮が感謝 日本アカデミー賞司会と優秀助演女優賞受賞

2023.03.11 Vol.web original

 第46回日本アカデミー賞授賞式が10日、都内にて行われ、昨年『花束みたいな恋をした』で最優秀主演女優賞に輝き、今年の司会を務める有村架純が、優秀助演女優賞受賞者と司会の2役に照れていた。

 昨年の第45回日本アカデミー賞では、社会現象的大ヒットを記録した『花束みたいな恋をした』で最優秀主演女優賞を初受賞した有村。日本アカデミー賞での初司会に緊張を明かしながらも、登壇した受賞者たちをたたえつつ、撮影裏話や作品への思いを引き出していった。

 有村は『月の満ち欠け』で優秀助演女優賞受賞者としても登壇。目黒蓮が演じる青年が思いを寄せる年上の女性・瑠璃を演じた有村は「あこがれの年上の女性像に見えないといけなかったので、その課題を抱えながら撮影に入りました」と役作りを振り返った。

 撮影エピソードを聞かれると「目黒さんと身長と足の長さが違うんですけど…走るシーンがあって、目黒さんはまっすぐ役と向き合う方なので、気持ちを込めて走られていたんですけど、私がどうしても追いつけなくて。たぶん私より2倍、足が回転していたと思う(笑)」と明かし、そのシーンが後日、再撮影になったと苦笑。

 会場で聞いていた目黒は「その瞬間は瑠璃さんを連れて行くんだという一心だったので全然気づかず…後々それを聞いて、大変申し訳ないなと(笑)」と謝罪し、会場の笑いをさそった。
 
 そんな目黒は同作で新人俳優賞と優秀助演男優賞を受賞。「有村さんは引き出しが多すぎて、自分は引き出しの多い有村さんに新しい引き出しをたくさん見つけていただいた気がして感謝しています」と有村との共演を振り返った。

 優秀助演女優賞のトークでは受賞者と司会の2役を切り替えながら登壇者たちの話を引き出していた有村。すべての発表が終わり、司会の大役を無事務めあげると「皆さん、本当にかっこよかったです」と受賞者たちをたたえ「作品を思うからこそ言葉にできない思いがあるんだなということも感じました。皆さん、涙ぐまれていたりするのはそういうことなんだな、と」と感無量の様子で語り「私も皆さんの背中を見ながら頑張っていきたいです」と晴れやかな笑顔を見せていた。

 最優秀助演男優賞と最優秀助演女優賞は『ある男』の窪田正孝、安藤サクラが授賞。『ある男』は最優秀作品賞をはじめ最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀主演男優賞など最多8冠に輝いた。

写真提供: 東京写真記者協会

西島秀俊が有岡大貴、松村北斗、福本莉子ら新人俳優賞受賞者にエール「皆さんは日本映画の未来」

2023.03.11 Vol.web original

 第46回日本アカデミー賞授賞式が10日、都内にて行われ、昨年、日本アカデミー賞で最優秀男優賞を受賞した西島秀俊がプレゼンターとして新人俳優賞を受賞した若手俳優陣にエールを贈った。

 昨年の第45回日本アカデミー賞では『ドライブ・マイ・カー』で最優秀主演男優賞を初受賞した西島秀俊。受賞した俳優たちに「皆さんは日本映画の未来です。俳優の人生は長いので、どうか自分を大切に、ゆっくり進んでいってください。何かあったら先輩たちがいます。僕も聞きますので、なんでも相談してください」と温かいまなざしを向け、続けて「明日で東日本大震災から12年になります。より一層、人生を深く見つめられる映画を一緒に作っていきましょう」と言葉をかけた。

 昨年は米国アカデミー賞でも注目された大先輩からの温かい言葉に感激しつつ、受賞の喜びを語った受賞者たち。

『シン・ウルトラマン』の有岡大貴は「(受賞の)報告を受けたのが(Hey! Say! JUMPの)グループみんなでお仕事しているときだったんですけど、マネージャーさんに僕だけ別室に呼ばれて報告いただきまして。他のメンバーは何かで怒られているのではと勘違いをさせてしまって。控室に戻ったらみんながやけに優しく接してくれて申し訳なかったです(笑)」と、1月23日の新人俳優賞発表で受賞を知ったときのエピソードを披露。

『サバカン SABAKAN』の番家一路は、大人顔負けのしっかりした感謝のコメントをしていた一方で、実の弟との兄弟役に「弟を叩くシーンはいつも通りできて、すごく気持ちよかったです(笑)」と無邪気に語り会場の笑いをさそった。

『ホリック xxxHOLiC』の松村北斗は「なんで僕なんかがこの賞をと言われないよう、ゆっくり返していきたい。耳の穴から目の穴からこぼれ落ちそうなくらいうれしいです」。『月の満ち欠け』の目黒蓮はメンバーからの祝福を振り返りつつ「これからもSnow Manの目黒蓮として精進していけたら」。

『ハケンアニメ!』の小野花梨は「5歳からこの仕事をさせていただいて経歴長いねと言われるようになったんですが、ある方から、経歴は売れてから数えるものだと言われて、私は一年目っていつ言えるのかなと思っていたところにこの賞を頂けた」と感激の涙。

『月の満ち欠け』の菊池日菜子は「至らないことばかりだけど、そんな今だからこそ出せる表現もあると思って見守っていただけたら」といい、父親を演じた主演・大泉洋のサポートに感謝。

『モエカレはオレンジ色』の生見愛瑠は「こんなにも映画って楽しいことなんだと実感した」、『今夜、世界からこの恋が消えても』の福本莉子は「新人賞は私にとって新たなスタート」とさらなる意欲を語り、韓国をはじめ海外での人気にも感謝した。

松村北斗、西島秀俊から表彰され感激(写真提供:東京写真記者協会)

最優秀主演賞受賞同士がスパーリング? 岸井ゆきのが妻夫木聡との“対戦”明かす

2023.03.11 Vol.web original

 第46回日本アカデミー賞授賞式が10日、都内にて行われ『ケイコ 目を澄ませて』で聴覚障がいと向き合うボクサーを演じた岸井ゆきのが最優秀主演女優賞を受賞。『ある男』で最優秀主演男優賞を受賞した妻夫木聡との意外な接点を明かした。

 優秀主演女優賞受賞のトークで岸井は、役のためにトレーニングを積んだボクシングを今も続けていると言い「やればやるほど得意なパンチがなくなっていくというか。実践を重ねて人と戦うことで強くなりたいという気持ちが沸く」と、すっかりボクシングにはまっている様子。「そんな私にも得意なことを発見しまして。本気のパンチを受ける、力を流すことができると、妻夫木聡さんと戦っているときに発覚しまして…」とジムの練習で妻夫木と“対戦”したと明かし照れ笑い。

 その妻夫木も『ある男』で最優秀主演男優賞を受賞。妻夫木は優秀主演男優賞受賞者のトークでボクシングを始めたと明かし「この会場に(同じトレーナーの)生徒さんがたくさんいるんです。横浜流星くんとか、岸井ゆきのさんとか…」と、過去それぞれにボクサー役を経験した共演者・窪田正孝、安藤サクラらとともにボクシングの話題でひと盛り上がり。

 その後、最優秀主演女優賞を受賞し、壇上に上がった岸井ゆきのは、声を震わせながら「身に余る賞をありがとうございます」と三宅唱監督やスタッフ、主人公のモデルとなったプロボクサー小笠原恵子に感謝。岸井はときおり涙で言葉を詰まらせながら「30年、40年前の映画を初めて見たとき、これを見るために今までがあったんだなと思うことがある。そういうふうに、まだ出会う前の誰かのために生きることができるのかな、と思ったりします」と映画への愛を語っていた。

 最優秀助演男優賞と最優秀助演女優賞は『ある男』の窪田正孝、安藤サクラが授賞。『ある男』は最優秀作品賞をはじめ最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀主演男優賞など最多8冠に輝いた。

メキシコのファンが花江夏樹の登場に「ハナーエサン!」『鬼滅の刃』現地プレミアで観客熱狂

2023.03.09 Vol.web original

 

 世界各国で公開中の映画『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』のメキシコシティプレミアが日本時間5日(現地時間4日)、現地会場にて行われ、声優の花江夏樹らが出席。メキシコのファンを盛大に沸かせた。

 吾峠呼世晴による大ヒット漫画を原作とするアニメーションシリーズ。『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』のクライマックスである第十話、第十一話と4月9日からテレビアニメ放送される、刀鍛冶の里編の第一話が世界初公開となる。

 メキシコシティの会場には、炭治郎や炎柱・煉獄杏寿郎などそれぞれのお気に入りのキャラクターのコスプレやグッズを手にした熱狂的なファンが殺到。ラテンスペイン語版で竈門炭治郎を務めるIvan Bastidasらが次々と登場し会場を盛り上げるなか、最後に主人公・竈門炭治郎役の花江夏樹が炭治郎の着ぐるみとともにレッドカーペットに登場すると、花江の姿に会場の熱狂も最高潮に。

 ハイタッチをしたり、声援に応えたり、ファンサービスを行ったのちステージに上がった花江は「ヒノカミ神楽 炎舞」と炭治郎の技名セリフとともに挨拶。

「幸せですね。メキシコシティにもこんなに鬼殺隊がいるなんて思わなかったので、実際にお会いしてうれしいです」と現地の熱狂を喜んだ花江。「お城とヴァスコンセロス図書館、ソカロ広場と人類博物館などに行きました」と現地で観光を楽しんだことも明かし「タコス、テキーラ、タコス、テキーラ、リコ!リコ!(美味しい)」と答え、会場のファンを盛り上げた。

 SNSに寄せられた現地ファンからの質問に答える花江に、会場から「ハナーエサン!ハナーエサン!」と花江コールが起こる一幕も。

 さらに、ラテンスペイン語版で水柱・冨岡義勇の声を務めるのMarc Winslowが花江にスペイン語をレクチャー。花江もノリノリで「los quiero mucho(愛してます)」と話し、ファンのハートを鷲掴みした。

花江とIvan、日本とメキシコの炭治郎による生アフレコも実現。Ivanのセリフの後に、花江が「体中の痛みは全て忘れろ 喰らいつけ 渾身の一撃じゃ足りない その百倍の力を捻り出せ!!」と遊郭編のクライマックスのシーンでの名セリフを熱演。豪華な生アフレコを目にした会場ファンも拍手喝さい。終始熱狂的なメキシコシティのファンに花江も感激していた。

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は、世界95の国と地域で上映。来週は韓国にて舞台挨拶を行う予定。

賀来賢人、鈴木亮平と「杏さんは似てる。デカいんです」一方、鈴木は「大谷選手に似てると言われます」

2023.03.09 Vol.web original

 

 劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』完成報告会見が9日、横浜にて行われ、主演の鈴木亮平、共演の賀来賢人、中条あやみ、要潤、石田ゆり子と松木彩監督が登壇。ドラマから続く過酷な撮影を乗り越えたチームワークを語った。

 2021年7月期に、TBS日曜劇場枠で放送され大きな反響を呼んだドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の映画版。

 主人公の救命救急医・喜多見幸太を演じる鈴木亮平は「今までにないくらい反響を頂いた」とドラマ放送時を振り返り「もともと医療従事者をはじめ日々頑張っている人をたたえるドラマにしたいと思っていた。劇場版でもそのスピリットがさらに色濃く反映されている」と胸を張った。

 横浜・みなとみらいが舞台となる劇場版ではランドマークタワーや赤レンガ倉庫などでも実際に撮影を実施。真夏に、火気を使用し、災害救助を行うハードな撮影を振り返っていた一同。

 中条あやみは「みんなで大変な現場を乗り越えたことで絆が強くなった」とドラマから続くチームワークを語り「喜多見チーフがみんなの背中を押してくれる、背中でみんなを引っ張ってくれる方。みんながめげそうになっているときも、亮平さんがグループチャットで“いろいろ大変なこともありますが、私たちなら絶対にできます”と熱いメッセージをくださった」と鈴木に感謝。鈴木は「ただ、そのメッセージに(賀来が演じた)音羽尚先生からの返信はありませんでした」と明かし、笑いをさそった。

 劇場版では、新キャストとしてジェシー(SixTONES)や杏も出演。杏とのシーンが多かったという賀来賢人は「杏さんってすごいんですよ、スケール感というか。人間力と知識力と。だから僕、ちょっと亮平くんに似てるなと思ったんです。なんかこう、デカいんですよ」と言ってからあわてて「物理的なデカさとかじゃないですよ」。

 鈴木もニヤリと笑いつつ「杏さんはスタイルいいですよね。スレンダーで」。賀来は「人として規模が大きいんですよね。いままで対峙したことのない俳優さんですごく楽しかった。ずっとおしゃべりしてました」と杏との共演を振り返った。

 杏に似ていると言われうれしそうな鈴木。さらに、チームワークにちなみWBCで奮闘中の侍ジャパンについて聞かれると「(大谷)翔平と亮平の共通点ですか? たまに体を大きくしたとき、大谷選手に似ていると言われます(笑)」と笑いを交えてエールを送っていた。

 劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は4月28日より公開。

「これが『TOKYO MER』だぜ!」過酷な撮影喜ぶ鈴木亮平に賀来賢人「ちょっとおかしい」

2023.03.09 Vol.web original

 

 劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』完成報告会見が9日、横浜にて行われ、主演の鈴木亮平、共演の賀来賢人、中条あやみ、要潤、石田ゆり子と松木彩監督が登壇。さらにスケールアップした劇場版の撮影を振り返った。

 2021年7月期に、TBS日曜劇場枠で放送され大きな反響を呼んだドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の映画版。

 主人公の救命救急医・喜多見幸太を演じる鈴木亮平は、映画製作決定を聞いたとき、喜びのあまり「だまされないぞ!と思いました」と劇場版とスペシャルドラマの実現に感激。

 横浜・みなとみらいが舞台となる劇場版ではランドマークタワーや赤レンガ倉庫などでも実際に撮影を実施。ドラマから続く「TOKYO MER」ならではの過酷な撮影を振り返った一同。

 要潤が「あるシーンで真夏に防護服を着た瞬間に汗が100リットルくらい出て、もう二度と着るか、と。要潤さんって現場で温厚で有名なんですけど、初めてピリついたんです。映画でこれ着ないだろうなと思った」と明かすと、賀来賢人も「『TOKYO MER』は過去イチきつい作品」と断言。撮影で大変だったことは?と聞かれた中条あやみも「逆に大変なことしかなかった(笑)」と苦笑した。

 そんな中ただ一人、鈴木は「僕は大変なのが好きなんですよね。大変であればあるほど楽しい。『MER』ってこうだよね!って(笑)」と涼しい顔。

 被災者役のエキストラを背負って階段を下りるというハードな撮影でも「初めて背中全面がつったんです。ものすごく痛いんだけど、でも被災者を落とすわけにいかないから必死。喜多見もこうだよな、MERこれだぜ、って」と満面の笑みで松木監督に過酷な撮影を感謝。

 ところが賀来と中条から「ちょっとおかしい」と引き気味の目線を向けられ、松木監督からも「亮平さんに言いたいんですけど。こんなもんでいいんですかってたきつけてくるじゃないですか。だから共犯だと思っています」と言われた鈴木は「気をつけます(笑)」と苦笑していた。

 劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は4月28日より公開。

目黒蓮と今田美桜が“理想の夫婦像”語る「いつまでも恋していたい」「尊敬し合える夫婦でいたい」

2023.03.08 Vol.web original

 映画『わたしの幸せな結婚』大ヒット祈願イベントが8日、都内にて行われ、主演・目黒蓮(Snow Man)と共演の今田美桜が登壇。映画のヒットを祈願しつつ、物語にちなみ“理想の夫婦像”について明かした。

 投稿サイト「小説家になろう」で連載され、コミック化もされた人気作品の映画化。架空の世界の大正時代を舞台に、エリート軍人と悲運の女性の運命のラブストーリーが描かれる。

 映画の大ヒットを祈願し御祈祷を受、巨大絵馬に願い事も書いた2人。さらに、2人が先ほど引いたという縁みくじくを見てみると、目黒は「まず小吉です」と苦笑しつつ「小吉ってどれくらいですか?」と質問。中吉の次だと聞くと「ちょっと悔しい(笑)。でも“出会い”は“思いもかけないところに出会いがあります。明るい将来が開けるでしょう”とのことなので。そこはうれしい」と気を持ち直した様子。

 一方、中吉を引いた今田は「“出会い”は“あなたの心を乱す出会いがありそうです。じっくり検討してみましょう”…って何(笑)?」と、穏やかならぬお告げに困惑。目黒が「ヤバいですね…あぶないかも」と案じると今田は「ちゃんと見極めつつ。中吉なのでいい方向にとらえます」を笑顔を見せた。

 続いて、物語にちなみ“理想の夫婦像”について質問。目黒は「ずっといくつになっても恋をしてたいですね。奥さんに。で、奥さんにも恋される自分でいたいな、と。いつまでも2人でときめきあえる関係でいれたら素敵だな、と。奥さんに飽きられないように頑張りたい(笑)」。

 今田は「私は尊敬し合える夫婦がいいなと思います。尊敬し合える中で支えたり支え合ったり。そういう夫婦像が理想です」と言いつつ「目黒さんの夫婦像も素敵だなと思いました」と目を輝かせた。

 これまでさまざまな良縁に恵まれてきたと振り返った2人。今田は「上京のタイミングが被ったお友達と今でも仲良くしています。なんでも話せるお友達です」。目黒は、自身のグループSnow Manの存在を上げ「ほとんどが僕の先輩で、まさか同じグループになると思ってなかった」と先輩メンバーたちから多くを教わったと振り返り「今では友達という感じ。なんでも言い合える仲のいい友達と仕事しているというありがたい関係性でいてくれる」と感謝していた。

 映画『わたしの幸せな結婚』は3月17日より公開。

広瀬すず 誕生日に「ラーメン2杯と明太子ご飯をペロリ」長時間アクションで食欲旺盛に

2023.03.06 Vol.web original

『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』ジャパンプレミアの舞台挨拶が6日、都内にて行われ、広瀬すず、櫻井翔ら豪華キャスト10名と入江悠監督が登壇。長時間のアクションに挑んだという広瀬が驚きの食欲を明かした。

 2021年に放送され記録的な視聴者数をたたき出した大人気ドラマの映画化。天才すぎる助手とポンコツ探偵が繰り広げる、伏線だらけのミステリーエンターテインメント。

 映画の完成に感無量のキャストたち。撮影中の印象的だったことを聞かれ、櫻井翔が「道路封鎖というか、ほぼ駅前を封鎖して撮影した日がありまして。普通はちょっとした合間を狙って撮影するんですけど、朝8~9時から夕方まで、まるまる撮影のために使ったという。いわゆるカーアクションのシーンなんですけど。そのとき差し入れで食べたドーナツの味が忘れられない(笑)」と、映画の大きな見どころとなるカーアクションを振り返った。

 食べ物トークでも盛り上がった一同。「明太子が“くそほど”嫌い」という上田竜也が「明太子が1滴でも入ってたらすぐ分かるぜ、ってドヤ顔で話していたんです。その後お弁当を食べてまた集まったとき、すずちゃんから“やっぱりお弁当に入ってた明太子、食べれなかったですか?”って聞かれて。オレ、完食してたんですよ」と総菜に使われた明太子に気づかなかったことを明かすと、会場も大笑い。

 一方の広瀬は「後半は長時間のアクションシーンも増えて、かなり体力も使いました」と振り返り「アクションの撮影のとき、たまたま私が誕生日だったんです。ケータリングでラーメンを頂きまして。ラーメン2杯と明太子ご飯をペロリと食べられるくらい、アクションでの消費が…。ものすごい大変だったんですけどやりがいしかないシーンでした」。すかさず上田が「明太子」のワードに反応すると、広瀬は「ごめんなさい、そのとき上田さんいなかったので(笑)」と苦笑しつつ、ハードなアクション撮影を振り返っていた。

 この日の登壇者は広瀬すず、櫻井翔、勝地涼、中村蒼、富田望生、上田竜也(KAT-TUN)、奥平大兼、南野陽子、江口洋介、加藤諒、入江悠監督。

『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』は3月31日より公開。

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