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江の島のシラス漁を応援するクラウドファンディング立ち上げ

2017.06.25 Vol.693

民間からも心配の声

 2020年東京オリンピックでは神奈川県の江の島でセーリング競技が開催される。

 江の島は1964年の東京オリンピックでもセーリング競技が開催された、いわば「ヨットの聖地」ともいえる場所。
 今回の東京オリンピック・パラリンピックは2011年の東日本大震災から復興した姿を世界に示すこともひとつのテーマとなっている。その観点から「オールジャパン」という言葉のもと開催地の東京ばかりでなく日本全体でオリンピック・パラリンピックに取り組もうという動きになっている。

 実際、宮城県ではサッカーの予選、福島県では野球・ソフトボールの予選が行われ、東京近隣では埼玉県ではゴルフやバスケット、千葉県ではフェンシングやテコンドー、神奈川県ではセーリング競技などが開催される。

 しかし現在、その開催費用の分担を巡り、さまざまな問題が持ち上がっている。

 当初、仮設施設の整備費は組織委員会が負担することになっていた。それがその後の試算で費用が大きく膨らんだことから組織委がギブアップ。昨年末に都や開催自治体にも負担を要請することとなった。

 これに異議を唱えたのが自治体側。メディアを通じて各知事の意見が飛び交う中、5月9日に千葉、埼玉、神奈川の3県知事が首相官邸を訪問。安倍晋三首相に対し早期解決への協力を直談判した。

 一方、小池百合子東京都知事は当初の予定通り11日に安倍首相と会談し、費用負担問題で都外の競技会場の仮設整備費を都が全額負担すると表明。これで一件落着かと思いきや、今度は大会運営費の分担問題が浮上。

 24日には丸川珠代五輪担当相が仮設施設費以外の大会運営費を都外に競技会場のある7道県4政令市が400億円を負担することで都や大会組織委員会と大筋合意した旨を表明したが、神奈川県の黒岩知事は「大会運営費は東京都か大会組織委員会が持つべきだ」と反論。

 結局31日に開かれた関係自治体等連絡協議会で費用負担の大枠を合意した。ただし、焦点となっていた都外自治体の負担については、会場への輸送や警備などを担うとした「立候補ファイル」などに沿って費用を分担するとの原則を確認したが、具体的な負担金額などについては先送りした。

 大会運営費というのは開催時にかかる警備の経費や周辺事業者への補償といったものが含まれる。

 江の島の場合だと民間のヨットの移動費用や漁業補償を巡る問題が浮上する。

 江の島が「ヨットの聖地」というのは前に書いた。と同時に江の島はシラスの名産地でもある。

 シラスは衝撃や水質の変化に弱く、繁殖が難しい繊細な面があり、適切な環境や水質の保全が必要な食材。

 通常の競技だと五輪の前年に“プレ大会”が開催されることが多いのだが、セーリングの場合は自然を相手にするという競技の性質上、選手が競技会場を経験したいということで早い段階で“プレプレ大会”といった形で大会が開催される。
 江の島では来年の2018年9月にはプレプレ大会、2019年にはプレ大会が開催されるのだが、夏季はシラス漁の最盛期。大会開催中はもちろん漁はできないし、大会に先駆け定置網も撤去せねばならず、その補償額はかなりの額に上ると予想されるが、これについての細かい数字はまだ提示されてはいない。

 31日の連絡協議会で取りあえずの結果は出たが漁業関係者にとっても不安は残るところだろう。

 この状況をなんとか打開できないかという声は民間からも上がっている。そんななか「?シラスを食べて自分も江の島も元気に・美しく!?江の島SHIRASU2020」というプロジェクトが発足。現在クラウドファンディングの「Makuake」で賛同者を募っている。

緑じゃない!? ラグビーファンイベントに小池氏が赤と白の横縞で登場

2017.06.24 Vol.692

 ラグビーの「リポビタンDチャレンジカップ2017日本代表対アイルランド代表」(24日、味の素スタジアム)の開催に合わせ同日、隣接する味の素スタジアム西競技場で「東京ラグビーファンゾーン2017」が開催された。

 これは「ラグビーワールドカップ2019」に向けて日本代表戦をみんなの力で盛り上げようという目的で行われたもの。
 
 会場はブース、芝生、ステージの3つのエリアでさまざまな企画が催され、芝生で行われた「人文字でラグビーボールを作ろう」という企画には炎天下のなか831人が参加。その後はそのまま解放された芝生エリアでラグビーボールを使ってのラグビー体験。大人も子どもも慣れない楕円のボールの扱いに四苦八苦しながらも、芝生でラグビーをするという貴重な時間を過ごしていた。

 ブースエリアでは的に向かってパスを投げる「パスターゲット」などラグビーを体感する企画はもちろん、「ウィルチェアーラグビー」「ボッチャ」「ベガーボール」といった障がい者スポーツを紹介・体験するエリアも用意され、多くの人が実際にプレー。またW杯開催都市もブースを展開し、来る2019年に向けての機運を高めた。

東京都議選直前企画④ 注目候補に聞く もり愛氏

2017.06.24 Vol.692

東京都議会選挙が6月23日、ついに火ぶたを切った。投票を前に注目候補をピックアップするこの企画、今回お送りするのは、3期9年区議を務め今回「都民ファーストの会」から出馬するもり愛氏。

8・31豪州戦は勝つしかない戦い

2017.06.24 Vol.693

 2018年サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア最終予選でB組の日本代表は13日、テヘランでイラクと対戦し1?1で引き分けた。日本は5勝2分け1敗の勝ち点17としB組の首位を守った。

 3月のタイ戦終了時点でサウジアラビアと勝ち点16で並び得失点差でながらついに首位に立った日本。

 しかしこのイラク戦の前の8日に、当面のライバルであるオーストラリアとサウジアラビアの直接対決が行われ、オーストラリアが勝ったことで3チームが勝ち点16で並ぶという緊急事態だった。

 この2チームとの対戦を残す日本にとっては勝ち点3が欲しかったところだったが、痛恨の引き分け。これで自力優勝のためには残る2試合で1勝することが条件となった。

 数字だけをみれば特に困難なことには思えなくもないが、次戦のオーストラリアには日本はW杯予選では勝ったことがない。そして9月5日の最終戦はサウジアラビアとのアウェー戦と難しい戦いが続く。

 1勝もできなかった場合は日本戦以外にタイ戦を残すオーストラリア、UAE戦を残すサウジアラビアに抜かれ3位に転落する可能性もあるというシビアな状況だ。

 今回のイラク戦はアウェーではあったが、イラクの政情不安で中立地のイランで行われた。しかし、気温35度超という気候はイラクの選手にがぜん有利な状況。

 日本は7日の国際親善試合のシリア戦で香川が負傷し戦線離脱したことから、中盤の形を逆三角形から正三角形に戻し、ダブルボランチには遠藤と井手口を並べる布陣に。個々の動きは良かったものの急造布陣の苦しさからか連動性に欠け、後半スタミナ切れを起こす遠因にもなった。

それでも前半8分に5試合ぶりに先発した本田の右コーナーキックを大迫がバックヘッドでシュートを決め早々に先制点をあげる。しかし足が止まった後半27分、自陣ゴール前でGK川島とDF吉田の意思の疎通が乱れ、“お見合い”。こぼれ球をマハディにゴールを決められ同点に追いつかれると、選手たちにもう1点を奪うスタミナは残っていなかった。後半の早い段階でケガにより選手交代があり予定通りの交代カードが切れない不運もあった。 

 次戦、8月31日のオーストラリア戦ですっきりと決めることができるといいのだが…。

ロッテ・井口が今季で引退

2017.06.23 Vol.693

 プロ野球、ロッテの井口資仁内野手(42)が20日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。

 井口は1997年、青学大からドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)に入団。2005年には大リーグ、ホワイトソックスへ移籍し、フィリーズやパドレスでもプレーした。09年にロッテへ入団。現役最年長野手で、日米通算2243安打をマークしている。

 日米通算2000安打を達成した2013年に引退を考え始め、昨オフの契約更改の場で球団に伝えたという。

交流戦はSBが3連覇

2017.06.23 Vol.693

 プロ野球の「セ・パ交流戦」が19日に終了しパ・リーグが56勝51敗1分けで8年連続で勝ち越した。

 最高勝率はパのソフトバンクで3年連続。今年はパの56勝に対し、セが51勝と例年に比べて勝利数の差が縮まったが、巨人が6勝12敗で10位、ヤクルトが5勝12敗1分けで最下位とセ2球団の不振が際立った。

井上が9月に米で防衛戦

2017.06.23 Vol.693

 世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)が9月9日(日本時間10日)に6度目の防衛戦を米国で行うと19日、所属ジムなどが発表した。WBOバンタム級7位のアントニオ・ニエベス(米国)の挑戦を受ける。開催地は未定だが、西海岸が有力。

 初めて米国での試合に臨む24歳の井上尚は東京都内で記者会見し「わくわく感と楽しみがある。スターになるための第一歩」と抱負を述べた。

平野が中国・陳に完敗

2017.06.23 Vol.693

 卓球の荻村杯が6月14?18日の日程で東京体育館で行われた。世界選手権個人戦銅メダルの平野美宇は女子シングルス準々決勝で中国の陳夢に0?4で完敗した。

 アジア選手権では中国選手3人を破り頂点に立った平野だったが、見事にやり返された格好。「中国に追いついたかなと思ったけど、やっぱり強かった…」と話した。

 アジア選手権後、中国は平野のコピー選手を4人作るなどして研究を重ねてきた。平野は下回転のサーブに苦しみ満足な攻撃すらできなかった。「サーブレシーブもミスがないしラリーもついてこられる」。ほぼ無抵抗で苦杯をなめた。

新生K-1初のたいさま大会 アラゾフが第2代王者 野杁がゲーオ破る

2017.06.23 Vol.693

 新生K-1初のさいたまスーパーアリーナ大会となった「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN?第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント?」(6月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)は超満員札止めの8000人の観衆を集め行われた。

 トーナメントではチンギス・アラゾフが優勝し、第2代王者となった。

 アラゾフは1回戦の中島弘貴戦から異次元の強さを発揮。左の多彩な蹴りとヒザ、そしてパンチのコンビネーションで中島に付け入るすきを与えない。最後は左の飛びヒザと左ショートアッパーで2度のダウンを奪いKO勝ち。準決勝は日本の日菜太を判定で破った、Krush王者のジョーダン・ピケオーを右フック1発で1RKOとほぼノーダメージで決勝進出。

 反対のブロックから決勝に上がったのは日本の城戸康裕。城戸は準決勝で昨年敗れたサニー・ダルベックに雪辱を果たすなど、こちらも2連続KOと絶好調の仕上がり。

 1Rからジリジリとした緊張感あふれる攻防が続く中、1R終盤にアラゾフが先制のダウンを奪う。ここまでの2試合で絶対的な強さを見せつけてきたアラゾフとあって、会場にあきらめムードが漂ったが、城戸は2Rに狙い澄ました左ストレート1発でダウンを奪い返しポイントをイーブンに戻したが、アラゾフは3Rに2度ダウンを奪い、判定ながら文句なしの勝利を収めた。

東京都議選直前企画③ 注目候補に聞く けいの信一氏 中山信行氏 うすい浩一氏

2017.06.23 Vol.692

注目の東京都議会選が6月23日、火ぶたを切る。都議選直前企画としてお送りする今回は、長く協力体制を敷いてきた自民党と一線を引き、「都民ファーストの会」と選挙協力体制を取る公明党から注目候補3人をピックアップしてお届けする。

ジョニデ新作イベントでおもしろキャラ全開!

2017.06.21 Vol.692

 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』のジャパンプレミアイベントが20日、都内にて行われ、俳優のジョニー・デップらが登場。レッドカーペットでたっぷりファンサービスを行ったのち、ステージで新作をアピールした。

 冒頭「コンニチハ」と日本語であいさつしたかと思うと「意味は分からないんだけど使ってみました」と付け加え、会場の笑いをとったデップ。ウケたことに気を良くしたのかイベントの間中、何度も「コンニチハ」を連発し、ファンを笑わせた。

 この日は共演のブレントン・スウェイツとカヤ・スコデラリオに加え、日本語吹き替え版キャストの中川大志、栗山千明も登場。中川が「ファンとして見てきた作品に参加できて、さらにキャストの皆さんと同じ場に立てるなんて夢のようです」と感激を語ると、すかさず「そう、これは夢だよ」とちゃちゃを入れたり、よさこいのパフォーマンスが披露されると「この踊りは僕もよく踊ってたんだけど、釘を踏んづけてしまってから踊ってないんだ。今日はブレントンとカヤが踊ってくれるから」と無茶ぶりしたりと終始、茶目っ気たっぷりな言動でファンを楽しませた。

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は7月1日より全国公開。

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