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唐沢寿明のアクションを同年代・吉川晃司が絶賛!

2014.07.01 Vol.620

 今秋公開の映画『イン・ザ・ヒーロー』のキックオフ会見が30日、都内にて行われ、主演の唐沢寿明、脚本の水野敬也、監督の武正晴、そして本作のために主題歌を書き下ろしたアーティストの吉川晃司が登壇した。

 同作は、映画やドラマでヒーローのスーツなどを着てアクションシーンを演じる“スーツアクター”を主人公にした感動のエンターテインメント。主人公を演じた唐沢は、実際にスーツアクターとして活動した経験の持ち主。本作について「台本を読んだときは自分の話かと思いました。昔の自分を思い出せばやれるかと思ったけど、やはり練習を始めた当初はケガもしましたね」と振り返った。本作ではハードなアクションも自ら演じた唐沢。「クライマックスは覆面でほとんど顔が隠れているので、僕がやっていると分かってもらえないかもしれませんが(笑)、それも本作の醍醐味なので」と達成感を見せた。そんな姿に感動したという吉川は「唐沢さんのアクションが本当にすごかった。僕ら同年代なんですよ。僕もステージで暴れるほうなんですが、この年になるとけっこうケガをするので、どれだけ大変かよく分かります」と絶賛した。

 妻・山口智子から「もうやめたら」と言われるほど体作りをして本作に臨んだという唐沢。「CG全盛のいまの時代に肉体1つで勝負したというところで、感動してもらえるのでは」と出来栄えにも自信を見せた。映画は9月6日より全国公開。

井浦新、TOKIO松岡にあだ名付けられた?!

2014.06.30 Vol.620

 7月10スタートのTBSドラマ「同窓生~人は、三度、恋をする~」の出演者による制作発表会と試写会が30日、都内の会場で行われた。発表会には、連続ドラマ初主演となる井浦新のほか、主要キャストである稲森いずみ、松岡昌宏(TOKIO)、板谷由夏が出席した。

 同作品は恋愛漫画の巨匠・柴門ふみの原作で、25年振りに同窓会で再会した中学時代の同級生4人が繰り広げる大人の恋愛ドラマ。40代という人生の折り返し地点に差し掛かりながらも、揺れ動く4人の気持ちを丁寧に描く。

 主演の井浦は自分の役柄について「40歳にして、いまだに純度の高い言葉をはく男です。純粋ではあるが、20歳前後の純粋さとは違う、それなりの経験を重ねた上での純粋さを表現できれば」と分析。また、現場でのエピソードを聞かれた松岡は「スタッフやマネージャー抜きで4人だけで、新宿の居酒屋に行きました。面白いことに、台本と同じ事言うんです(笑)。そこでお互いの呼び方を決めることになって、僕は最初井浦くんのことを“ウラウラ”って呼んでいたんですけど、いつの間にか“アラアラ”になっていた(笑)。今は“シン君”って呼んでいます」と笑いを誘った。

 7月10日(木)夜9時スタート。初回は15分拡大。

来日アンジー、上戸彩を「美しい人がいると思って引きつけられた」とべた褒め

2014.06.25 Vol.620

 映画『マレフィセント』の来日記者会見が24日、都内にて行われ、主人公・マレフィセント役のアンジェリーナ・ジョリーとオーロラ姫役のエル・ファニングが登壇。さらに、日本語吹き替え版でオーロラ姫の声を演じる女優の上戸彩もゲストとして登場した。

 アンジーらとは、ロサンゼルスで行われたプレミア以来の再会となった上戸。「あのとき、直前でアンジーさんたちと一緒のショットは難しいかもと言われ、私もあきらめかけたんですが、私が来ていた着物にアンジーさんが反応してくれて。一緒に写真を撮りましょうと声をかけてくださって、手を引いてくれたことが夢のようにうれしかったです」と、感激のエピソードを明かした。そんな上戸にアンジーは「美しい人がいるなと思って、目が引きつけられたので声をおかけしたら、オーロラの声を務める方だったと分かって、すごくうれしく感じました」と笑顔。エルも「あのとき、オーロラにちなんだ着物だったんですよね。オーロラ姫のイメージにぴったりの方だなと思いました」と再会を喜んだ。

 この日も「オーロラ色のドレスで来た」と、本作への愛着を見せた上戸。「みなさんの想像を、いい意味で裏切るような究極の愛のストーリーになっています。クライマックスでは私もアンジーさんのお芝居に涙しました。究極だからこそ見つかる、真実の愛を感じられるはず」とアピールした。

 映画は7月5日より全国公開。

『思い出のマーニー』試写会に20組40名

2014.06.23 Vol.620

『借りぐらしのアリエッティ』から4年、米林宏昌監督が、イギリス児童文学の古典的名作を映画化! 舞台をイギリスから日本に置き換え、美しく広がる北海道の湿地を舞台に、2人の少女の物語を綴る、この夏注目のスタジオジブリ最新作。

 海辺の村の、誰も住んでいない“湿っ地屋敷”。12歳の杏奈はそこで青い窓に閉じ込められた金髪の少女・マーニーと出会う。「わたしたちのことは秘密よ、永久に」。その出会いを機に、杏奈の身に次々と不思議なことが起こり始める。小さな身体に大きな苦しみを秘める杏奈と謎の少女マーニー、ひと夏出会いの中で2人が分かち合った秘密とは…。

 杏奈の声を務めるのは、ドラマ『ブラックプレジデント』などで注目を集める高月彩良。マーニーの声を人気沸騰中の有村架純。他、松嶋菜々子、寺島進、森山良子ら豪華なベテラン勢に加え、大泉洋をはじめとする演劇ユニット・TEAM NACSの面々が脇を固める。

 7月19日より全国公開。

『ホットロード』完成披露試写会に15組30名 

2014.06.23 Vol.620

 1986年から翌年まで別冊マーガレットで連載され、全4巻で700万部を売り上げた紡木たくの名作コミックを、『ソラニン』『僕等がいた(前篇・後篇)』を手掛けた青春映画の名手・三木孝浩監督、能年玲奈主演で完全映画化!

 母親と2人で暮らす14歳の少女・宮市和希は、自分が望まれて生まれた子どもではないことに心を痛めている。ある日、学校になじめない親友に誘われ夜の湘南へ出かける。そこでNights(ナイツ)という不良チームの少年・春山洋志と出会う。はじめは反発しあう2人だったが、いつしか互いに引かれあっていく。しかし春山がNightsのリーダーとなったことで、敵対するチームとの抗争に巻き込まれ…。

 初めての恋や母親との関係に揺れる繊細な主人公役で、能年が新たな魅力を発揮。春山役に、本作が映画初出演となる三代目J Soul Brothersのボーカル・登坂広臣。

 2人の純愛だけでなく母と娘の愛を見つめた、命の再生の物語を、尾崎豊の名曲『OH MY LITTLE GIRL』が彩る。

 8月16日より全国公開。

『サンシャイン/歌声が響く街』試写会に15組30名 

2014.06.23 Vol.620

 2007年に初演されて以来、イギリスで熱狂的な人気を博しているミュージカルを、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』の個性派俳優、デクスター・フレッチャーが監督。トロント国際映画祭で喝さいを浴びた注目作。スコットランドの国民的バンド・プロクレイマーズの名曲の数々に乗せて、ままならない人生にくじけそうになりながらも懸命に生きる人々の姿を描く。

 曇り空が続く田舎町、スコットランド・リース。結婚25周年を迎えるロブとジーン。息子のデイヴィーと娘・リズの恋人であるアリーも兵役から戻り、お祝いムードに包まれるが、銀婚式のパーティで、ロブに24歳になる隠し子がいることが発覚。子供たちもそれぞれに問題を抱え、バラバラになる一家。そんな彼らを結びつける出来事とは…?

 ジョニー・デップ主演の『妹の恋人』の主題歌にもなったメインテーマ曲『I’m Gonna Be(500Miles)』など、キャッチーな音楽と歌声に、高揚と感動を覚えるはず。

 8月1日よりヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開。

共感・爆笑・号泣の一本!『怪しい彼女』監督:ファン・ドンヒョク

2014.06.22 Vol.620

 いま日本で一大ブームを巻き起こしている『アナと雪の女王』を抜き、韓国で動員No.1を記録したという注目のコメディー映画がいよいよ日本でも公開! 毒舌で頑固な70歳のおばあちゃんが突然20歳に若返り、若き日の夢を実現させていく姿を描くストーリー。ファン監督の前作『トガニ 幼き瞳の告発』は日本でも話題となったシリアスで骨太な社会派作品だったが本作は一変。「とことんコメディーをやってみたかったんです。今回はとても楽しかった(笑)」と監督。老いや家族のすれ違いといったシリアスになりがちな問題を“あるある”ネタで爆笑させる演出が秀逸。「前作は実際の事件を徹底的に取材したんですが、今回は街中などで老人たちをチェックして人物観察を重ねました。どんな服を着ているのか、髪型は、歩き方は、どんな場所に行くか…。老人の行動にかなり詳しくなりました(笑)」。そんな70歳を演じるのが『サニー 永遠の仲間たち』の演技派女優シム・ウンギョン。見た目はキュートな20歳だが、中身は年季の入った70歳。「彼女はもともと実力のある女優ですけど、今回は役作りのために撮影中以外でも老人言葉で話し続けていたとか(笑)」。確かに、違和感なく“中身は70歳”に見えてくるからすごい。その名演技と、世代や家族、男女間のギャップネタに爆笑必至。その一方で、もし自分の老いた親が若返ったら…という視点で見ると、とんでもなく泣かされることになる。「実は本作の根底には、子が親を思う気持ちというテーマが込められているんです。そのせいかアジア圏では韓国と同じように共感してくれたように感じました。親が自分を犠牲にして自分を育ててくれたという思いに、より共感できるのかもしれませんね」。笑って泣いて前を向くことができる、ハートフルコメディーの決定版。

『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2014』

2014.06.22 Vol.619

米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2014』(SSFF & ASIA 2014)が今年も大盛況のうちに閉幕。栄えあるグランプリを受賞したのは、次の米国アカデミー賞ノミネート選考対象作品にもなる、インドネシアの新星監督!

人間と人工知能の恋の行方は…!?『her/世界でひとつの彼女』

2014.06.21 Vol.620

 心の痛手を抱える主人公と、彼のコンピューターのOSとしてインストールされたAI(人工知能)。互いの存在に喜びを見出した彼らは、ありえないはずの恋に落ちる—。『マルコヴィッチの穴』、『アダプテーション』を手掛けたスパイク・ジョーンズが、長編では初めて単独で脚本を書き上げ、第86回アカデミー賞と第71回ゴールデン・グローブ賞において脚本賞W受賞を果たした注目作。

 10年ほど前、人工知能に興味を持った監督が、実際にAIと会話を体験し、もしAIが単なるプログラムではなく完全な意識を持つまでになったとしたら…と本作のアイデアが浮かんだという。この物語のユニークなところは、意識を持つまでに進化したAIというキャラクターを登場させながら、あくまで普遍的な、恋する気持ちを描いたラブストーリーに仕上がっているということ。人間であるセオドアを通して知る世界にときめくAI・サマンサ。そんなサマンサを通して恋する喜びを再び見出していくセオドア。やがて2人は、お互いに触れることもできないという“距離”や、生きるスピードや処理能力の“違い”、そしてそれぞれの“変化”という、普遍的な恋の試練に直面していく…。

 セオドア役はホアキン・フェニックス。サマンサ役を演じたスカーレット・ヨハンソンは第8回ローマ国際映画祭で史上初、声だけの出演で最優秀女優賞を受賞。画面に登場するのは一方だけという、かつてないラブストーリーをリアルかつエモーショナルに表現する2人に魅了される一本。

今週のオススメMOVIE 2014.6.23〜

2014.06.21 Vol.620

『300〈スリーハンドレッド〉〜帝国の進撃〜』
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スパルタの魂を受け継いだギリシア屈指の戦士たちが、神の化身へ生まれ変わったクセルクセス王と残忍な女性指揮官が率いるペルシアの大軍に立ち向かう。

監督:ノーム・ムーロ 出演:サリバン・ステイプルトン他/1時間43分/ワーナー・ブラザース映画配給/丸の内ルーブル他にて公開中 www.300-film.net

©2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC

『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』
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渦原琴子=通称・こっこは両親と祖父母、三つ子のお姉ちゃんの8人家族で暮らす元気な小学3年生。そんなある日、こっこはお母さんのお腹に“新しい命”が宿ったと聞いて…。

監督:行定勲  出演:芦田愛菜他/1時間53分/東宝映像事業部配給/TOHOシネマズ シャンテ他にて公開中 http://entaku-movie.jp/

©2014「円卓」製作委員会

『超高速!参勤交代』
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江戸時代。老中の陰謀により突然、異例の参勤交代を命じられた磐城国の湯長谷藩。時間も金もない彼らが挑む前代未聞の参勤交代とは!?

監督:本木克英 出演:佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志他/1時間59分/松竹配給/丸の内ピカデリー他にて公開中 http://www.cho-sankin.jp/

©2014「超高速!参勤交代」製作委員会

『渇き。』
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容姿端麗な優等生の娘・加奈子が失跡した。父親・藤島は元妻の依頼でその行方を追うが、しだいに今まで知らなかった加奈子像が浮かび上がる。

監督:中島哲也 出演:役所広司、小松菜奈他/1時間58分/ギャガ配給/6月27日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて公開 http://kawaki.gaga.ne.jp/ 

©2014「渇き。」製作委員会

『オールド・ボーイ』
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何者かに拉致されたジョー・デュセットは理由も分からぬまま監禁され続け、20年目に突然解放される。愛娘と再会する前に復讐を決意するが…。

監督:スパイク・リー 出演:ジョシュ・ブローリン他/1時間43分/ブロードメディア・スタジオ配給/6月28日より新宿バルト9他にて公開 http://www.oldboymovie.jp/ R15+

©2013 OB PRODUCTIONS,INC. ALL RIGHTS RESERVED.

『呪怨 — 終わりの始まり—』
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小学校3年生の担任を急きょ務めることになった結衣は不登校を続けている生徒・佐伯俊雄の自宅を訪問する。しかしその日を境に奇妙なことが起こり始め…。

監監督:佐藤佐吉 出演:秋元才加他/1時間40分/ティ・ジョイ配給/6月28日より新宿バルト9他にて公開 http://doreiku-movie.com/ PG12 督:落合正幸 出演:佐々木希、青柳翔他/1時間31分/ショウゲート配給/6月28日より新宿バルト9他にて公開 http://www.juon-movie.jp/

©2014『呪怨 —終わりの始まり—』製作委員会

『トランセンデンス』
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反テクノロジー組織の銃弾に倒れた天才科学者・ウィルは頭脳をスーパーコンピュータにアップロードされコンピューターの中で生きることになるが…。

監督:ウォーリー・フィスター 出演:ジョニー・デップ他/1時間59分/ポニーキャニオン、松竹配給/6月28日より丸の内ピカデリー他にて公開 http://transcendence.jp/

©2014 Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

『奴隷区 僕と23人の奴隷』
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退屈な日常を送っていたエイアは数年ぶりに双子の兄弟・ユウガと再会。SCMという器具で人を奴隷にするゲームに誘われる。

監督:佐藤佐吉 出演:秋元才加他/1時間40分/ティ・ジョイ配給/6月28日より新宿バルト9他にて公開 http://doreiku-movie.com/ PG12

©2013 映画「奴隷区 僕と23人の奴隷」製作委員会

格闘家イケメンファイル Vol.2 AMBITIOUS 美木 航

2014.06.20 Vol.620

「小学校5年生ぐらいかな、プロレスが大好きだったんですよ。もう引退してしまったんですけど、アメリカ人のスタンハンセンというレスラーが特に好きで、夜中に夢中でテレビを見ていました。だから小さいころはプロレスラーになろうと思っていたんですけど、いろんな格闘技を見に行くようになって、今の道に至っております。中学校の時に柔道、高校ではレスリング部でした。プロの格闘家は、柔道やレスリング経験者は多いですよ。もちろんやってない人もいますが、手っ取り早く強くなろうと思ったら、経験者のほうがいいんじゃないかな。でも対戦相手が柔道経験者だから、アマレス経験者だからという苦手意識は特にないです。相手の性格では、やりやすいとかやりにくいっていうことはあります。僕が苦手なのはガツガツ来る奴。怪我しそうでちょっとやりづらいじゃないですか(笑)。僕は全然イケイケじゃなく、むしろ地味ですから。怪我せず、相手にも怪我をさせずがモットーなので。って言ったら格闘技やめろって言われちゃいますね(笑)」

 一見、順調に格闘家として歩んできたように見えるが、デビュー戦はほろ苦い思い出が。

「僕は修斗でプロになったんですけど、修斗の場合は、アマチュア修斗というのがあって、その大会で上位になるとプロになれるんですね。それで23歳でプロに昇格し、デビュー戦に挑んだんですが、一本負けしちゃったんです。関節を決められて。それで、ちょっとこれは甘くないぞと(笑)。でも修斗の2戦目でも負けちゃって、3戦目でやっと勝ったんです。それが24歳の時。実は今週末の6月28日に大阪のBODYMAKERコロシアム第2競技場で行われる「VTJ 5th in OSAKA」という試合に出場するんですけど、その会場こそ、プロ初勝利を収めた第3戦が行われた場所なんです。10年ぶりに同じ会場で試合をするという巡り合わせにも驚きですが、ある意味縁起がいい会場でもある。でもその時も勝ったとはいえ、しょっぱい試合で(笑)。もう、ひたすら勝ちにこだわって、神戸から応援に来てくれた友達が“つまんないな”って(笑)。でもつまらなくても勝てばいい。負けるほうがショックですもん。とりあえず、勝ったから友達もつまらないとか言えるわけで。これ、負けていたら周りも言いにくいですからね。負けた上につまらないって、ほんと、それが一番最悪でしょ(笑)」

 6月28日に行われる試合に向けて静かに闘志を燃やす。

「去年、怪我で13カ月試合を休んでいたんです。そんなに休んだのは初めてで、今年の2月に復帰したんですが、自分のイメージと全然違っていて。自分では結構仕上がっているなって思っていたのに、全然動けなくなっているし、スタミナも切れた。練習はしっかりやっていたつもりだったので、愕然としてしまって…。それからは、一から鍛え直すつもりで、新しい道場に出稽古に行かせてもらったり、面倒をみてもらったりしました。今度こそ完全に仕上がっている手応えはあります。これで負けても、それは相手のほうが強いということだから、仕方がないと思えるぐらいしっかりできている。2月とは全然違う感覚です。僕は年間3回ぐらい試合をしていたので、そんなに休んだことで戦い方が分からなくなっていたところもあった。自分のスタイルを忘れてるぞって。僕の勝ちパターンは、雰囲気を作る。俺が勝っているぞっていう雰囲気(笑)。心理戦に持ち込んで、試合をうまく自分のペースに引き寄せるというか。そういう自分のスタイルを忘れていたような気がします」

 イケメン格闘家として女性の人気も高い美木だが、気になる女性のタイプとプライベートでの楽しみは…。

「好みのタイプ…うーん、静かな人ですかね。喜怒哀楽が激しい人は苦手かも。喋らないという意味じゃなくて、あまりうるさくされると疲れてしまう。女優さんだと石田ゆり子さんとかいいですよね。うるさくない、しっとりとした大人の女性がいいですね。僕、結構細かいんですよ。最近自分の細かさにびっくりする(笑)。特にジムをやり始めてから、きれい好きになった。練習のことで怒ったりはしないんですけど、ジムの掃除だけは口うるさい(笑)。プライベートでの趣味は特にないんですよ。ただ、最近ちょっと凝っているのがコーヒーと読書。コーヒーは家でもちゃんとペーパードリップでいれています。コーヒー豆を買ってきて自分でいれるのがマイブームですね。読書は、好きな革製品のブランドでブックカバーを買ったんです。2万円ぐらいの。僕、基本的に形から入るので、それをつけると本を読みたくなる。ブックカバーをしているだけでちょっとオシャレに見えるし、それに自分で入れたドリップコーヒーを飲んだら間違いないでしょ(笑)。そんな不純な動機でしたけど、それで読書が好きになりました。電車の中とかでスマホをいじっているより、いい感じに見えるじゃないですか。そんな知的な一面も出していきたいなと。ここ、ちゃんと書いてくださいね(笑)」

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