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がんで死去のプロレスラー橋本友彦さん 10日に告別式。故人の遺志で誰でも参列可能に

2025.08.07 Vol.Web Original

 病気療養中だったプロレスラーの橋本友彦さんが8月5日に亡くなった。享年47歳。

 7日に自身が代表を務めるプロレスリングA-TEAMから通夜と告別式の日程が発表された。

 奈良県出身の橋本さんは柔道で鍛錬した後、2000年4月に故・木村浩一郎さん率いるJPWAでプロレスデビュー。2002年にはDDTに入団し、髙木三四郎らをパートナーにKO-Dタッグ王座を3度戴冠。プロレスと並行して、総合格闘技にも挑戦し、2003年12月31日の「INKOKI BOM-BA-YE 2003」ではアリスター・オーフレイムとも戦った。DDT退団後は自身のプロデュース興行「TEAM MAKEHEN」を主宰し、紫雷美央、紫雷イオ(現イヨ・スカイ)を発掘し育成。その後、アパッチプロレスを経て、2017年2月にA-TEAMを旗揚げした。これまで、WEWヘビー級、WEWタッグ王座のほか、2021年にはZERO1のインターコンチネンタルタッグ王座にも君臨した。今年4月でデビュー25周年を迎え、A-TEAMのリングでは尊敬する藤田和之と幾度となく熱闘を展開してきた。
 
 そんな橋本さんが体調の異変を感じたのが昨年2月。病院を受診したところ、肝臓に異常が見つかった。それでも、試合には出場していたが、精密検査の結果、9月9日に肝臓がんステージ2と告知された。11月19日、都内の病院でラジオ波焼灼術による治療を受けた。体調は万全ではなかったが、12月に復帰。その後の定期検査でいったんはがんが消えたこともあった。
 
 今年4月20日の東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)での「A-TEAM旗揚げ8周年記念興行」ではタッグマッチながら、藤田との再戦が実現し、STOでピンフォールを奪った。試合後には藤田とシングルでのリマッチを約束し、固い握手を交わしていた。
 
 そんな折り、5月の定期検査の結果がかんばしくなかったため、同中旬に精密検査を受けたところ、治療が難しい部位にがんが再発していることが判明。主治医から、抗がん剤など西洋医学での治療は困難との宣告を受けた。別の病院を回ったが医師から伝えられた答えは同じだった。
 
 一時は失意のどん底だった橋本さんだが、気持ちを切り替えて、今後は東洋医学、湯治、食事療法などで治療を行っていくことを決断。そこで、橋本さんは治療に専念するべく、プロレス活動の休業を決めた。6月22日の千葉・オリエンタルホテル東京ベイ大会に強行参戦し、「休業前ラストマッチ」を行い区切りをつけた。試合後、橋本さんは「必ずどんな形であれ、もう一回戻ってきます!」とファンに約束したばかりだった。
 
 同団体では、橋本さんの高額な医療費を支援すべく、8月24日、新木場1stRINGで「橋本友彦AID大会」の開催を決めた。全選手がノーギャラで参加し、大会の興行収入から必要経費を差し引いた全額が治療費として、橋本さんに贈られる予定で、趣旨に賛同した多くのプロレスラーたちの参戦が決まっていた。そんななかでの突然の訃報だった。
 
 なお、橋本さんの通夜は8月9日午後6時より、告別式は10日午前11時より、シティホール西葛西(東京都江戸川区西葛西3-4-23)で執り行われる。喪主は妻の橋本美穂さん。故人の遺志及び家族の意向により、誰でも参列できるとのこと。

 また「橋本友彦AID大会」については、後日、発表される。

車いすバスケ天皇杯予選 神奈川ヴァンガーズの変化がもたらしたもの【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2025.08.06 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

荒井優希が“難敵”上福ゆきに豪快勝利で「東京プリンセスカップ」1回戦突破「また瑞希さんのベルトに挑戦できるところまでたどり着きたい」【TJPW】

2025.08.03 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが8月2日、静岡・アクトシティ浜松展示イベントホールで夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」1回戦を開催した。初優勝を目指す荒井優希は“難敵”上福ゆきから豪快勝利を挙げ、1回戦を突破。荒井は9日、東京・品川ザ・グランド・ホールでの準々決勝で上原わかなと対戦する。
 
 両者、足を攻め合った後、エルボーの打ち合いに。荒井はミサイルキックを発射するもカウントは2。激しいビッグブーツの応酬から、上福が卍固めもエスケープ。顔面を蹴り合うと、荒井が強引にフルネルソン・バスター、サソリ固めも決められず。上福は逆フェイマサー、ブレーンバスター、ダイビング・フェイマサー狙いもかわされる。荒井は背後からFinally(カカト落とし)、上福の丸め込みを抜け出すと、カウンターで新人賞、そしてFinallyでトドメを刺した。

GLORY×RISEトーナメントで1RKO勝ちのYURAが「優勝まで突っ走る」、3RKO勝ちの麻火佑太郎は「1番になって全部ひっくり返す」【RISE】

2025.08.03 Vol.Web Original

「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」(8月2日、東京・大田区総合体育館)で「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT」の1回戦4試合が行われ、日本勢は麻火佑太郎(日本/PHOENIX/スーパーライト級2位)とYURA(日本/ダイアタイガージム/スーパーライト級5位)が出場し、ともにKO勝ちを収めた。

 YURAは第5試合でコン・デシャン(中国/象王格闘倶楽部/2019年功夫王中王32人トーナメント王者)と対戦。

 1R、ともにオーソドックスの構え。デシャンが左ハイから一気にワンツー。YURAは左ジャブが切れる。そしてワンツーの右ストレートでダウンを奪う。立ち上がったデシャンだがダメージは明らか。YURAはその後も高速の左ジャブで戦況を制すと、再び右ストレートでダウンを奪う。ここも立ち上がったデシャンだったがふらつき、レフェリーが試合を止めた。

王者チャド・コリンズが1Rにダウンを奪われるも驚異のスタミナで逆転勝ち。敗れた原口健飛は会見で涙【RISE】

2025.08.03 Vol.Web Original

「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」(8月2日、東京・大田区総合体育館)のセミファイナルで行われた「RISE世界スーパーライト級(-65kg)タイトルマッチ」で王者チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce)が原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)を相手に初防衛戦に臨み、逆転の判定勝ちで勝利を収めた。

 2人は2020年4月に「63kg WORLD SERIES」の1回戦で対戦予定だったのだが、コロナの影響で入国規制が厳しくなり、コリンズが入国できず中止となっていた。いわば幻のカードで前日会見では伊藤隆代表が「RISEの65kgの最強決定戦」と位置付けた一戦だった。

 コリンズは2023年12月にペットパノムルン・キャットムーカオを破り、王座を獲得。その後も日本、オーストラリア、ドバイと世界を股にかけ試合を行い、6戦4勝(2KO)2敗。この2敗はいずれもミゲール・トリンダーテに喫したもの。

 原口は昨年7月にオランダでペットパノムルン・キャットムーカオと3度目の対戦を実現させるも、判定負けで3連敗。再起戦となった12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX」では1回戦で、準優勝したトリンダーデにまさかの1RKO負けを喫し2連敗。今年3月の「RISE ELDORADO 2025」でイ・ソンヒョンを破り、連敗から脱出した。

志朗が3つのダウンを奪って玖村将史に判定勝ち。3年越しのリベンジ成し遂げ「K-1対RISEの世界王者対決を」と金子晃大との頂上決戦をアピール【RISE】

2025.08.03 Vol.Web Original

「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」(8月2日、東京・大田区総合体育館)のメインイベントで行われた「RISE世界バンタム級(-55kg)タイトルマッチ」で王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)が玖村将史(999/第6代Krushスーパーバンタム級王者)を挑戦者に迎え2度目の防衛戦に臨んだ。試合は志朗が3度のダウンを奪った上での判定勝ちで勝利を収めた。

 2人は2022年6月に行われた「THE MATCH 2022」で対戦し、玖村がダウンを奪った上での判定勝ちを収めており、志朗は3年越しのリベンジにも成功した。

 1R、ともにオーソドックスの構え。玖村が右カーフ、美いgミドル。志朗もワンツー、ローを返す。玖村は左ミドル。玖村は右カーフ、ヒザ。志朗がワンツーの右ストレートでダウンを奪う。立ち上がった玖村に志朗が追撃も深追いはせず。玖村の左ミドルにパンチを合わせる志朗。オープンスコアのジャッジ3者とも10-8で志朗。

スーパーフライ級初戦でランキング1位の政所仁を破った那須川龍心が王者・花岡竜に宣戦布告「なめているので首を刈りに行く」【RISE】

2025.08.03 Vol.Web Original

 第3代RISEフライ級王者の那須川龍心(TEAM TEPPEN)が8月2日に東京・大田区総合体育館で行われた「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」でスーパーフライ級に階級を上げての初戦に臨んだ。

 那須川は政所仁(魁塾)と対戦し、1Rにダウンを奪った上での判定勝ちを収めた。

 那須川は6月21日の「RISE WORLD SERIES 2025 YOKOHAMA」のメインイベントで行われた「ISKA K-1ルール 世界ストロー級(-51.5kg)王座決定戦」でハマダ・アズマニを破り王座獲得も、試合後のマイクで王座返上とスーパーフライ級への階級アップを宣言。

 政所は2023年11月に行われた「RISE NEW WARRIORS スーパーフライ級(-53kg)トーナメント」で優勝し、昨年6月に「RISEスーパーフライ級(-53kg)タイトルマッチ」で大﨑一貴に挑戦も判定負け。12月には大﨑の王者返上に伴う「第3代RISEスーパーフライ級(-53kg)王座決定戦」で花岡竜にも敗れタイトル戦線から一歩後退。しかし5月には初の名古屋大会で前フライ級王者の数島大陸に勝利を収め再起を果たした。

白鳥大珠が三日月蹴りで戦慄のKO勝ち。有言実行の「恐怖の白鳥劇場」で11月のトーナメント初戦に弾み【RISE】

2025.08.03 Vol.Web Original

 RISEスーパーライト級王者の白鳥大珠(TEAM TEPPEN)が「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」(8月2日、東京・大田区総合体育館)で戦慄の1RKO勝ちを収め「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT」(11月2日)に向けて弾みをつけた。

 白鳥はISKA フリースタイルルール 世界ウェルター級王者のアンディ・ターランド(イングランド/Tornado gym)と対戦した。

 1R、サウスポーの白鳥とオーソドックスの構えのターランド。ターランドがワンツーかたローも白鳥はバックステップ。白鳥の左ローにターランドは右ローを立て続けに返す。じりじりと圧をかけてローのターランドだが、白鳥はそれをかわすと左ロー。白鳥は圧をかけ返し、左三日月蹴り。ターランドがパンチを返すが、白鳥は右ボディー、三日月蹴り、左ハイと畳みかける。なおも圧をかけて、右フック、右ボディー。そして左の三日月蹴りを打ち込むとターランドはしゃがみこんでダウン。なんとか立ち上がったが白鳥は左三日月蹴りの追撃で2度目のダウンを奪い、あっさりとKO勝ちを収めた。

花岡竜が大﨑一貴戦を伊藤代表に直訴。「しつこい。検討する」とこの日もいい返事はもらえずも「しつこいのは好きそう」と手応え!?【RISE】

2025.08.03 Vol.Web Original

 RISEスーパーフライ級王者の花岡竜(橋本道場)が8月2日に東京・大田区総合体育館で行われた「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」でオープンフィンガーグローブ(OFG)マッチで塚本望夢(team Bonds)に2RでKO勝ちを収めた。

 試合後のマイクでは伊藤隆代表にOFGマッチでのRISE世界スーパーフライ級王者・大﨑一貴(OISHI GYM)との対戦をアピールするも、この日も「検討する」とかわされ、いい返事をもらうことはできなかった。

 1R、ともにオーソドックスの構え。塚本が右ストレートを伸ばす。塚本は前蹴り、右ロー。花岡は左ジャブ。塚本の左ジャブに花岡が左ボディーを合わせる。塚本はサウスポーにスイッチ。花岡が圧をかけて、右ロー、ワンツー。花岡は圧をかけて、塚本の左ミドルに右ストレートを合わせる。塚本は右ストレートをヒット。圧をかける花岡に塚本は左フックからパンチを連打し、右ミドル。

サトシの提案で堀江圭功との一戦が急きょタイトル戦に。堀江「酒を飲んでいても強くなれるということを試合で証明したい」【RIZIN.51】

2025.08.01 Vol.Web Original

 RIZINが8月1日、都内で「RIZIN.51」(9月28日、愛知・IGアリーナ)の追加カード発表会見を開催した。

 RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)に堀江圭功(ALLIANCE)が挑戦する「RIZINライト級タイトルマッチ」が会見中に急きょ決定した。このカードは当初はワンマッチとして行われる予定だった。

 ライト級については7月27日の「超RIZIN.4」でパトリッキー・ピットブルを破った野村駿太の挑戦が有力視されていたのだが、試合後のドクターチェックでいくつかのケガが見つかったため参戦が見送られた。

 堀江は6月の札幌大会で約1年4カ月ぶりの復帰戦で西川大和に1RでTKO勝ちを収めている。

 まず最初に堀江が「MMAを始めて約11年くらい経つんですが、今がその中で最高最高に強い自分なので、それをサトシ選手にぶつけて勝ちたい」と挨拶。

王者・志朗の「1Rから狙いに行こうと思っている」に挑戦者・玖村将史「倒しに来てくれたら1Rでも終わらせる自信はある」【RISE】

2025.08.01 Vol.Web Original

 RISEのビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」(8月2日、東京・大田区総合体育館)の前日計量が8月1日、都内で開催された。メインイベントで行われる「RISE世界バンタム級(-55kg)タイトルマッチ」で対戦する王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)と挑戦者の玖村将史(999/第6代Krushスーパーバンタム級王者)はともに54.95kgで規定体重をクリアした。

2人は2022年6月に行われた「THE MATCH 2022」で対戦し、玖村がダウンを奪った上での判定勝ちを収めている。玖村は今年4月30日付でK-1との契約が円満に終了。RISEには今回が初参戦となる。

 計量後に行われた会見で玖村は「初参戦で世界戦をメインイベントでできることに非常にワクワクしています。僕はキックボクシングを盛り上げるためにRISEに来たので、しっかり盛り上げるような試合をして、3年前以上のレベルの高い試合をしたいと思っているし、3年前以上の差を見せて勝とうと思っています」と語った。

 初参戦ということについては「プレッシャーは一切ないです。僕はRISEに来るときには、新たな挑戦と思って来たので、挑戦できることに非常にワクワクしているし、プレッシャーとかよりも、まずは明日、勝つことだけを考えています」と特に意識することはなし。

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