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被災地応援ファンド、さらに充実。東京での説明会3回目

2011.06.24 Vol.514
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説明会の第二部では、事業者の商品を参加者にも試してもらう交流会も行われた

 都内で23日夜、被災地支援のためのマイクロファンド「セキュリテ被災地応援ファンド」の説明会が開催され、80名を越える一般参加者の前で、ファンドを募集する被災地の事業者の面々が事業計画などの説明を行った。都内での説明会はこれが3回目となり、今回新たに3事業者が加わり、現在11社がファンドを募集している。
 説明会の冒頭でマイクロファンドを運営しているミュージックセキュリティー(株)の取締役・猪尾愛隆氏がこのファンドについて説明した。以前も弊紙にて紹介したが、このファンドは(1)中小企業に対し即効性のある資金注入ができる、(2)一般の募金と異なり、お金を提供する側が、どこにどうお金が使われるのか明らかになる、(3)出資者と事業者の関係が長くなるため、今後の復興にも役立つ、などのメリットがある。また、事業者側にしても、直接顔の見える支援者からの出資となるため、「しっかりやらなきゃ、がんばろうと前向きな気持ちになれる」(丸光食品株式会社・熊谷敬子さん)という、精神的な被災者支援にもなるという作用もある。
 この日は東京に来ることのできた7事業者がそれぞれ説明。ニュースや特番でも取り上げられることの多い陸前高田・八木澤商店の社長・河野通洋さんは、津波で倉庫などの建屋、製造機械などがすべてなくなり、2億数千万の被害で債務超過であることを明らかにしたうえで、さらに、「頭がおかしいと思われる方もいると思いますが、中小企業基盤機構が仮設工場を無償貸与すると言っていますが、その仮設工事を陸前高田の地元企業に発注しない限り、それを受けるつもりはない」、また債務超過の企業ではあり得ないことと断りを入れつつ、それでも「来年度は地元から2名の新規採用者をとる。もしかしたら3名になるかもしれない。でも、家族も家も流された高校生たちに、外へ出て働けなんて、そんな残酷なことができますか? 陸前高田を復興させることでしか、この敵討ちはできない。私は、彼らに敵討ちをさせてやりたい」と、投資に付きもののリスクが、さらに高いということを明言。そして「米ビツが空になっても前のめりでやります。それでもいいという方、ご協力を」と堂々と語った。
 また、いち早く目標額に達し、事業再開に向けて着実に動き始めている斉吉商店の専務取締役・斉藤和枝さんは、全国の食品工場と手を取り合って生産に向けて動けたらと話し、「震災で“当たり前”のことができなくなったと以前お話ししたが、それが正しい“当たり前”だったのかと考えています。そして、被災地だからこそ、自分たちが何か大切な役割を負っていると思って、仕事をしていきたい」と、復興がマイナスから現状への復帰ではなく、新しいアプローチで新しいステップアップを目指すべきであるとの考えを示した。さらに追善供養で「熱心な仏教徒じゃないんですが、“無一物中無尽蔵”という考え方を知った。何もない、ということは無限にあると同じことだと。和尚さんから、『何もなくても、堂々と生きなさい』と言われました」と被災してなお、逆に一般参加者に生きる勇気を与えてくれた。
 現在ファンドを募集しているのは、丸光食品株式会社(気仙沼・製麺業)、株式会社八木澤商店(陸前高田・醤油、味噌などの醸造業)、株式会社斉吉商店(気仙沼・水産加工、販売)、株式会社オノデラコーポレーション(気仙沼・コーヒーショップ)、株式会社ヤマウチ(南三陸町・水産加工、販売)、株式会社石渡商店(気仙沼、フカヒレ加工)、津田鮮魚店(石巻・鮮魚卸売業)、有限会社タツミ食品(南三陸町・ワカメなどの生産加工販売)、株式会社及善商店(南三陸町・かまぼこ製造)、星のり屋(七ヶ浜・海苔生産)、合名会社寒梅酒造(大崎市古川・酒造業)の11社。セキュリテ被災地応援ファンドのサイトはhttp://oen.securite.jp/



東京から、南相馬市を支援する――杉並区のイベント目白押し

2011.06.23 Vol.514
地震・津波と原発事故に苦しめられている南相馬市と、災害時相互援助協定を結び区を挙げて支援に取り組んでいる杉並区。今週末は、南相馬市支援のイベントがいくつか開催される。
「すぎなみ舞祭2011プレイベント」は、毎年10月に開催される「すぎなみ舞祭」をチャリティーイベントとして開催することが決定されたことを受け、JR高円寺駅北口で、参加する子どもたちのチームが踊りを披露し、南相馬市への募金を募る。
「アニメの力だ! チャリティーイベント」は声優のライブなどを含むイベントだが、被災地へ送る大きな絵のメッセージを描く「ウサギター・ペインティング・ワークショップ」のほか、参加者が参加し、漫画を描く「ひとコマ漫画激励メッセージ」作成コーナーなども開催する。
 また、南相馬市の障害者支援を考えるトークイベントも開催される。「南相馬障害者支援・杉並プロジェクト」は、障害者をどうサポートするか、いち早く被災地に入り、障害者支援にあたっている東京都発達障害支援協会の柴田洋弥理事長の現地報告を中心に、障害者支援にどう取り組むかを考えていく。会場では、南相馬市ほか被災地の特産品の即売会も開催される。
 こちらで買うだけでも被災地支援になる。

 東京で何かをしたいけど、何をしていいか分からないという人は多いはず。こうしたイベントに足を運んでみること、そして、そこで被災地を支援する人を応援することも、立派な支援になる。悩んでいる人、考えている人はぜひどうぞ。

■すぎなみ舞祭2011プレイベント

 【日時】6月25日(土) 14時30分〜16時
 【場所】JR高円寺駅北口広場
 【料金】無料
■アニメの力だ! チャリティーイベン
 【日時】6月25日(土)〜26日(日)
     11時〜17時
 【場所】杉並アニメーションミュージアム
    (杉並区上荻3-29-5)
 【料金】無料
 ※事前に申し込みが必要なコンテンツも。
  詳細はhttp://www.sam.or.jp
■南相馬市障害者支援・杉並プロジェクト
 第一回イベント
 【日時】6月26日(日)11時〜15時
 【場所】済美養護学校体育館
     (杉並区堀ノ内1-19-25)
 【料金】1000円(募金込み)







ショートフィルムの撮影現場を直撃取材!

2011.06.20 Vol.514

東京発

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(写真上) 多彩な作品で活躍する濱田龍臣くん。今は将棋にハマっているのだとか。 (写真下) 撮影現場は和気あいあい。(左から)田口トモロヲ、常盤監督、南沢奈央。

 世界中から選りすぐりのショートフィルム(短編映画)が集結する「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2011」が開催中。この映画祭で上映されるショートフィルムはいずれも長編映画にひけをとらないハイレベルな作品。そんなショートフィルムの製作現場を訪ねてみた。今回取材したのは、SSFF & ASIA 2011・ミュージックShort部門特別製作作品『皆既日食の午後に』の撮影現場。メガホンを振るうのは、昨年SSFF & ASIA 2010・ミュージックShortクリエイティブ部門で最優秀賞と監督賞をダブル受賞した常盤司郎監督だ。4人の登場人物が、とある“奇跡”によって交錯する様子を描く。出演俳優は濱田龍臣、新井浩文、南沢奈央、田口トモロヲという豪華な面々。

 この日は“骨折した少年”役の濱田龍臣くんの撮影日。上映時間は約15分だが、俳優・スタッフの仕事に、長編・短編の違いはない。濱田くんのシーンだけでも撮影はほぼ1日かかり、終了したのは夜9時近くだった。濱田くんにショートフィルム初出演の感想を訪ねると「楽しかったけど、1日だけで撮影が終わってしまうのが、ちょっとさみしいです」と頼もしいコメント。そんな濱田くんを常盤監督も「本番になると完璧に仕上げてくる。さすがプロの俳優だと思いましたね」と絶賛。「今回、他にも豪華な俳優・制作陣が快く参加してくれていて。上映時間は約15分ですが、贅沢だなと(笑)。この凝縮した感じがショートフィルムの醍醐味でもあると思うんですよね。15分で群像劇ってチャレンジングですけど、仕上がったらすごく面白くなりそうだと思ったんです。Superflyの曲と化学反応を起こしたら、また面白くなるだろうなという予感があります」。本作を含めた「ジャパンミュージックShortプログラム」は東京会場・ラフォーレミュージアム原宿(6月22日19時50分〜)、横浜会場・ブリリア ショートショート シアター(25日10時45分〜)にて上映。『皆既日食の午後に』特設サイトでは各出演者のコメントもチェック!


東京に、厳選フランス映画がやってくる!

2011.06.13 Vol.513
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『アーサー3(仮)』実写とアニメの融合が楽しい、リュック・ベッソン監督“アーサー”シリーズ第3弾配給:角川映画
©2010 EUROPACORP ©TF1 FILMS PRODUCTION ©APIPOULAI PROD- AVALANCHE PRODUCTIONS Images et Effets 3D ©BUF

 毎年、多くの映画ファンが訪れるフランス映画の祭典が今年で19回目を迎える。「フランス映画祭2011」が23日より有楽町朝日ホールと、TOHOシネマズ日劇にて開催。毎年、フランス映画界を代表する大御所が務める映画祭団長に、今年は世界的ヒットメイカー、リュック・ベッソン監督が就任。他にも、オタール・イオセリアーニ監督、ジャン=ポール・ジョー監督、俳優のジュール・ペリシエらが来日決定。23日には、ベッソン監督の記者会見と全ゲストによるオープニングセレモニーが予定されている。

 今年上映されるのは全12プログラム(長篇11本、短篇集6本1プログラム)。ベッソン監督の最新作『アーサー3(仮)』をはじめ、イオセリアーニ監督待望の新作『Chantrapas(原題)』、92年の地球サミットで伝説のスピーチを行った少女、セヴァン・スズキが日本とフランスで傷ついた地球と向き合い続ける人々の姿を追ったドキュメンタリー『セヴァンの地球のなおし方』など、今年も話題作がそろっている。

「フランス映画祭2011」
6月23日(木)〜6月26日(日) ※全4日間
会場:有楽町朝日ホール(メイン会場)、TOHOシネマズ 日劇(レイトショー会場)
【問い合わせ】ハローダイヤル 050-5541-8600(8〜22時) 【URL】http://unifrance.jp/festival/2011/


こだわりの食材で勝負!

2011.06.13 Vol.513
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 中目黒の駅近に気になる店を発見! ずばり「居酒屋 なかめぐろ」というこの店、店内には焼酎や日本酒が豪快に並ぶ。これは期待できそう…とメニューを見ると、つまみからデザートまで、そそられるものがずらり。

 仙台直送の青唐辛子味噌をつけて食べる“いちおしメニュー”の「厚切り牛タン焼き」(1280円)は、サクサクの歯ごたえとジューシーさがスゴイ! 味噌のピリ辛がさっぱり感とコクを引きだす一品。“女性1番人気”の「豆腐明太チーズ焼き」(680円)は、豆腐とチーズに挟まれた明太子が表面は焼き、中は生と2つの食感が楽しめる。テーブル、カウンターとも広々としているので、ゆったり食事ができるのもいい。

居酒屋 なかめぐろ
【住所】目黒区上目黒1-20-12 コミヤビル2F 【電話番号】03-5734-1511 【営業時間】18〜翌2時 【定休日】無休 【URL】http://www.iza-naka.jp


渋谷に新劇場『東急シアターオーブ』がオープン

2011.06.13 Vol.513
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 2012年春に開業予定の高層複合施設「渋谷ヒカリエ」に新劇場がオープンする。東急電鉄による渋谷駅周辺再開発事業「エンタテインメントシティしぶや」の象徴ともいえる同劇場は、「渋谷ヒカリエ」の11〜16階に位置し、総客席数は1972席(1〜3階)。地上約70mの高さから渋谷の街を一望できる開放的なホワイエと、浮遊感をコンセプトに空の濃紺と雲の白でデザインされた客席空間が特徴だ。同劇場では、ミュージカルや音楽劇をラインアップの中心に据え、ターミナル駅直結劇場の利便性を生かし、観劇文化の裾野を広げて行く。

奮闘の杉並区――災害救助と地方自治体

2011.06.06 Vol.512
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南相馬市第二庁舎内にて。真ん中が石橋さん

 南相馬市と30年以上の親交を結び、平成17年には「災害時相互援助協定」も結んでいる杉並区。震災発生後、いち早く援助体制を整え、物的支援などを行ってきた。義援金募金も区をあげて協力し4月には1億円を突破。5月に入ってからは人的支援にも乗り出し、南相馬市役所に職員派遣をスタートした。

 今、南相馬市に常駐している職員は7名。4名は区役所内の各部署から持ち回りで1週間の短期派遣の態勢。短期派遣の職員は、南相馬市内の避難所や社協などの現場で、物資の仕分けのような作業を担当している。残り3名が3カ月長期派遣で、現在は市内の産業の復興計画の手伝いのため、市役所の経済部に入っている。主な仕事は市内の産業復興の実態調査だ。どれくらいの人が戻り、どれくらい操業を開始しているかを把握し、今後の復興体制を整えるために役立てる。

 派遣されている区職員の石橋さんによると「職員派遣では長期で入ることが大切」で「最低でも1カ月は必要」だという。激甚な被害を受けた自治体では職員が3カ月経とうとしている今なお休みなく復興のため働くなど、職員の“疲弊・疲労”が大きな問題となっているが、今回の長期派遣もそれに応える形のものだ。「少しでも現地の自治体の職員の方が休みを取れるようにしたい」と石橋さん。「同じ基礎自治体で、仕事は似通っているものの違うところも多々ある」。例えば杉並区の産業の多くはサービス業で、対する南相馬市は製造業・建設業が多い。「勝手が分からない点もあるし、言葉が分かりにくいこともある」と若干の苦労はある。しかし、「原発事故が収束しないため、一向に先が見えない状態ですが、一刻も早く、みなさんが元の仕事に戻れるようがんばりたい」。

 こうした長期派遣の必要性は今後ますます高まっていくが、実はネックになるのが「災害救助法」(以下救助法)だ。救助法では、都道府県知事を介しての援助依頼、そして支援と定められており、実際の支援運用に時間がかかり過ぎるのが問題だ。もっと基礎自治体同士が水平間でスピーディーに援助を行うため、杉並区・南相馬市とともに災害時相互援助協定を結ぶ群馬県東吾妻町、新潟県小千谷市、北海道名寄市の首長が「自治体支援スクラム会議」を結成し、被災地援助を進めながら、4月8日には管首相宛てに救助法の改正を求める要望書を出した。

 被災地の復興には、長い時間がかかる。被災を免れた東京に暮らす人も、さまざまな物資不足から、地方と東京が実は非常に密接だったことも実感したはずだ。東京23区を始め基礎自治体レベルでの積極的な支援、そして、その自治体を支える読者のみなさんの気持ち、支援が求められている。


ファッション業界に嵐? 「SERENE Dept.」ローンチ

2011.06.06 Vol.512

表参道発

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(写真左)「グッドガール」をキーワードに「ベーシック・クラシック・キュート」をコンセプトにしたスタイルだ。“おばあちゃんが着ていた服を今風にアレンジ”。 (写真中央上)SERENE Dept.は靴にも注力。リーズナブルな価格帯で多数のアイテムを投入予定。 (写真中央下)注目度の高いアイテム、フード付きキルトコートは1万2000円(予定)。
(写真右端)総合プロデューサーの佐々木大輔氏。「ファストファッション、ハイメゾンはある意味完成された市場。それとは違う新しい層を生み出したい」。世代を代表するデザイナーを起用し「ジャパンカルチャーを世界に発信したい」とも語った


 5月24、25日、都内で東京スタイルが手掛ける新しいブランド「SERENE Dept.」の展示会が開催され、多くのマスコミ、アパレル業界の関係者が詰めかけた。本ブランドは東京スタイルが初めてF1層をターゲットにしたブランドとして話題を集めている。

 総合プロデューサーには、札幌コレクションなどを手掛けた佐々木大輔氏を迎えた。ファストファッションとハイメゾンの2極化が進むF1層の中で「パイ(客)を取り合うのではなく、新しいマーケット、新しいカルチャーを創出したい」と佐々木氏。キーワードは「グッドガール」。「家族も仕事も大切にしながら自由を謳歌する女性」のイメージで、「日本のユーザーには世界を感じてもらいながら、海外から見ると“東京ポップ”を感じさせる」スタイルを作り上げている。

 イメージアイコンには、アメリカの名門7女子大学のセブン・シスターズをモチーフにした「セブンスターズ」を使用するなど、視覚的・聴覚的なイメージ戦略にも力を入れており、今後さまざまな展開を行っていく予定だ。今年秋に旗艦店となる路面店をオープンし、今秋5店舗展開を目指していく。


食べて東北を応援!

2011.06.06 Vol.512
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 東日本大震災で被災した東北・北関東の農業を応援するイベントが5月18〜22日に六本木ヒルズで行われた。NPO法人農家のこせがれネットワークが東北の厳選食材を使ったカフェとバーベキューイベントを開催。福島県伊達市の伊達鶏倶楽部の鶏肉や岩手県産のアスパラ、宮城県産の新タマネギなどの春野菜、東北の日本酒などが提供された。また、会場内では、宮城県を中心とした加工食品の販売も行われた。

 イベントでは「おいしく、楽しく東北を応援しよう」と、MasahiroとAJIによるライブも開催、会場を大いに盛り上げた。

 こせがれネットワークでは、今回の震災を受け農家応援プロジェクトを立ち上げ、今後も東北の農業をサポートしてくという。

 バーベキューイベントは、21、22日の2日間開催され、134名の来場者が訪れた。


F1が音楽フェス会場を疾走!「BIG BEACH FESTIVAL ’11」が6月4日開催

2011.06.02 Vol.511
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 伝説の国内野外フェスとして、はやくも定着しはじめたビーチパーティー「BIG BEACH FESTIVAL‘11」が6月4日、幕張海浜公園内 BBF‘11 特設会場で開催される。

 なんと今年は、2010年 F1チャンピオンRed Bull Racingが会場を疾走! F1が音楽フェス会場を疾走するのは、世界初とのことで、盛り上がりそう。しかも、東日本大震災の復興支援のためのチャリティー・ランなのだ。フェスファンだけでなく、モーターファンも注目するイベントとなりそうだ。


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 今年は、豪華11組の出演者たちが「BIG BEACH STAGE」「DIESEL ISLAND STAGE」の2ステージに登場する。FATBOY SLIM&CARL COXがダブルヘッドライナーをはじめ、イギリスのトップDJである“STEVE LAWLER”が2ステージDJセットで出演決定。さらに新進気鋭のテックハウスDJ“SETH TROXLER”が初登場するほか、歌って踊れるラテンバンド“THE CUBAN BROTHERS”は初来日。世界的なターンテーブリスト“DJ YODA”、DIESELが手掛ける音楽プロジェクト「DIESEL:U:MUSIC」イチ押しのハウスデュオ“ROUND TABLE KNIGHTS”のほか、国内から“HIFANA”、“DEXPISTOLS”、“TOMOYUKI TANAKA(FPM)”、“SATOSHI OTSUKI”の出演が決定している。
 会場ではF1以外に、上空を飛行機がアクロバティックに駆け抜けるRed Bullフライトパフォーマンスに加え、1500発の花火と、派手なパフォーマンスも盛りだくさんだ。
 10時開場、11時開演、終演予定は20時30分。詳細はオフィシャルサイト(http://bigbeach-fes.com/)でチェック。 


ショートフィルムで伝えたい“魅惑の日本旅行”

2011.05.30 Vol.511

SSFF & ASIA 2011と観光庁のコラボプロジェクト「旅シヨーット!プロジェクト」が“日本を元気に”!

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2011。日本の魅力を再発見したい今、観光庁(国土交通省)とのコラボで生まれた「旅シヨーット!プロジェクト」に注目した。

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『あついぞ!熊谷』 “ムサシ”が逃げた! 4人家族の熊谷家。長男・太郎が連れ出した飼い犬・ムサシが行方不明に。家族を、ご近所を、そして熊谷中を巻き込んだ、大捜索の行方は?

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『A Sense of Onomichi』 過去と現在のつながりを大切にする町・尾道。その長い歴史と伝統がごく自然に人々の日常生活の一部となり、家族や社会をひとつにしている様子を描く

映像を通じて伝える日本各地の魅力!!

「旅シヨーット!プロジェクト」は、「旅っていいな」「旅がしたくなった」「日本に行きたくなるね」をキーワードに作品を募集する部門。日本にあふれる多彩な観光資源を映像コンテンツとして表現し、世界中の人々に“日本の魅力”を訴えていくことを目的としているプロジェクト。第2回目となる今年は86本が応募し7本が入賞に選ばれた。ロケ地は、関東近県の熊谷や東京から、観光地としても人気の小樽や尾道などさまざま。ジャンルもドラマあり、アドベンチャーあり、ドキュメンタリーあり。見る人の住む場所によって旅情をかきたてられたり、地元の魅力を再発見できるのも、この部門の魅力だ。昨年に続き、今年も多彩な日本の風景を楽しむことができるはず。しかも上映は無料!


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『スマイルバス』 パク・コニョンとリュ・ヒョンギョン共演で、鎌倉・藤沢を舞台に繰り広げられるハートフルなラブストーリー。日韓観光振興プロジェクト特別製作作品

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『スーパースター』 韓流スターにあこがれる日本人女性が、韓国で出会った“事件”とは? 日本の女優・櫻井淳子と、韓国の俳優 キム・ウンスが共演。日韓観光振興プロジェクト特別製作作品

豪華作品製作!「日韓観光振興プロジェクト」

 日本の魅力をお隣・韓国にもっと知ってもらいたい。そして韓国の魅力ももっと知りたい。韓国カルチャー人気がますます高まりを見せる今、ぜひ注目してもらいたい企画がこちら。「旅シヨーット!プロジェクト」では、「日韓観光振興プロジェクト」と称し、映像を通じた日本と韓国の相互交流を図っている。今年はその特別制作作品として、日本人監督によるオールソウルロケの作品『スーパースター』(出演:櫻井淳子、キム・ウンス)と、韓国人監督によるオール鎌倉・藤沢ロケの作品『スマイルバス』(出演:パク・コニョン、リュ・ヒョンギョン、田中要次)を上映。2作品合わせて鑑賞すれば、両国の文化を満喫できるはず。


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『チョンアのソウル・アドベンチャー』 隠れた名所がたくさんあるソウルの街を女優イ・チョンアが紹介!

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『ボン・ヴォヤージュ:ワールドツアー2008』 韓国国内の場所を、世界の有名な旅行地に見立てたコメディー

人気俳優も出演!「韓国トラベル・ショート」

 さらに今年は「韓国トラベル・ショート」も見逃せない。SSFF & ASIAでは、韓国の国民的俳優、アン・ソンギが実行委員長を務めるアシアナ国際短編映画祭(AISFF)とタッグを組み、映像を通じた日韓観光振興を目的とした取り組みを行っている。その一環として行われているのが、プログラムの相互上映というユニークな試みだ。昨年、SSFF & ASIAの「旅シヨーット!プロジェクト」をAISFFで上映。そして今年のSSFF & ASIAで「韓国トラベル・ショート」を上映する。SSFF & ASIA同様、韓国最大級の国際短編映画祭が選りすぐったショートフィルム、これは見逃せない!


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昨年の好評にこたえコラボ2年目!

「旅シヨーット!プロジェクト」は、観光庁(国土交通省)とのコラボレーションにより、2010年から始動したプロジェクト。第2回目となる今年は、コンペ部門入賞作に加え「日韓観光振興プロジェクト」によって特別制作された日韓合作2作品と選りすぐりの韓国ショートフィルムを上映。本部門参加作品は、映画祭の会期中、ラフォーレミュージアム原宿、表参道ヒルズ スペース オー、ブリリア ショートショート シアターで、なんと無料で上映される。

 公式サイトからトレーラーが視聴可能な作品もあるので、こちらもチェックして!


「旅シヨーット!プロジェクト」 SSFF & ASIA 2011 特別イベント

 SSFF & ASIA 2011・旅シヨーット!プロジェクトでは、会期中、映像を通じた観光振興トークイベントを実施する予定。映像で伝える旅行の魅力を、『スマイルバス』『スーパースター』の監督・キャストが語る予定。

開催日:6月23日 17時40分〜19時30分
場所:ラフォーレミュージアム原宿
※応募方法は6/1(水)WEBサイトにて発表

ショートフィルムで世界旅行! ブリリア ショートショート シアター

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 横浜・みなとみらいにある、ショートフィルム専門のブティックシアター、ブリリア ショートショート シアターでは、毎日多彩なショートフィルムを上映中。6月17日までは「カンヌ映画祭特集プログラム」と題して、カンヌ国際映画祭で注目を集めた珠玉のショートフィルムを上映。6月18日からは「SSFF & ASIA 2011」の「旅シヨーット!プロジェクト」をはじめ出品作品を多数上映する。
http://www.Brillia-sst.jp


いよいよ6月16日(木)より開催!【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2011】

http://www.shortshorts.org/2011/

会場:表参道ヒルズ スペース オー(6月16〜19日)、ラフォーレミュージアム原宿(6月22〜26日)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ(6月17〜18日 オールナイト上映)、シネマート新宿(6月17〜24日 3D部門上映)、ブリリア ショートショート シアター(6月18〜26日 横浜開催)※チケット発売中


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