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国内初のGBAC STAR認証、パレスホテル東京に学ぶ感染症対策

2020.11.20 Vol.Web original

 本格的な冬の到来を前に、新型コロナウイルス感染症対策の重要性が一段と高まっている。感染予防と社会経済活動の両立が課題となる中、店舗や施設など事業者の中には、国際的な認証を取得して利用者の安心につなげる取り組みも始まっている。

 今年8月、パレスホテル東京は、感染症予防対策において国際的な衛生基準を満たした施設であることを証明する「ジーバック・スター・ファシリティ・アクレディテーション(以下、GBAC STAR™認証)」を国内の宿泊施設で初めて取得した。

世界的な衛生基準

 GBAC STAR™認証とは、世界的な洗浄業界団体ISSA(アイエスエスエイ)にて洗浄、消毒および感染症予防のプロトコールを実施する施設の運営基準を提唱している部門、Global Biorisk Advisory Council (以下、GBAC)による国際的認証プログラムだ。

 認証はGBACが専門家と共に定める国際的衛生基準ガイドラインを満たしている宿泊施設に進呈されるもので、認証を取得するためには洗浄、消毒、感染症予防に関する項目や従業員の役割・責任などの細かな基準を満たす必要がある。今年7月にはアメリカン航空が2020年度内の取得を目指すと発表するなど、宿泊業界や航空業界をはじめ、大規模スポーツイベントでも、こうした認証取得が注目されている。

被災地でいま深刻な「臭い」問題。大分の温泉街で「悪臭バスターズ」結成

2020.07.31 Vol.Web original

 被災地の情報で伝わりづらいものがある。「臭い」の問題だ。7月に活発な梅雨前線が猛威を振るった九州豪雨の被災地では現在、住宅に流れ込んだ泥水や下水などの悪臭問題に直面している。

被災地の課題「悪臭」

 温泉街として知られる大分県日田市の天ヶ瀬地区では、6日から降り続いた雨で市内を流れる玖珠川が氾濫。川沿いの旅館や民家に濁流が襲い、一時は1階の天井まで浸水するほど水位が上昇した。土砂のかき出しや家財の運び出しなどの復旧作業を進める中、住民たちを悩ませていたのは、汚泥によって室内に立ち込める悪臭だった。川の水や泥が引いた後は、雑菌が繁殖しやすく、そこから臭いやカビが発生する。長引く梅雨で加湿状態が続き、住民の健康や衛生面が心配されていた。

次亜塩素酸水はアルコールや塩素と何が違う?はじめて使う人が知るべきこと【WITHコロナ】

2020.06.03 Vol.Web original

 家庭や職場での消毒方法の選択肢として注目を集める「次亜塩素酸水」。スーパーやドラッグストアで目にする機会も増えたが、一体どのようなものなのか。一般的に消毒液として知られるアルコールや塩素系漂白剤との違い、製品を選ぶ上での注意点について、現在多くの官公庁や自治体で導入されている安定化次亜塩素酸水 OX(オックス)シリーズ 」を取り扱う株式会社OTOGINOの鬼武公洋社長に聞いた。

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