大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)第12回 本当に一番おいしいものって何だろう

 THE MANZAI、認定漫才師に選ばれました。まずは、ほっとしています。これからのサーキットがどうなるかですけれど、どうしても決勝大会には出たい!ゴリララジオスターだけじゃない、漫才もやってるってところ、ちゃんと見せたいですから。


 そんなことを考えつつも、今、僕の頭をいっぱいにしていることが、もう一つあるんです。それは、本当に一番おいしいものは何なのかってこと。


 僕らの周りにはおいしいものがいっぱいありますよね。誰かが手をかけて育てた野菜だとか、天然酵母を使ったパンだとか、挙げたらきりがない。それにシチュエーションが足されちゃうと、他のどんなおいしい料理も負けてしまう。「さっきそこで揚がった魚をさばいたよ」なんて出される一品、北海道で飲むビールは何にも代えられないし、函館で夜景を見た翌朝5時に半分眠った状態で食べるいか刺しは甘さで目が覚めるほどうまい。どんなにおいしいパンだったとしても、焼きたてのちくわパンには負けちゃうと思うんです、きっと。そういうこと。


それで、シチュエーションだとか、新鮮だからとかいうのを取り除いて、平たい場所に並べたときに、一番うまいものとは何かって考えた時、きっとそれは、メシ、白い米がどんどんすすんじゃうものだと結論付けました。


 自分のグルメ道を振り返ってみると、若いころは間違いなく生姜焼き。最近は定番になったけど、マヨネーズを添えて出し始めた時、これはすごかったね。ごはん止まらない。I can’t stopですよ! 30歳を過ぎたころからはチャンジャ。ほんのちょっとの量で、ごはんが2口はいけちゃう。このパワー、すごすぎでしょ。


 42の今はというと、またあれが来てるんですよ、ウスターソース!白い飯をソースでびちゃびちゃにして食べるあれの再来といえるかもしれません。発端は、番組でも紹介したんですけど、今、大人気、手に入れるのも難しいというソースコ(SAUCECO)に九州で出会ってしまったこと。ウスターソースにタバスコに似た激辛の調味料が加わってるようなものなんですけど、これがすごい。どうやって食べるかっていうと、とんかつです。自宅でとんかつを作るときには、とんかつ肉ではなくて、生姜焼き用の肉を使っているので、揚げるとちょうどハムカツぐらいの厚さになります。あのペラっとした感じが、ソースコに合うんですよ。食べる前にとんかつを浸して……ソースコを味方につけるやり方です。これ、一番うまいものでしょう!


  ということで、11日の『キキマス!』では、一番うまいものは何なのか、リスナーと対決したいと思っています。みなさんの“ごはんがすすんじゃう君”メニューを『キキマス!』。



kikimasu.jpg大地洋輔との本格派漫才コンビ・ダイノジで活躍。個人でリポーターや司会、DJ活動なども行う。1972年生まれ。
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