圧勝で優勝の武居「凄い2人に置いて行かれないように頑張る」

この強烈な蹴り上げで将史は失神(撮影・小林郁人)
 K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の武居由樹が「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN〜K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント〜」(6月30日、東京・両国国技館)で行われた「最強決定トーナメント」で圧倒的な強さを見せ、優勝を果たした。
 戦前、玖村修平、将史の玖村兄弟が揃って参戦することから卜部弘嵩と功也以来の兄弟対決をあおる向きもあったが、終わってみれば武居が圧倒的な実力差を見せつけた。

 1回戦ではアレックス・リーバスと対戦。リーバスはK-1初参戦となった昨年11月大会で1階級上のフェザー王者・村越優汰にダウンを奪ったうえで判定勝ちを収めており、「事実上の決勝」と言われた対戦。武居はやや動きが硬く「おやっ?」と思わせたものの、強烈なボディーブローで1RKO勝ち。

 準決勝では玖村兄・修平と対戦。修平は1回戦でのバッティングで「左目が半分見えない状態」(修平)ではあったものの2度のダウンを奪ってKO勝ち。まだまだ武居の牙城を崩すには時間がかかりそうな結果となった。

 決勝では玖村弟の将史と対戦。ここでも1RKOを狙い力みの見られる武居。将史のパンチをもらう場面もあったが、左フックでダウンを奪う。1Rで倒し切ることはできなかったものの2Rに戦りつの場面が訪れる。
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