桂文珍、芸歴50周年独演会会見で吉本いじり連発「会見に5時間半もかからないように」



 また独演会には、笑福亭鶴瓶や春風亭昇太、立川志の輔ら豪華ゲストが日替わりで出演。文珍は「一緒によくやらせていただいたりお世話になっている先輩など、20人のゲストに日替わりで出ていただいて花を添えていただこうと。けっこうこの人たちをおさえるのは大変でした」と振り返り「1年以上前から、会場が決まった時点で皆さんにお願いしに、楽屋まで行ったり、何度も足を運んだりもしました。中には私が行くと言うと、来ないでくれ、出ますから勘弁してくださいと言う(立川)談春のような男もいました」と、豪華な顔ぶれが快諾してくれたと明かした。

「演目を組むのが楽しかった」という文珍。笑福亭鶴瓶の出演日には『らくだ』を選ぶなど、ゲストに合わせたネタも注目どころ。「鶴瓶には負けないぞ、お前の『らくだ』には負けるか、という気持ちでぶつけさせていただこう…というのは半分冗談ですが(笑)」とニヤリ。

 この日は、会見で使用するはずだったセットが台風の影響で間に合わず。「吉本がめずらしく豪勢なセットを作ったんですが」と文珍も苦笑。さらに質疑応答のさいには「5時間半もかからないようにしたいと思ってます」と闇営業問題の長時間会見を引き合いに出し、記者から「その話題を落語に取り入れる予定は」と聞かれると「『スマホでイタコ』にすでに入ってます。“反社”の人に近づくと警報が鳴る、というアプリが入ってるんです」と、自身が所属する吉本興業をネタにしつつ、会場を笑わせていた。

 芸歴50周年記念『桂文珍 国立劇場20日間独演会』は2020年2月28日から3月8日までおよび3月15日から24日まで、東京・国立劇場 大劇場にて開催。チケット一般発売は11月2日より。
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