お薬が苦手な愛犬に薬を飲ませる裏技3選

 家族の一員として毎日の生活に彩りを加えてくれるペットたち。飼い主は、大切な彼らが元気で安全に暮らせるように、つねに気にかけることが必要です。気を付けるポイントを、動物病院の看護師みるまめさんが教えてくれます。


 フィラリアの予防薬やお腹のお薬など、愛犬にお薬を飲ませる機会は案外多いもの。ですが勘が良い子や、食が細い子だとお薬を飲ませるのに毎回手を焼くことも多いのではないでしょうか?動物病院で勤務していると入院やホテルのワンコ達に投薬する機会も多いのですが動物病院のスタッフですら四苦八苦することもしばしば…。そこで今回はお薬が苦手な愛犬に、1度は試してみてほしい投薬方法をご紹介します♪

●錠剤の投薬方法


 錠剤の場合、一番簡単なのは食事、おやつに埋め込む投薬方法です。
食が強い子であればドライフードに混ぜてもいいですが、食が細い子はウェットフードに混ぜ込みましょう。この際レンジで10~20秒ほどフードを温めて頂くと香りがたちお薬に気が付きにくくなりますよ!粘度の高いウェットフードをお団子状にして埋め込んでもOK。1錠を細かく砕いて小さくするのも一つの手です。どうしてもダメな場合にはマズルを片手で持ち、もう片方の手で喉の奥にお薬を入れ投薬を行います。口を堅く閉ざしてしまう子は犬歯の後ろ側からねじこむように投薬を行いましょう。投薬後は素早く口を閉じ飲み込むまでマズルを抑えておきます。鼻に息を吹きかけると本能的に飲み込みますのでお試しください。

●粉薬の投薬方法


 粉薬の場合も食事に混ぜるやり方は錠剤の時と同じで大丈夫です。その方法がダメな場合にはお水に溶かしスポイトなどで直接飲ませる方法か、ごく少量の水を混ぜて練りこみ上顎部分など犬の口内に指で塗り付けて投薬を行う方法があります。スポイトを使う場合には犬歯の後ろの隙間にスポイトの先端を差し込み少しずつ飲ませましょう。どちらの方法も水道水で構いませんが甘みのある砂糖水などだと、より投薬しやすいかもしれません。

●投薬専用アイテムを活用


 上記の方法以外にもペットの投薬専用のアイテムが販売されています。
香りが強く薬を完全に隠して投薬が行えるおやつタイプの補助アイテムや先端にお薬をセットし犬の喉奥にお薬をいれることができるインプッターなどその形状は様々です。動物病院で販売していますので投薬が困難な場合にはかかりつけで相談してみましょう。

 いかがでしたか?筆者の愛犬もお薬は苦手なタイプで手を焼く事が多かったです。中にはお薬ではなくお注射で代用できる薬剤もありますのでどうしても難しい場合には無理せず投薬困難であることを獣医師に伝えてくださいね♪
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