おいでやすこが『ミナリ』の韓国人“暴走夫”に親近感?「M-1準優勝前は自分も…」

 


 映画『ミナリ』のイベントが17日、都内にて行われ、お笑いコンビ・おいでやすこが(おいでやす小田、こがけん)が登壇。映画に登場する韓国人一家の姿に自分たちを重ね合わせつつ、映画のヒットを祈願した。


 アメリカンドリームを夢見て移住した韓国人一家がたくましく生きる姿を描き世界の映画祭を総なめしている話題作。日本時間3月15日に行われた第93回アカデミー賞ノミネート発表では、作品賞を含む6部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞、脚本賞、作曲賞)にノミネートされている。


 アカデミー賞授賞式をイメージしたステージにタキシードの“正装”で登場したおいでやす小田と、こがけん。映画大好き芸人としても知られるこがは、アカデミー賞のノミネート発表もリアルタイムで見ていたと明かし「次々と『ミナリ』と発表されテンションが上がりました」と振り返った。また、映画の一家の姿が、ピン芸人2人が組んで結成された「おいでやすこが」の姿と重なったと話し「息が合っているかというと、実は合ってない。微妙なラインで通じるものがある」と苦笑。一方の小田も「リアルすぎてドキュメンタリーかと錯覚するレベル。アメリカに来た韓国人の家族をのぞき見しているような映画だった」と絶賛。


 さらに、主演男優賞にノミネートされたスティーヴン・ユァンが演じる、アメリカンドリームを追って暴走気味の父親の姿に、こがは「いまはM-1(準優勝)の後で恵まれた環境だけど、1年前とか、自分もああいう環境だったなぁ…って思います」と、共感しきり。自身の結婚についても「ずっと同じ人と付き合っていたのに、結婚したのは5年前。『もっと成功してから』という思いがあったけど、いま思うともっと前でもよかったのにと思うし、身につまされた」と反省気味にコメントしていた。


『ミナリ』は 3月19日より公開。



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