菅野美穂「夫婦のことって2人にしか分からないところがある」夫役・和田聰宏とDVシーン振り返る

 

 夫とのすれ違いや育児に葛藤する役どころだったが、菅野は「夫婦のことって2人だけにしか分からないところがある」と話し「育児って毎日綱渡り、しかもちょいちょい綱から落ちるんです」と役どころに共感していた。

 高畑が弟役の藤原季節について「どうしようもない弟でしたけど藤原さんが演じていたせいか嫌いになれなかった」と明かすと、藤原は役作りで「数日風呂に入らずに行ったので、体臭が心配でした」と告白。

 尾野は、大東が演じた、しだいに豹変する夫について「イヤですけど、全部がイヤな旦那じゃなかったような気もした」と話し、大東と関西弁トークで和気あいあい。

 最後に菅野は「育児のもやもやや孤独感に、自分だけじゃないと思っていただけると思います。今日は、皆さんが劇場に来てくださったことで私も励まされました」と、緊急事態宣言に伴う都内映画館への休業要請などもあり、横浜での実施となったことに、複雑な心境を見せながらも公開を喜んだ。

 映画『明日の食卓』は公開中。