野村宏伸 2万3000人から選ばれた薬師丸ひろ子の相手役オーディションで「松田聖子さんのファンです、と言った」

角川映画45年記念企画・角川映画祭トークイベントが10日、都内にて行われ、1984年公開の青春映画『メイン・テーマ』の主演・野村宏伸が登壇。薬師丸ひろ子の相手役を務めた37年前のデビュー作を振り返った。
現在、開催中の「角川映画祭」では名作角川映画31作品を一挙上映。そのうちの1本『メイン・テーマ』は、森田芳光監督・脚本、片岡義男原作、薬師丸ひろ子主演の青春ロードムービー。野村は「薬師丸ひろ子の相手役募集」オーディションで2万3000人の中から選ばれ主演として映画デビューを果たした。
「僕も37年ぶりにスクリーンでこの作品を見ました」と、観客とともに客席で鑑賞したのち、笑顔で登壇した野村。
ヒロイン・薬師丸ひろ子について「やっぱりひろ子ちゃん、かわいいですね」と照れ笑いしつつ、オーディション時について「最初は“まったく薬師丸ひろ子さんのファンではないです、松田聖子さんのファンです”とか“俳優にも興味なくて、サラリーマンになりたい。賞金が500万だったから応募した”とか、とんちんかんなことを答えていました。しかもそれを森田監督や角川春樹さんの前で答えていましたね」と苦笑。