FULLCAST RAISERZが王道のKRUMPショーケースで3連覇! シーズントップにも躍り出る

©D.LEAGUE21-22

 日本発のプロダンスリーグ「第一生命D.LEAGUE 21-22シーズン」(以下、Dリーグ)のROUND.5が10日、有明の東京ガーデンシアターで行われ、FULLCAST RAISERZ(以下、RAISERZ)がトップとなり、3ラウンド連続で勝利した。2位はKADOKAWA DREAMS(以下、KD)、3位はavex ROYALBRATSだった。

 1年前の1月10日にD.LEAGUEの初年度が開幕。この日は、1周年のアニバーサリーとなった。

 前ラウンドの勝者のRAIZERSのパフォーマンスで幕開けすると、各チームの熱いバトルがスタート。ラウンドを重ねる中でジャッジポイント70ポイントが勝者のひとつの目安となりつつあるが、本ラウンドはそれがなかなか出てこない展開。そのなかでまず頭ひとつ飛び出したのがKDだった。アニメーションを思わせるキャラクターたちが暴れまわる独特な世界観のショーケースでジャッジやオーディエンスを圧倒。ジャッジによるポイントは72.5となり、この日初めて70ポイント超のチームとなった。その後、各チームが追うも届かず、最後に登場したRAISERZがKRUNPダンスのカルチャーまでも届ける力強いパフォーマンスでジャッジから71.5ポイントを集めて2位につけた。

©D.LEAGUE21-22

 ジャッジポイントでは、1位はKD、2位がRAISERZという前ラウンドと同じ状況に。そしてオーディエンスによるポイントでRAISERZが満点の20点を獲得して逆転し、トップに立った。それとともに、シーズンを通じてのトップもRAISERZに入れ替わった。

 イベント終了後の取材でディレクターのTWIGGZ“JUN”は「D.LEAGUEにおいて3回連続(優勝)というのはいまだになかったので、1つ記録を作れたということはうれしい。KADOKAWAには負けているんですが、今ある自分たちの120%は出ているので、後は足りない部分を自分らで。気を引き締めていかないといけない。次(のラウンドの出番)は1番目。1番で高得点を出しているのは今のところSEGA SAMMY LUXぐらいかな。近いところを目指していかないと」と、コメントした。

 この日は新成人のDリーガー10名に、株式会社Dリーグの神田勘太郎COOから花束が贈呈された。ほか、この日参加しなかった3名を加えた13名が新成人となった。神田COOは「成人になることで、責任も伴います。ダンサーとしてみんなに夢を与えて活躍してほしいと思います」とエールを送った。

 D.LEAGUEは、D.LEAGUEオフィシャルアプリのほか、5G LAB、ABEMA、GYAO!、スポーツナビ、ニコニコ、U-NEXT、Dance Channel、LINE LIVE、WOWOW オンデマンド、スカパーオンデマンドで生配信され、無料で視聴できる。ROOUND.5の模様もアーカイブ配信されている。 

 ROUND.6は、2022年1月27日に有明の東京ガーデンシアターで行われる。

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