草彅剛が日本アカデミー賞プレゼンターで登壇「3.11」に思いはせる

©東京写真記者協会

 今年の新人俳優賞は個性的で豪華な顔ぶれ。『ヤクザと家族 The Family』、劇場版『きのう何食べた?』で受賞した磯村勇斗は「この賞を頂き、ようやくスタートラインに立てた。先ほど、渡辺謙さんが“映画は社会を映す鏡”とメッセージでおっしゃっていたように、偏見や差別、戦争が訪れることのない平和な世界を願っています」と力強く語った。

『燃えよ剣』の尾上右近も「これからもたくさん映画に出たいと思っているのでどうぞ私を買ってください」と会場を笑わせつつ「歌舞伎を見に来てください、映画を見に来てください。エンターテインメントの力を心から信じています」。

『騙し絵の牙』の宮沢氷魚は「皆さんに希望を与える作品がこんなにあるんだと改めて感じました」、『キャラクター』で俳優デビューを果たしたSEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseは「私事なんですが今自分のバンドが10周年記念のツアーをしていて、10年前の僕が受賞を知ったらどう思うかと」と感激。『孤狼の血 LEVEL2』の西野七瀬は同シリーズの熱量を振り返り「私も誠意と熱意を持って映画作りをしていきたい」とさらなる意欲。

 アカデミー賞受賞の行方に注目が集まっている『ドライブ・マイ・カー』で同賞を受賞した三浦透子は「私は作品に恵まれていたと改めて実感しています。自分が持っている能力以上を引き出していただいた。もっと大きなことができる人間になりたい」と語り、『ハニーレモンソーダ』の吉川愛は初の受賞に「これからどんどん上を目指して、いろんな方に憧れられる女優さんになりたいです」と目を輝かせていた。