ミュージカル『メリー・ポピンズ』が日本上演100回目「1000回、1万回と続いていくように」

「最高のホリディ」

 ミュージカル『メリー・ポピンズ』の公開舞台稽古が、27日、渋谷区の東急シアタ―オーブで行われた。

 この日、公開されたのは、メリー・ポピンズに連れらて公園にやってきた子どもたちが素敵な体験をする「最高のホリディ」、メリーが子どもたちに難しい仕事もゲームにすると楽しくなると教える「お砂糖ひとさじで」、メリーがバンクス家を出ていく「チム・チム・チェリ―(リプライズ)」の3曲。灰色の公園がパッとカラフルな場面に変わったり、荒れ放題のキッチンもきれいになったり、そしてメリーが空へと飛び立っていくシーンなど、作品のキーとなるシーンを披露した。

 公開稽古に先立ち挨拶に立った、日本プロダクションの演出を手掛けるジャン・ピエール・ヴァン・ダー・スプイ氏は「4年前に『メリー・ポピンズ』を日本で初演し、再びこの作品を日本に持ってくることができたことは大きな喜びです」と語り、また今朝滞在しているアパートメントの前の道の桜が一斉に咲いていたことに触れ、「この『メリー・ポピンズ』もご覧いただいたお客様が、今朝、桜を見た僕が息を飲んだのと同じように感じていただけたらと思います。桜の花が咲き誇るように、我々の作品も命であったり、生き生きとした思い、高揚感や、大切な思いを届けたい」と、話した。

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