永野芽郁 役作りで履きつぶした靴の展示に「においは嗅がないで(笑)」舞台挨拶で泣き笑い

 

 永野とマリコ役の奈緒とは以前から親交があるといい、タナダ監督が「実はオファーしたときは2人が仲がいいということは知らなかった」と明かすと、永野と奈緒は親友役が偶然だったことに「すごい!」とびっくり。

 完成作を一緒に試写室で見たという2人。奈緒が「私はけっこう序盤から泣いてしまって。鼻をすする音で芽郁ちゃんに迷惑かけたかも(笑)」と言うと、永野も「本当に大分序盤から泣かれていて(笑)。不思議なんですが、私も泣きそうなのに、私は泣いちゃいけないと思っていた。それがシイノなのか、私自身の気持ちなのか。(見終わって)横を見たら(奈緒が涙で)すごいビショビショで、メイクも全部落ちていて」と振り返りつつ、結局2人で号泣したといい「周りの人、けっこう引いてたよね(笑)」。

 奈緒も「クランクインの前に会ったとき“私たち、この映画で鼻水も垂らしていいし顔もビショビショにしていい”という話をしていたんですけど、まさか試写であんなに泣くとは…(笑)」と苦笑した。

 笑いを交えて振り返っていた永野だったが、最後の締めの挨拶で「自信を持って絶対に見てほしいと言える作品」と言いかけたところで言葉を詰まらせると、涙ながらに「参加できたことをすごく誇りに思います。それを皆さんも感じてくれることと思います。皆さんが帰るときに肩の荷が下りたような気持ちになれる作品ができたと思います」と語り、会場から大きな拍手を贈られていた。

 映画『マイ・ブロークン・マリコ』は9月30日より公開。