「喫煙所の絶対数が少ないのでは?」という大阪の街を歩いてみた。確かに少ないし分かりにくかった

三休橋交差点の喫煙所は中央分離帯に。信号を渡ってからじゃないとタバコが吸えない

 しかし、その状況下でありながら、南海なんば駅前から市役所のある淀屋橋駅までの御堂筋には喫煙所が3カ所しかない。一つはなんば駅前広場なのだが、同所は現在「なんば駅周辺における空間再編推進事業」による工事中で、工事用の柵で囲まれた、なんとも取ってつけたというか、いまいち落ち着かないところ。2つ目は心斎橋駅から長堀橋駅に向かう三休橋交差点にあるのだが、なかなか見つけられない。それもそのはず、こちらの喫煙所は道路の中央分離帯の中にあるのだ。タバコを吸うためにはまず横断歩道を渡り、喫煙所に行く必要がある。そんな場所まで行くのが億劫と感じてしまう人が喫煙所まで行かずに路上で喫煙してしまうこともあるんじゃないかと感じた。案の定、 近くの喫煙者に「このへんは喫煙所が少ないですね」と話を振ると「本当に少ない。だから大きい道から一本入った小道とかで吸っちゃう人もいる 」との答え。

 ここからさらに堂島川沿いの堂島公園にある3つ目の喫煙所に向かう。ここは閉鎖型喫煙所で換気もしっかりしており、人が少なければ確かに快適にタバコを吸うこともできるのかな?とも思うが、利用者が多い時など正直入ることをためらってしまいそう。ここは9月から設置されたのだが1400万円かかっているとのこと。駅のホームとかならこのような喫煙所も必要とは思うが、このような場所であれば もっと簡易なものにして数を増やしたほうがいいのでは?と思う人も多いのでは?