来日パク・チャヌク監督「BTSのRMさんにお礼を言いたい」K-POPアーティストたちが最新作にドハマり中

撮影・堀田真央人

 映画『別れる決心』ジャパンプレミアが26日、都内にて行われ、来日したパク・チャヌク監督と特別ゲストの磯村勇斗、解説ゲストの古家正亨が登壇。パク監督が韓国の人気アーティストたちの絶賛に感謝した。

 カンヌ国際映画祭コンペティション部門で監督賞を受賞、本年度のアカデミー賞韓国代表作となり期待を寄せられる話題作。『殺人の追憶』のパク・ヘイルと、アン・リー監督作『ラスト、コーション』のタン・ウェイが共演。

 前作『お嬢さん』以来、5年10カ月ぶりの来日となったパク・チャヌク監督は「私がコロナ後初めて作った映画ということもあり、とても意味深い作品になりました」と出来栄えに自信。

 韓流・K-POP MCとして活躍する古家氏が「K-POPのアーティストたちが監督の映画が好きで、とくにBTSのRMさんは“なんで試写会に呼んでくれなかったの”と書いていたり、Instagramで映画のセリフを話す映像を投稿している」と韓国で大反響を呼んでいることを明かすと、パク監督も「RMさんは自分でお金を出して何度も本作を見てくれたようで本当にうれしいです。次回お会いする際にはお礼を言おうと思います(笑)」と照れ笑い。

 古家氏も「それほど社会現象化している。どの世代にも刺さる作品。しかもパク監督作なんだけど、これまでのテイストが極力抑えられているのに官能的」と大絶賛。

 パク監督は「そもそも古典的なスタイルの映画を撮りたかった」と振り返り「それが、これまでに私が作ってきた刺激的な作品よりも好評を博していることが非常に興味深いです」と語っていた。

 この日は俳優・磯村勇斗も特別ゲストとして駆け付け、あこがれのパク監督との対面に感激していた。

 映画『別れる決心』は2023年2月17日より公開。

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