『セフレの品格』城定秀夫監督「こういう世の中なのでタイトルだけでもエッてなる人も」

 

 映画『セフレの品格 初恋』編の披露イベントが22日、都内にて行われ、W主演を務めた行平あい佳と青柳翔らキャストと、城定秀夫監督が登壇。城定監督が印象的なタイトルと作品テーマについて語った。

 女性読者を中心に絶大な人気を誇った湊よりこの同名レディースコミックシリーズを、連載12年を経て映画化した話題作。

 初共演でセフレを演じる行平と青柳にどんな演出をしたかと聞かれた城定監督は「やっぱりやってみないと分からなんじゃないかという話をして。あとはラブシーンなので、こちらの細かい指示をしてと言うより、ちょっと生っぽくやってほしい、みたいなそういう話をしました」。

 同窓会で再会したことをきっかけに、男女の関係となる抄子と一樹。抄子役の行平は「撮影に入る前に相談会をさせていただいて。抄子が一樹に対してどれくらいアグレッシブにしていいのか伺ったところ、監督から“抄子は困っていていいから”と聞いて、1個線路を引いていただいて作りやすくなりました」と笑顔を見せ、一樹役の青柳も行平との初共演に「撮影が進むにつれどんどん話しやすくなっていって。あそこはああすればよかったね、なんてことも多々ありましたね(笑)」。

 そんな刺激的なタイトルとテーマに城定監督は「今こういう世の中なので、タイトルだけでも“エッ”ってなっちゃう人もいそうだし、原作自体も少し前のものなので、今受けるセフレという言葉の響き自体も違ってたりすると思うんですけど、普遍的な関係だろうし、誰に肩入れするでもなくフラットに撮れればな、と。セフレがいいとか悪いとか、そういうことはあまり考えないように撮った感じです」と語っていた。

 この日の登壇者は行平あい佳、青柳翔、片山萌美、新納慎也、石橋侑大、城定秀夫監督。

『セフレの品格(プライド) 初恋』は7月21日より、『セフレの品格(プライド) 決意』は8月4日より2部作連続公開。

 

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