「漫才ワークショップ」で東大生が漫才に挑戦。講師のノンスタ石田「伝えてなんぼ。言うだけでは意味がない」とアドバイス

ネタを見た後にコメントする石田

 石田が一番面白かったと感じたコンビに贈る「石田賞」は佐藤秀俊さん(教養学部教養学科3年)と中尾竜也さん(法学部3年)の「めがねとすねげ」が獲得。「東大に合格できる方法を教えます」という口上で始まった漫才は脳科学者の茂木健一郎氏が提唱する「アハ体験」をネタにしたものだった。

 石田は「めがねとすねげ」について「1個ずつのパンチが強かったという感じ。構造的にはもっと組み立てたら良くなるのになというのはある。箇条書き感があって、ネタの構成という点ではそうでもなかったが、1個ずつのパンチの強さがあった。構成では『初期設定』はすごくよかった。2人のキャラをうまく利用して、みたいなところもあったが。僅差でめがねとすねげになった」などと評した。

 ワークショップ後の取材で石田は「何よりも楽しんでくれているのがいいと思った。うけるとかうけないとか、これほど結果がすぐ分かることって世の中にあんまりないと思うんです。そういうことを体験してもらえたのはすごく良かったと思う。そしてみなさんとても面白かったです」と語った。