倍賞千恵子、木村拓哉のさりげない優しさに感謝「暗がりでパッとスマホの明かりを」

映画『TOKYOタクシー』の完成披露舞台挨拶が20日、都内にて行われ、俳優の倍賞千恵子、木村拓哉らキャストと山田洋次監督が登壇。倍賞が木村とのほのぼのエピソードを明かした。
2022年に日本でも公開され話題を呼んだフランス映画『パリタクシー』を原作に、山田監督が舞台を東京に移し替え人生の喜びを描くヒューマンドラマ。
鑑賞後の観客による万雷の拍手で迎えられた一同。倍賞は「見終わった後、誰かと“ハイタッチ”していただけたら」。木村は「受け取ってくれてうれしいです。何度も“乗車”していただけたら」と言い「見終わった後ということもあり、皆さんが良き理解者に見えます」と客席を見渡した。
今回の役どころについて聞かれた倍賞は「山田監督の『男はつらいよ』で、さくらという役で長いことご一緒させていただいたんですけど。今回、映画の中でマニキュアをしたり豪華なネックレスやハンドバッグを身につけたり。そんな役やったことなかったんです。今日もそのネイルをやってきたんです」と披露。
さらに「撮影中も何度も(ネイルを)手直ししてもらって。暗がりでやってると、木村くんがやってきてパッとスマホで明かりを作ってくださるんです。そのときは本当に助けられました」と、木村の優しさに感謝した。
『ハウルの動く城』以来の共演となる倍賞と木村。舞台挨拶前のセレモニーでは、木村の運転で登場した倍賞。「前回はアフレコで1日ご一緒したけどあまり話せなくて。今回は毎日タクシーのなかでいろいろなことを話せた」と木村との本格共演を喜んでいた。
この日の登壇者は倍賞千恵子、木村拓哉、迫田孝也、優香、中島瑠菜、山田洋次監督。