TOKYO MXが開局記念日の11月1日夜に2本の生特番。人気声優が“声”だけで出演する『見えないテレビ』と大東駿介と松尾諭がW主演の生ドラマ『いいひとりの日』

「見えないテレビ」に出演する斉藤壮馬と石川界人

 今年が開局30周年のTOKYO MXが開局記念日となる11月1日に2本の開局30周年特番を生放送する。

 19時からは人気声優が“声”だけで出演する『見えないテレビ』。これは斉藤壮馬と石川界人の2人がアニメのこと、仕事のこと、趣味のこと…などを自由に生放送で語るトーク番組。他のトーク番組と違うのは“声”だけで展開するという点で画面にはひたすら東京の夜景が流される。

 2023年から特別番組やイベントで3回放送してきたコンテンツで、4回目となる今回の特番には、視聴者アンケートでリクエストの多かった斉藤と石川が登場。番組ではこれまでTOKYO MXで放送したアニメの思い出トークのほか、視聴者からのXへの投稿もリアルタイムで取り上げ、視聴者とともに開局30周年を祝う。

 また今回は配信にも力を入れ「YouTube」「Rチャンネル」でリアルタイム配信を実施するほか、放送翌日から10日間、スマートフォンなどでラジオやポッドキャストが聴ける「radiko」での配信が決定。radiko内でポッドキャスト配信を実施するのは、地上波放送のテレビ局としては初の試みとなる。

『見えないテレビ』が終了した20時からは1時間の生ドラマ『いいひとりの日』を放送。TOKYO MXが地上波で生ドラマを放送するのは今回が初の試みとなる。

 主演は2026年放送の大河ドラマ『豊臣兄弟!』への出演が控える実力派俳優・大東駿介とNetflixドラマ『地面師たち』などの話題作で存在感を放つ名バイプレイヤー・松尾諭。2人がW主演として前代未聞の生ドラマに挑む。
 
 舞台は2025年11月1日夜8時、生情報番組を放送中のTOKYO MX。フロアディレクターの千代田(松尾)は11月1日=「いいひとりの日」にちなみ、一般参加の夫婦がカメラの前で離婚届に判を押す企画「ハンコおしてちょうだい!」を進行していた。ところが、参加者の中に番組プロデューサー内堀(大東)の妻・靖子の姿があり、事態は思わぬ方向へと転がってゆく…!?

 企画・監督は連続テレビ小説『あまちゃん』や大河ドラマ『いだてん』で知られる井上剛。脚本は松尾が初めて手掛け“TOKYO MXに対するイメージ”を元に書き下ろしたという。MXの代名詞ともいえる“予測不能な生放送”を舞台に、最後まで何が起こるか分からない、スリル満点のドラマが展開される。

 共演は宮澤エマ、加藤史帆、原田龍二、皆川猿時、国上将大、森本晋太郎(トンツカタン)、おじゃす。

 内堀の妻を演じる宮澤はかつて『バラいろダンディ』でバーディを務めた経験を持ち、女優として11年ぶりにTOKYO MXに帰ってくる。ドラマ『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる2nd Stage』でW主演を務めるなど、女優として活躍の場を広げる元日向坂46の加藤は受付の霞役。

『5時に夢中!』『バラいろダンディ』のMCを務めた原田は物語の舞台となる生情報番組『原田龍二のイキタイ!』MCとして本人役で出演。皆川は警備員・服部さん役を演じ狂言回しの役目を担う。

 ドラマ『Love Sea ~愛の居場所~』で初演技を披露した国上は『原田龍二のイキタイ!』の初回ゲストであるイケメン俳優・東條隼役、トンツカタン森本とタレントでTikTokクリエイターのおじゃすはコメンテーター役で出演。

 森本は日曜に放送していた『日曜はカラフル!!!』にも出演しており、TOKYO MXにゆかりのあるキャストが勢揃いしている。

 また、おじゃすは生放送と同時に自身のTikTokアカウントで生ライブ配信も行うとのことで、普段は見られないスタジオからの目線も楽しむことができそうだ。