石井一成が「勝っても負けても引退」と決めて上がったリングで悲願のK-1王座獲得。「もう一回、一番を目指して頑張ってみたい」と現役続行【K-1】

　石井は試合後のリング上でのインタビューで「2年ぶりのタイトル戦で。トーナメントの決勝でも負けて終わったので、ここで獲らないと格闘技人生は終われないと思って頑張りました。僕が20年前、魔裟斗さんにあこがれて、家族でキックボクシングを始めて。絶対にベルトを巻くと決めていたので、やっと獲れてうれしいです」と涙を浮かべた。

　そして「パンチがあるのは分かっていたんですが、2Rにパンチを目にもらって、目がずっと見えなくて。“やばい”と思ったところ、左フックはずっと練習してきたので、それを一発出したら逆転できた。本当に練習しておいてよかったなと思います」とダウンの応酬となった試合を振り返った。

　また「絶対に打ち合って、誰が見てもK-1王者と認めさせる倒し方をしたいと思っていた。それは黒川選手のお陰でこの試合が成り立ったので、黒川選手ありがとうございます」と黒川に感謝の言葉を述べた。