武尊引退の遠因に首のヘルニア。妻の川口葵の言葉に「“この人と結婚して良かったな”と思った」と涙

会見の最後にサプライズで2ショットを披露

 ONEフライ級キックボクシング暫定世界王者の武尊(Team Vasileus)が5月1日、都内で引退会見を開催した。

 武尊は「ONE SAMURAI 1 」(4月29日、東京・有明アリーナ)で行われたフライ級キックボクシング暫定世界王者決定戦でロッタン・ジットムアンノン(タイ/Jitmuangnon Gym)と対戦し、計4度のダウンを奪って5R2分22秒でTKO勝ちを収め、王座を獲得。この試合を最後に引退した。

 武尊は昨年3月にロッタンに1RでKO負けを喫し、どん底に。7月にはタレント、女優の川口葵との結婚を発表。11月の「ONE173」ではデニス・ピューリック、そして今回のロッタンと川口と結婚後は2戦2勝(2KO)と有終の美を飾った。

 武尊は現役生活の最後を支えた妻には「本人にも直接言ったんですけど、本当に現役中は付き合っていた時からカップルらしいことも何もしてあげられなかったし、デートなんてほとんど行ったこともなかったし、結婚しても新婚旅行も何もしていないし、新婚らしいことも何もしてあげられてなかった。それこそ僕の試合前になったら2~3カ月前から自分の仕事をセーブして、僕が減量中に昼間から買い物に行って料理をしてっていうのを毎日やってくれた。彼女も今、一番仕事もやりたい時期だと思うし、それこそ子供ができたら仕事ができなくなる時期もできちゃうと思うので、今は仕事をやりたい時期だと思うんですけど、そんな時にその時間を僕に捧げてくれて、支えてくれてた。引退まで最高のパフォーマンスを作るために最後まで支えてくれたので“これからは何でもわがままを言ってね。これからちゃんと幸せにするよ”って言いました」と試合後の妻との会話を明かした。

 会見中には昨年のロッタン戦後に発症した首のヘルニアが引退の一つの理由となったことを明かしたのだが、その時に川口から「もうやめてほしい」と言われなかったかと問われると「本当に強い人なので、そういうことは絶対に言わないんですけど、絶対心配だったとは思います。“子供と遊んであげられるぐらいの体をちゃんと残してあげてほしい”ということは言われました」という。そして「僕に何を言っても言うことを聞かないというのは奥さんは分かってるんで、本当にその時くらいですかね。あまり良くない表現かもしれないですけど“もし試合で当たりどころが悪くて全身麻痺になっちゃったり、体が動かなくなっちゃったりして、僕が引退した後、お金を稼げなくなっても“同じようなレベルの生活はできないと思うけど、私が働いて稼ぐから最後まで悔いなくやり切って”って言ってくれて。それがすごいうれしかったし“この人と結婚して良かったな”と思いました」と目頭を押さえた。