武尊が引退試合を振り返る「ロッタン選手が出られなければスーパーレック選手とやろうという話もあった」
ONEフライ級キックボクシング暫定世界王者の武尊(Team Vasileus)が5月1日、都内で引退会見を開催した。
武尊は引退試合となった「ONE SAMURAI 1 」(4月29日、東京・有明アリーナ)で行われたフライ級キックボクシング暫定世界王者決定戦でロッタン・ジットムアンノン(タイ/Jitmuangnon Gym)と対戦し、計4度のダウンを奪って5R2分22秒でTKO勝ちを収め、王座を獲得した。
会見の冒頭、武尊は「アドレナリンが収まらず全く寝ていない。全部が理想通りというか“こうなればいいな”と思ってやってきたことがほぼ全部その通りになって、こんなにできすぎて“夢なんじゃないか”っていうか、うとうとして起きたら“まだ試合前なんじゃないか?”っていう感じ。まだ夢の中にいるような感覚なんで、実感がそこまで湧いてはないんですけど。今はそんな感じです」と試合から2日経っての現在の心境を明かした。
試合については「本当に1Rから必死すぎて。前回は1Rですぐに倒されて、過去に無いぐらい効かされて。その恐怖心もすごいあったし、本当に何回も失神させられる夢とか、ケガをする夢を見て、過去一の緊張感というか恐怖を感じてたんですけど、そのおかげですごい集中力があった。みんなに“過去最高のパフォーマンスだった”と言ってもらったんですけど、それは前回の試合があったからだと思うし、それがあったからこそ、その恐怖を克服するために毎日練習を頑張ったし、だからこそ当日の集中力になったのかなと思う。なので、1Rから最後までずっと必死で、倒した瞬間も必死すぎてすぐに受け入れられないというか。“よっしゃー”と思うんですけど“え、これ終わった? 勝ったってこと? チャンピオンってこと?”みたいな、自問自答じゃないですけどプチパニックみたいになってました」「一番恐怖心を持って試合に臨めた。体のコンディションだったりは、もっと良かった時もあったと思うし、練習量ももっとできてた時はあったと思うんですけど、本当に過去最強で最高の自分を最後の試合に出せたのかなと思います」などと振り返った。

