多様化する性被害、子どもを性暴力から守るには? 東京都で小池都知事、古坂大魔王ら意見交換
「子どもの被害を防ぐためのセーフティーネットをどう作っていくかが非常に大事」と一木広治氏
さらに「加害者が目的を隠して子どもを手なずけ、性被害に至らせる性的グルーミングと呼ばれる手口も見られる。セクスティングには子どもの孤独感や自尊心の低さが影響し、子どもが孤独感や空虚感を抱えていればいるほど相手像が輝きを増す可能性がある。また、性被害少年、性加害少年ともに発達的な特性が認められるケースや、メディアやネットの情報の影響もある」と櫻井教授。今後の対策として「ネットリテラシーとともに性的同意とは何か考えさせることが必要。性加害少年家庭が相談しやすくなる仕掛け作りも大切だ」などと提案した。
プレゼンテーションを受けて一木氏は「生成AIは大人でも見分けるのが難しく、子どもの被害を防ぐためのセーフティーネットをどう作っていくかが非常に大事。世界的な問題として海外ではSNS対策が進んでいるので、東京都が先駆けて取り組んでいただけるといいのではないか」、田中氏は「令和5年度の全国の被措置児童等虐待は541件、そのうち性的虐待は16件で9・4%。啓発が進めば進むほど児童養護施設の子どもたちの被害が開示されると思うので、被害が起こった後の適切な子どもたちの守り方というのも有識者を含めて考えていく必要がある」。

