ビジュアルと最小限の言葉でなぜか夢中になる問題集『解きたくなる数学』

佐藤雅彦、大島遼、廣瀬隼也・著『解きたくなる数学』(岩波書店)

 Eテレ「ピタゴラスイッチ」の監修を務める佐藤雅彦率いる慶應義塾大学「佐藤雅彦研究室」。彼らがひと目で心を奪われる数学問題集を作った。

 冒頭で大量のナットがのった計りが2つ並び、一方から1つのナットがつまみ出される。その違いは3gだが、最初に計りにのっていたナットの数は?

 次のページには写真と必要最小限の言葉で「考え方」が説明され、答えに結びつく。

 出てくるものはチョコレート、ロープ、電車の窓、チーズ、紙コップ、小銭、ケーキなど身近なもの。数学が苦手な人でも、数学的なものの考え方、論理的な思考が学べる画期的な書籍である。本当は数学に挫折する前に、こんな本が読みたかった。

 日常の中に潜む不思議な構造や考え方、隠れた法則を取り上げた「ピタゴラ」のような、大人も子どもも夢中になる面白さ。「数学」と聞いただけで顔をしかめる文系の人にもぜひ解いてほしい問題集。

『解きたくなる数学』
【著者】佐藤雅彦、大島遼、廣瀬隼也【発行】岩波書店【定価】1980円(税込)
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