三浦宏規「指揮棒を振り気づくと朝」上野樹里「千秋じゃん!」『のだめ』新公演で超一流オケを指揮

 

「ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート!」(9月、台湾・東京公演)の製作発表記者会見が28日、都内にて行われ、俳優の上野樹里、三浦宏規らキャスト陣が舞台衣装で登壇。公演では、三浦がベートーヴェンに加え、新たにブラームスの名曲でも指揮することを明かし意気込みを語った。

 二ノ宮知子の大人気漫画を舞台化した人気ミュージカル『のだめカンタービレ』のシンフォニックコンサート版。2025年9月に台湾、東京で上演。

 のだめ役・上野樹里をはじめ、ミルヒーことシュトレーゼマン役・竹中直人、千秋役の三浦宏規という実写化からのレジェンドキャストも今回の企画に大喜び。上野が「さらに今回は“千秋先輩”の指揮もあって…。昨日、初めて通し稽古があったんですけど、いつの間にあんなに練習してたの、と。すっごい、本物の指揮で」とたたえつつ「映像と違ってノーカットだし。ブラームスもあるし“ベト七(ベートーヴェン「交響曲第7番」)”もあるし」と三浦のハードな挑戦に感嘆すると、三浦は「プレッシャーが…(笑)」。

 台湾公演では現地のプロオーケストラ、東京公演では名門・東京フィルハーモニー交響楽団の指揮をする三浦は「初めからベートーヴェンで指揮をすることにはなっていたんですけど、ブラームスもすることになっちゃって…」と明かして苦笑。

 ピアノ教師の母からは「ふざけるんじゃないわよ、と。どれくらいすごいことか分かっているのとずっと言われて…。とにかく真摯に向き合おうと頑張っている最中です」。

 指揮者・茂木大輔氏の指導のもと猛特訓中。会見後の囲み取材でも「今まで生きてきた中で一番、練習してるんじゃないかと。YouTubeの履歴が音大生みたいになっちゃっています。総譜も持ち歩いていて」と三浦。

「指揮を振り出すと気づいたら朝になってるんですよ」と言うと、上野も「千秋じゃん!」と“千秋先輩”そのものの三浦に脱帽。

 三浦は「自分が指揮棒を振るのと、茂木さんが振るのとでオケの音が全然違うんです。すごい人たちが振っているのと一緒に振るとめちゃくちゃ気持ちいい。僕もそういう音を出せるようになりたいと毎日練習しています」と語りつつ「指揮台に上がると震えますね、緊張しちゃって。でもやり切れたら気持ちいいだろうなと思っています」と意欲を新たにしていた。

 この日の登壇者は上野樹里、三浦宏規、松島勇之介、有澤樟太郎、高橋健介、華優希、清水美依紗、大久保祥太郎、竹内將人、なだぎ武、竹中直人、石井琢磨(ゲストピアニスト)。

「ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート!」は9月6~7日に台湾公演、9月13~15日に東京公演。

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