蒼井優、木村拓哉に『TOKYOタクシー』シリーズ化を提案「あと46道府県」
映画『TOKYOタクシー』の初日舞台挨拶が11月21日、都内にて行われ、俳優の倍賞千恵子、木村拓哉、蒼井優らキャストと山田洋次監督が登壇。蒼井の「全国版」でのシリーズ化案に木村が意欲を示した。
2022年に日本でも公開され話題を呼んだフランス映画『パリタクシー』を原作に、山田監督が舞台を東京に移し替え人生の喜びを描くヒューマンドラマ。
この日は、映画にちなみ「忘れられない出会い」を一同に質問。倍賞が『下町の太陽』(1963年)で初めて山田監督作に出演した当時を振り返ると、山田監督も「当時の若い監督たちは誰もが映画を撮るならあの人を主役にと思っていた。倍賞さんはそのときからあこがれの人」。
木村は「作品を見終わった皆さんの、僕らを迎えてくださる温かい表情が忘れられないですし、こういう思いをしたくて、自分はまた違う作品の現場に赴けたらいいなと思います」。
蒼井は山田監督の『学校』のオーディションで「落ちちゃったんですけど(笑)」と明かし「ある時期、自分はこういう世界の仕事に向いてないかもしれないと、1回立ち止まろうと仕事を休んでいたときがあったんですが、そのときに山田監督の『おとうと』という作品に呼んでいただいて」と感謝。
さらに蒼井は「『TOKYOタクシー』の次は『OSAKAタクシー』『NIIGATAタクシー』と…残り46道府県ありますし。木村さんに、いろんな県のタクシー運転手さんを」と全国版でのシリーズ化を希望。木村も「なら、やろう!」と快諾し、観客も大いに盛り上がっていた。
この日の登壇者は倍賞千恵子、木村拓哉、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴、山田洋次監督。



